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がん患者の治療抵抗性の苦痛と鎮静に関する 基本的な考え方の手引き 2018年版

[苦痛緩和のための鎮静に関するガイドライン 2010年版 :改訂・改題]

新刊

著者/編者
特定非営利活動法人 日本緩和医療学会・ガイドライン統括委員会
ISBN
978-4-307-10193-6
出版社
金原出版
発行日
2018年9月
価格
2,376円 (税込・送料別)
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緩和医療の進歩にもかかわらず、一部のがん患者には治療抵抗性の耐えがたい苦痛がみられ、その対応の一つとして鎮静が行われる。
旧版『苦痛緩和のための鎮静に関するガイドライン2010年版』を8年ぶりに改訂した本書は、鎮静だけでなく治療抵抗性の苦痛に関する総合的な対応や考え方を提示する手引きとして作成された。
鎮静の新たな分類・定義・実践法のほか、治療抵抗性の苦痛として頻度の高い痛み・せん妄・呼吸困難への対応、倫理的検討などを幅広く解説した一冊。

【目次】
I章 はじめに
 1 目的
 2 適応の注意
  1.対象
  2.効果の指標
  3.使用者
  4.個別性の尊重
  5.定期的な再検討の必要性
  6.責任
  7.利益相反

II章 定義
 1 用語の概念と定義
  1.治療抵抗性の苦痛・耐えがたい苦痛
  2.鎮静・鎮静薬
  3.鎮静の分類

III章 治療抵抗性の耐えがたい苦痛への対応に関するフローチャート

IV章 実践(1)治療抵抗性の苦痛に対する持続的な鎮静薬の投与を行う前に考えるべきこと
 1 はじめに
 2 苦痛に対する緩和ケア
 (1)痛みに対する緩和ケア
  1.概要
  2.原因の同定と治療
  3.治療目標の設定
  4.苦痛を悪化させている要因の改善とケア
  5.医学的治療
  6.未解決の課題
 (2)せん妄に対する緩和ケア
  1.概要
  2.原因の同定と治療
  3.治療目標の設定
  4.苦痛を悪化させている要因の改善とケア
  5.医学的治療
  6.未解決の課題
 (3)呼吸困難に対する緩和ケア
  1.概要
  2.原因の同定と治療
  3.治療目標の設定
  4.苦痛を悪化させている要因の改善とケア
  5.医学的治療
  6.未解決の課題
 3 苦痛に対する閾値をあげ人生に意味を見出すための精神的ケア
  1.トータルペインとsuffering(苦悩)の概念
  2.全般的な精神的ケア
  3.スピリチュアルな痛みのケア
  4.治療抵抗性の苦痛をもつ患者に関わる医療者の心構え
  5.未解決の課題
 4 間欠的鎮静

V章 実践(2)治療抵抗性の苦痛に対する持続的な鎮静薬の投与
 1 要件
 2 相応性の判断
  1.苦痛の強さの評価の仕方
  2.治療抵抗性の確実さの評価の仕方
  3.予測される生命予後の評価の仕方
  4.精神的苦痛の鎮静の対象としての相応性
  5.生命予後が比較的長いと見積もられる患者の痛みが緩和されない時の相応性
 3 意図の確認
 4 意思決定過程
  1.意思決定能力の評価の仕方
  2.意思決定能力がある患者の希望の確認の仕方
  3.患者に意思決定能力がない場合の意思決定の仕方
  4.説明内容
  5.患者と家族の意思が異なる時の考え方:患者が明確に鎮静を希望するが家族が希望しない場合
  6.あらかじめ患者・家族の意思を確認することについての考え方
  7.チーム医療
  8.診療記録への記載
 5 実際の投与方法と評価・ケア
  1.鎮静薬の投与方法
  2.鎮静開始直前の患者・家族への配慮
  3.鎮静中の継続的な評価
  4.鎮静中の患者・家族へのケア
  5.水分・栄養の補給などについての考え方

VI章 倫理的検討
  1.鎮静の益と害
  2.鎮静の倫理的妥当性
  3.まとめ

VII章 国際的なガイドラインの要約
  1.鎮静の定義
  2.鎮静の分類
  3.対象患者
  4.対象となる苦痛
  5.意思決定
  6.輸液と人工栄養・蘇生に関する決定
  7.薬物の投与方法
  8.評価
  9.オピオイド
  10.ミダゾラムの投与方法
VIII章 背景知識
  1.治療抵抗性の苦痛はどのような苦痛か?
  2.鎮静はどれくらいの頻度で行われているか?
  3.鎮静にはどのような薬剤がどれくらい用いられるか?
  4.鎮静の効果はどうか?
  5.鎮静の安全性はどうか?
  6.患者・家族は意思決定にどのように参加しているか?
  7.鎮静を受けた家族はどのような体験をしているか?
  8.鎮静は生命予後を短くするのか?
  9.在宅において治療抵抗性の苦痛は生じるか?
  10.資料

IX章 法的検討(資料)
  1.検討する内容の明確化
  2.罪刑法定主義の考え方と、検討する具体的な犯罪
  3.違法性阻却事由と実質的違法論
  4.実質的違法論からみた鎮静の違法性阻却の根拠の検討
  5.緊急状態における行為としての位置づけの可能性
  6.診療記録への記載
  7.鎮静をめぐる国際的な法的議論
  8.鎮静をめぐる日本の法的議論
  9.まとめ

X章 開発過程
 1 開発過程
  1.概要
  2.作成方法
 2 開発者と利益相反
 3 今後の検討点
  1.手引き全体の構成と対象について
  2.鎮静の妥当性の評価について
  3.患者や家族の意思について
  4.苦痛の評価について
  5.具体的な治療法・ケアについて
  6.鎮静の定義・概念について
  7.倫理的検討、法的検討について
  8.その他

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