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消化器がん化学療法 副作用マネジメント プロのコツ改訂第2版

著者/編者
編集:小松嘉人(北海道大学病院腫瘍センター診療教授)
ISBN
978-4-7583-1806-8
出版社
メジカルビュー社
発行日
2019年10月
版サイズ
B6変 / 452p
価格
4,950円 (税込・送料別)
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標準治療をできるだけ長く・患者負担なく継続するための『プロのコツ』を解説した好評シリーズ。全面改訂で,最新のレジメンに対応。より使いやすく,よりわかりやすく!

【目次】
第I章 はじめに
消化器がん治療体系概略
治療を始める前に

第II章 レジメン別プロのコツ
1. 食道がん
(1) FP ±RT 腎機能障害に注意
(2) DTX 好中球減少の程度とタイミングに注意
(3) PTX アレルギー、末梢神経障害に要注意
(4)ネダプラチン(CDGP) 骨髄抑制に注意
(5)ニボルマブ さまざまな副作用に注意を払う必要あり
2. 胃がん
(1) FLTAX(5 -FU+?-LV + PTX) 次治療や緩和治療への移行を適切に行う
(2) S-1 腎機能障害に注意
(3) S-1+DTX DTX追加後の骨髄抑制に注意
(4) RPMI 下痢と骨髄抑制に注意
(5) S-1+L-OHP(SOX)± Tmab S-1とオキサリプラチンをうまく調整して効果を引き出す
(6) S-1+CDDP(SP)± Tmab 食欲不振、腎機能障害に注意
(7) Xelox± Tmab L-OHP を粘らず、Tmab継続
(8) XP ±Tmab CDDPの効果を最大限に引き出そう
(9) FOLFOX(mFOLFOX6) 急性・慢性末梢神経障害に注意
(10) wPTX± Rmab 血液毒性と末梢神経障害に注意
(11) DTX 骨髄抑制に注意
(12) nab-PTX+ Rmab Day8 ,15の好中球減少に注意
(13) IRI±CDDP 腎機能障害に注意
(14)ニボルマブ 免疫関連有害事象に注意
(15)ペンブロリズマブ 家族性腫瘍外来/遺伝カウンセリングが必須
3. 大腸がん
(1) FOLFOX(+BmabもしくはCmab/Pmab) 末梢神経障害は早めの休薬減量で対応
(2)FOLFIR(I +BmabもしくはCmab/Pmab) 下痢に対する患者指導が重要
(3) CapeOX or SOX(+BmabもしくはCmab/Pmab) 適切な服薬管理により得られる治療効果、副作用緩和
(4) FOLFOXIRI± Bmab 1 ,2サイクル目の好中球減少に注意
(5) FL/S-1(+BmabもしくはCmab/Pmab)、UFT+ LV 単剤療法であっても最初のフォローは慎重に
(6) IRIS(+ Bmabもしくは+Cmab/Pmab) 下痢をしやすいので、脱水に注意
(7)mXELIR(I +Bmab) 下痢対策はしっかりと
(8) FOLFIRI+ Rmab 腸閉塞や大量腹水がないことを確認
(9) FOLFIRI +アフリベルセプトベータ 下痢・高血圧・蛋白尿に注意
(10)レゴラフェニブ 手足症候群の予防が第一
(11) TAS-102(+Bmab) 好中球減少の頻度が高いため、感染症に注意
(12)ペムブロリズマブ(MSI-High大腸がん) 免疫関連有害事象はチーム医療で乗り越える
4. 肝臓がん
(1)レンバチニブ 倦怠感・食欲不振に注意して、継続を試みる
(2)レゴラフェニブ 手足症候群、肝障害などの副作用に注意
(3)ラムシルマブ 高血圧、infusion reactionなどの副作用に注意
(4)ソラフェニブ 手足症候群、皮膚症状、出血、肝機能障害、高血圧などの副作用に注意
5. 胆道がん
(1) GEM+CDDP(GC) 腎障害、間質性肺炎に注意
(2) GEM+S-1(GS) 消化器毒性に注意
(3) S-1 消化器毒性に注意し、場合によっては患者の自己判断で中止も考慮
6. 膵がん
(1) GEM 骨髄抑制と間質性肺炎に注意
(2) S-1 内服薬であるからこそ、副作用の自己管理を指導
(3) GEM ±エルロチニブ 間質性肺炎に注意
(4) FOLFIRINOX 重篤な副作用が懸念されるため、適切な患者選択と適正使用を
(5) GEM+nab-PTX 感覚性末梢神経障害に注意
(6) GEM+S-1 骨髄抑制と消化器毒性に注意
7. GIST
(1)イマチニブ 骨髄抑制と消化器毒性に注意
(2)スニチニブ 休薬後も副作用が続くことに注意
(3)レゴラフェニブ 手足症候群に注意
8. 消化管NET
(1)エベロリムス 間質性肺炎、感染症の合併に注意
(2)スニチニブ 心血管疾患・甲状腺疾患合併時は注意
(3)オクトレオチドLAR・ランレオチド 使用目的を明らかにする
(4)ストレプトゾシン わが国での使用経験は浅い。腎機能障害、血糖値上昇に注意

第III章 【副作用症状別】プロのコツ
1. 全身
(1) Infusion reaction /過敏反応 迅速な対応が必要
(2)倦怠感 原因は多岐であり問診と検査で絞り込む
(3)筋肉痛・関節痛 タキサン系薬剤で高頻度。鎮痛薬や抗がん剤の減量・分割投与で対処する
(4)創傷治癒遅延 外科的処置を予定している場合は、術前・後に抗VEGF/VEGFR抗体薬の休薬期間が必要。糖尿病や黄疸も原因となる
2. 消化器
(1)口内炎(口腔粘膜炎) 化学療法開始前から口腔ケアの介入を
(2)食欲不振 口内炎と味覚障害が主な原因
(3)悪心・嘔吐 リスクに応じた制吐薬の予防投与を行う
(4)下痢・脱水 原因薬剤に応じた対策を行う
(5)便秘 腸閉塞がなければ、薬剤性を考える
(6)消化管潰瘍・出血・穿孔 内視鏡所見や投与薬剤、治療歴からリスクを把握しておくことも重要
(7)肝機能障害・黄疸 明らかな原因を認めなければ、薬剤性肝障害を考える
(8)腸炎 抗がん剤起因性以外の病態も考慮
(9)膵炎 まれな合併症。鑑別は胆石性膵炎を念頭に
(10) B 型肝炎ウイルスの再活性化 化学療法開始前にリスクを確認し、病態に応じた対応を
3. 腎・泌尿器
(1)蛋白尿 抗VEGF/VEGFR抗体薬による頻度が高く、定期的なモニタリングが必要
(2)腎機能低下 治療開始前の腎機能評価が重要。腎機能低下に遭遇したら腎後性・腎前性・腎性を鑑別する
(3)血尿 消化器がんの抗がん剤による血尿はまれ。まずは腫瘍などの薬剤以外の原因を考える
4. 呼吸器
(1)間質性肺疾患・薬剤性肺障害 すべての薬剤で起こりうるため、投与前からの評価が重要
5. 循環器 (1)心機能低下(心不全) 化学療法の心毒性発症リスクを的確に評価し、心機能低下の早期発見に努める
(2)高血圧 化学療法中の心血管イベント合併リスク軽減のため、血圧コントロールに努める
(3)血栓症 リスク因子の把握と発症時の速やかな他科連携が重要
6. 血液
(1)血小板減少症 骨髄抑制によるものか合併症によるものかの鑑別が重要
(2)貧血 急速に進行する貧血に対しては、出血を考慮し早急な検索を
(3)播種性血管内凝固症候群(DIC) DICを見落とすな!
7. 神経
(1)視覚障害 視覚障害の原因は多岐にわたる。鑑別診断能力を磨こう
(2)味覚障害・嗅覚障害 原因に対する正しい対処でQOL 低下を最小限に抑える
(3)末梢神経障害・聴覚障害 機能障害に至る前に適切に休薬を
(4)うつ・不安 適切な診断・治療、コミュニケーションが患者のQOLを改善する
(5)頭痛・めまい・ふらつき まずリスクの高い中枢性疾患をスクリーニング。ベバシズマブやプラチナ系薬剤も原因となる
8. 皮膚
(1)爪囲炎 早期発見と迅速な皮膚科コンサルトを
(2)皮疹 まずは緊急性の判断を。抗EGFR 抗体薬使用前の予防的スキンケアが効果的
(3)手足症候群 痛みが出たらまず休薬を。回復も治療再開もスムーズになる
(4)色素沈着 化学療法と同時に皮膚と心のケアを開始。出現後はほかの皮膚障害との鑑別に注意
(5)脱毛 毛が抜けることに気を抜くな! 脱毛出現前からの説明とサポートが大切
(6)掻痒感 がん薬物療法と掻痒感について知っておく
9. 代謝
(1)浮腫 基礎疾患の除外と薬剤性の臓器障害を見落とさないことが重要
(2)抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH) 基礎疾患が原因か、悪性腫瘍が原因かの判別が重要
10. 感染症
(1)発熱性好中球減少症(FN)、ワクチン接種 重症度を評価し、適正な治療・予防を行う
11. 眼
(1)流涙症、涙道閉塞 柏木広哉 早期発見、早期治療
12. 生殖
(1)妊孕性低下 がん治療医が妊孕性温存治療の専門家にコンサルトするかどうかが、患者の将来の妊孕性を決める
13. 免疫チェックポイント阻害薬による副作用(irAE)
(1)重症筋無力症と筋炎 早めのコンサルトと慎重な経過観察を
(2) 1 型糖尿病 口渇、多飲、多尿、全身倦怠感などの高血糖症状?急 激に症状が進行する劇症1型糖尿病では、治療が遅れれば致死的なこともあり
注意を要する
(3)甲状腺機能障害 定期的な甲状腺機能チェックが病態把握、対処に重要。特に投与前のチェックを忘れずに
(4)眼障害(ぶどう膜炎) 免疫チェックポイント阻害薬使用時に眼症状(充血、霧視、視力低下など)が出現したらすぐに眼科受診を指示

第IV章 早期からの緩和ケアの関わり
痛みを緩和し、気持ちのつらさに寄り添う

第V章 消化器がん化学療法との上手なお付き合い
(1)がん患者のアピアランスケア 治療中も自分らしく生活できる方法を患者と一緒に検討する
(2)心のケア 納得の治療の第一歩
(3)意思決定支援 患者も医療者も戸惑わないための準備
(4) Hazardous drug に対する曝露対策 適切な環境・デバイス整備と意識管理の徹底を

CTCAE v5 .0 -JCOG
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