1ランクアップをめざす!がん疼痛治療**南山堂/編:後明郁男/9784525425913**

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5,280円(税込み)
編著
編:後明郁男
出版社
南山堂
分野
 
癌・腫瘍一般

数量

販売期間
2013/11/01~
商品コード
9784525425913
発行 2013年11月
ISBN 978-4-525-42591-3
オピオイドやNSAIDsだけでなく鎮痛補助薬も使いこなし,通常の鎮痛薬だけではとれない痛み(侵害受容性疼痛に神経障害性疼痛が絡んだ痛みなど)にも対処できるようになる!処方時に役立つ薬物動態の知識や服薬指導,放射線療法,サイコオンコロジー,リハビリテーションまで,がん治療医がすぐに使えるノウハウ満載のがん疼痛治療の実践書.

PartI がん疼痛治療のコア1.がん疼痛の評価方法 1.痛みの大きさの評価 1)visual analogue scale(VAS) 2)numeric rating scale (NRS) 3)face scaleフェイススケール 4)pain relief score (PRS) 5)多面的評価ツール 2.痛みの性質の評価 3.発痛メカニズムの評価 ─ベッドサイドで発痛メカニズムを見抜く─ 1)「ふつうの痛み」(侵害受容性疼痛)の場合 2)「ふつうでない痛み」の場合 3)筋の攣縮(スパスム)による痛み 4)オピオイド鎮痛薬に対する反応性による分類2.がん疼痛の薬物療法A.鎮痛薬の選び方・使い方 1.がん疼痛の薬物療法の基本原則 ─WHO方式がん疼痛治療法─ 2.オピオイド鎮痛薬の剤形の種類と薬物動態の特徴 3.鎮痛薬を使いこなす ・アセトアミノフェン(パラセタモール) ・NSAIDsの定義と位置づけ ・NSAIDs <軽度から中等度のがん疼痛に用いるオピオイド> ・リン酸コデイン(コデインリン酸塩) ・トラマドール <中等度から高度のがん疼痛に用いるオピオイド> ・モルヒネ ・オキシコドン ・フェンタニル ・ブプレノルフィン ・メサドン ・オピオイドローテーションB.鎮痛補助薬の使い方 ─オピオイドが効きにくい痛み,とりわけ神経障害性疼痛の治療薬─ 1)総論 2)神経障害性疼痛と鎮痛補助薬 3)薬物療法の実際 ・抗不整脈薬 ・抗てんかん薬 ・抗うつ薬 ・抗血小板薬(血流改善薬) ・その他 4)鎮痛補助薬の選択(筆者の場合)C.鎮痛治療を支える薬剤の使い方 ・ゾレドロネート ・オクトレオチド ・鎮痙薬 ・向精神薬(嘔気対策として)D.処方例の実際 事例1.腹水貯留による呼吸困難感例 事例2.脊柱転移による激しい腰痛例 事例3.腰部の激痛を硬膜外モルヒネ持続鎮痛法で抑えた例 事例4.頸椎転移による神経障害性疼痛をガバペンで抑えた例 事例5.神経叢圧迫に神経損傷が加わった混合痛例 事例6.典型的な侵害受容性疼痛例 事例7.侵害受容性疼痛に神経障害性疼痛が上乗せした例 事例8.軽度の侵害受容性疼痛に高度の神経障害性疼痛が絡んだ例 事例9.軽度から中等度の侵害受容性疼痛に高度の神経障害性疼痛が絡んだ例 事例10.高度の侵害受容性疼痛に高度の神経障害性疼痛が重なった例3.がん疼痛の非薬物療法A.持ち駒を使い果たしたとき 1)医療人類学の効用 2)東洋医学(伝統中国医学)に学ぶ 3)自分を勇気付ける「この一言」(筆者の場合)B.東洋医学の応用 圧痛点ブロック(経穴ブロック) 1.おさえておくべき基礎知識 2.圧痛点ブロックの実際C.放射線治療 1.骨転移 2.緩和ケア領域での緊急照射 ─上大静脈症候群(SVC症候群)─D.補完・代替療法 1.補完・代替療法とは 2.リラクセーション 3.アロマセラピー 4.タッチング ─医師にもできるタッチング─PartII がん疼痛治療を支える関連領域のアプローチ1.サイコオンコロジー 1.がん患者にみられる心理的苦痛の理解に役立つ知識 2.がん疼痛と精神症状 3.がん患者によくみられる心理・精神的問題への対処方法2.がんのリハビリテーション 理学療法からのアプローチ― 1.がんのリハビリテーションとは 2.がんのリハビリテーションの目的 3.がんのリハビリテーションの対象,時期 4.取り組みの実際 5.症例3.がん看護からのアプローチ 1.がん看護からのアプローチの基本的ポイント 2.がん疼痛緩和におけるチーム医療 3.医師にもってもらいたい看護マインドとメソッド