ココロブルーに効く話**金剛出版/小山 文彦/978-4-7724-2032-7/9784772420327**

販売価格
2,970円(税込み)
精神科医が出会った30のストーリー
編著
小山 文彦
出版社
金剛出版
分野
 
心身医学・臨床心理学

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特集
新刊
販売期間
2024/04/06~
商品コード
9784772420327
発行 2024年4月
判型:四六判 260頁
ISBN 978-4-7724-2032-7

読むと,じんわりココロがあたたまる――
読売新聞の医療・健康・介護サイト「ヨミドクター」の人気コラムを,ディレクターズカット版として再編&書籍化!

30年以上のキャリアを持つ精神科医でありながら,音楽家・シンガーソングライターの側面もある著者が,これまでの診療・相談場面で出会った人々の,つらい気持ちや悲しみ=「ココロブルー」をときほぐしてゆくプロセスを描いた30の物語。

仕事や人間関係の悩み,大切な人との別れ,受験,発達障害,ペットロス,肌荒れなど,さまざまなキッカケでココロがもつれてしまった人たちの「ブルーな気持ち」に寄り添い,季節の移り変わりとともに一歩前へ踏み出せるよう,そっとやさしく背中を押してくれる一冊。

【目 次】
はじめに
 
春 spring
 Story 1 そこに,ピアノがあった―意識不明の夫を見守る女性のパニック発作
 Story 2 ライブハウスでの「音活」から,「荷下ろしうつ」を解消できた50歳男性
 Story 3 他人のイヤホンから漏れる音に激高!―月経困難症と怒り発作
 Story 4 体重35キロの拒食症から回復したきっかけは?―思春期のアンビバレンスへの着眼
 Story 5 “ずっと一緒にいたから”―死別の悲しみを乗り越えてきた父と娘の20年
 Story 6 酒席での一言がアルハラに?―40代男性管理職の後悔と心身症
 Story 7 「パニック発作在宅勤務なら復職可」の診断書はアリ?
 
夏 summer
 Story 8 キウイのおかげかもしれない―受験のストレスと過敏性腸症候群
 Story 9 剣道家,ソウヘイ先生の夏―コロナ禍のうつを抜けて
 Story 10 二重人格を呈した20歳女性―「もう一人の自分」が代理で受診した?
 Story 11 その時,妻の声が聞こえた―間一髪,夫の危機を救った妻の口癖
 Story 12 うつ病で休職した外国人デザイナー―母の来日が回復への契機に
 Story 13 夜間救急医を見舞ったストレス反応―クレイマー対応後の不眠と動悸
 Story 14 「発達障害」を疑われてきた22歳女性の困惑,その真相は?
 Story 15 ADHDだけじゃない。“イケボ”も持ち前の特性―新人職員への復職支援
 
秋 autumn
 Story 16 認知症だから会話できない?―誤診は先入観から始まる
 Story 17 隣で眠る夫が暴れる!―妻をも不眠にした原因とは?
 Story 18 “化粧品かぶれから”高じた“自己注目”の果てに
 Story 19 長年の伴侶だった愛猫の死ペットロスからのうつ病を乗り越えて
 Story 20 注射器を持つ手が震える―若年看護師の悩みを解消したものは?
 Story 21 私はうつ病などではない―メンタル不調を否認する会社員が治療と向き合うまで
 Story 22 相次ぐ自殺に思ったこと―家族との結びつきは救いになるか
 
冬 winter
 Story 23 離れて暮らす母親がうつに?―“ちょっと頭打っただけやのに……”
 Story 24 おさまらない過呼吸発作―社会的タブーの告白が治療の転機に
 Story 25 酒浸りの彼女を支えた恋人―医師との一触即発から治療へ
 Story 26 リストカットと過量服薬に走った20代女性―言えなかった思いとは?
 Story 27 虫歯から顔全体に広がる激痛に―疼痛性障害に対する精神科治療の一例
 Story 28 できる人がぶつかった昇進ストレス―凄腕ナースの不眠症
 Story 29 対人トラブルに揺れる不安障害の女性を支えた職場仲間
 Story 30 私が経験した“ココロブルー”―うつ寸前で行えたこと,支えてくれた存在