新・脳血管内治療兵法書 第2版**メディカ出版/宮地 茂(愛知医科大学 脳神経外科主任教授 脳血管内治療センター長)/9784840478625**

販売価格
25,300円(税込み)
宮地流 心・技・体 六十八手
編著
宮地 茂(愛知医科大学 脳神経外科主任教授 脳血管内治療センター長)
出版社
メディカ出版
分野
 
脳神経外科学

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書籍版 販売期間
2022/04/30~
JANコード
9784840478625
商品コード
9784840478625
発行 2022年4月
サイズ B5 / 576p
ISBN 978-4-8404-7862-5
脳血管内治療 戦略・ワザのバイブル!

7年分の知見の蓄積を踏まえ、前版より大幅アップデート。血管内専門医、指導医を目指す方に最適の1冊。動脈瘤、AVM、DAVF、血栓回収療法まで、分野のトップリーダーが、臨床医が知っておくべき戦略・ポイント・ノウハウを開陳! 症例画像を排し、どのような臨床場面でも普遍的に活用できるよう、カラーイラストや写真を用いて、tipsやpitfallを細部まで掘り下げ詳述。

最新の知見を加えアップデート!心・技・体の3部構成で脳血管内治療をマスター!

「体之章(体裁:setup)、技之章(技術:skill)、心之章(心構え:policy)」について、デリカシーとセンス、トレーニング、戦略、タイミング(変え時、やめ時)、危機管理のtips、トラブルシューティング、装置、セットアップと基本手技など経験豊富な著者ならではの視点で解説。
200以上あるside memoで手術や手技の道理・根拠をきっちり示し詳述。

「デバイスと取り扱い企業一覧」、「診療行為に関する説明書」も収載!

【目 次】
【体之章】
■A 装置と環境
●Ⅰ 血管撮影装置
●Ⅱ 操作台
●Ⅲ 器材の管理
ⅰ ガイドワイヤーの血栓付着予防
ⅱ 器材の収納
ⅲ シリンジ,ヘパリン生食,造影剤の管理

■B セットアップと基本手技1(血管造影法)
●Ⅰ 脳血管撮影法
●Ⅱ 血管内治療器材のセットアップ
ⅰ シリンジ
ⅱ 加圧バッグと灌流ライン
ⅲ アクセスルートの確認
●Ⅲカテーテリゼーション(catheterization)
ⅰ 経大腿セルジンガー法
ⅱ 経腕セルジンガー法
ⅲ 経橈骨動脈アプローチ
ⅳ 頚動脈直接穿刺法
●Ⅳ 撮影
ⅰ 撮影のポリシー
ⅱ 撮影の準備
ⅲ 撮影の方法
ⅳ 造影剤の量
ⅴ 造影する順序
ⅵ catheterizationに伴うトラブル
●Ⅴ 止血
●Ⅵ 脊髄血管撮影
ⅰ セットアップ
ⅱ catheterizationと撮影法
●Ⅶ 小児脳血管撮影

■C 基本手技2(アプローチ)と基本姿勢
●はじめに
●Ⅰ 術者と助手の役割分担
●Ⅱ catheterizationとワイヤリング
●Ⅲ 治療姿勢

■D インフォームドコンセント

■E 合併症発生時の対応

【技之章】
■A 動脈瘤
●はじめに
●Ⅰ セットアップ
ⅰ 前処置
ⅱ ガイディング
ⅲ ワーキングアングル
ⅳ マイクロカテーテルとマイクロガイドワイヤーの選択
ⅴ ガイドワイヤーのshaping
ⅵ カテーテル先端のshaping
ⅶ セットアップ:各論
●Ⅱ 誘導
ⅰ ワイヤー先行(リード)による誘導
●Ⅲ strategy
ⅰ framing
ⅱ filling
ⅲ finishing
ⅳ flow-disruptor
●Ⅳ 各論
ⅰ 瘤形別
ⅱ 大きさ別
ⅲ 部位別
ⅳ 再発瘤
ⅴ 破裂か未破裂か
●Ⅴ アシストテクニック
ⅰ バルーンアシスト
ⅱ ステントアシスト
ⅲ ダブルカテーテル法
●Ⅵ flow diverter(FD)
ⅰ 総論
ⅱ 各論
ⅲ FRED
ⅳ SURPASS
●Ⅶ トラッピング
ⅰ 総論
ⅱ 各論
●Ⅷ トラブルシューティング
ⅰ 瘤の穿孔
ⅱ 術中破裂への対処法
ⅲ 虚血性合併症
ⅳ コイルのstretching
ⅴ コイルのmigration
ⅵ コイルの離脱不能
ⅶ 遅発性合併症
●Ⅸ 抗血小板療法,抗凝固療法
ⅰ 抗血小板療法
ⅱ 抗凝固療法

■B 動静脈奇形
(arteriovenous malformation:AVM)
●はじめに
●Ⅰ 脳動静脈奇形
ⅰ 総論
ⅱ 各論
●Ⅱ 脊髄動静脈奇形
●Ⅲ 乳児の動静脈奇形
●Ⅳ 顔面静脈奇形の硬化療法
●Ⅴ トラブルシューティング

■C 硬膜動静脈瘻
(dural arteriovenous fistula:DAVF)
●Ⅰ 病態
●Ⅱ 総論
ⅰ 経静脈的塞栓術
ⅱ 経動脈的塞栓術
●Ⅲ 各論
ⅰ 海綿静脈洞部硬膜動静脈瘻(CS-DAVF)
ⅱ 横静脈洞,S状静脈洞部硬膜動静脈瘻(TS-SS DAVF)
ⅲ anterior condylar confluence 部硬膜動静脈瘻(ACC-DAVF)
ⅳ 上矢状静脈洞部硬膜動静脈瘻(SSS-DAVF)
ⅴ テント部硬膜動静脈瘻(tentorial DAVF)
ⅵ 前頭蓋底部硬膜動静脈瘻(ethmoidal DAVF)
ⅶ 頭蓋頚椎移行部硬膜動静脈瘻〔cranio-cervical junction(CCJ)DAVF〕
ⅷ 穹隆部のDAVF
ⅸ 脊髄硬膜動静脈瘻(spinal DAVF)
ⅹ 脊髄硬膜外動静脈瘻(spinal epidural AVF:SEDAVF)
●Ⅳ 合併症とトラブルシューティング
ⅰ TVEに関するもの
ⅱ TAEに関するもの
ⅲ その他
ⅳ 遺残したDAVFの後治療

■D 外傷性血管障害
●はじめに
●Ⅰ 動静脈瘻
ⅰ 外傷性頚動脈海綿静脈洞瘻
(traumatic carotid-cavernous fistula:TCCF)
ⅱ 外傷性椎骨動静脈瘻
(traumatic vertebral arteriovenous fistula:TVAVF)
ⅲ 浅側頭動静脈シャント(STA-STV shunt)
ⅳ 中硬膜動静脈シャント(MMA-MMV shunt)
ⅴ 鎖骨下動静脈瘻
●Ⅱ 外傷性解離
ⅰ 解離瘤
ⅱ 解離性閉塞(狭窄)
ⅲ 頚椎損傷に伴う椎骨動脈閉塞
●Ⅲ 外傷性出血
●Ⅳ 慢性硬膜下血腫

■E 脳腫瘍
●はじめに
●Ⅰ 脳腫瘍塞栓術
ⅰ アプローチとstrategy
ⅱ 各論
●Ⅱ 悪性脳腫瘍に対する抗がん剤動注療法

■F 頚動脈狭窄
●Ⅰ 頚部内頚動脈狭窄
ⅰ 適応
ⅱ アプローチ
ⅲ strategy
ⅳ 周術期管理
ⅴ トラブルシューティング
ⅵ 術後管理
●Ⅱ 左総頚動脈狭窄
ⅰ アプローチ
ⅱ strategy
●Ⅲ 左鎖骨下動脈狭窄(閉塞)
ⅰ アプローチとstrategy
●Ⅳ 右鎖骨下動脈狭窄(閉塞)
●Ⅴ 椎骨動脈起始部狭窄
ⅰ アプローチ
ⅱ strategy
●Ⅵ 静脈洞狭窄

■G 頭蓋内動脈狭窄
●はじめに
●Ⅰ 動脈硬化性狭窄
ⅰ 適応
ⅱ アプローチ
ⅲ strategy
ⅳ 術後管理
ⅴ トラブルシューティング
●Ⅱ 解離
●Ⅲ 血管攣縮(vasospasm)

■H 脳塞栓症
●はじめに
●Ⅰ 治療法の変遷
●Ⅱ 治療の実際
ⅰ 治療前の対応
ⅱ 適応
ⅲ アプローチ
ⅳ 基本
ⅴ 部位別の治療戦略
ⅵ 手技
ⅶ トラブルシューティング
ⅷ 術後管理
●Ⅲ 静脈洞血栓症の治療

■I tandem lesionの考え方
●Ⅰ 総論
●Ⅱ 各論
ⅰ 頚部頚動脈狭窄+脳動脈瘤
ⅱ 頚部頚動脈狭窄+頭蓋内狭窄
ⅲ 頚部頚動脈狭窄(閉塞)+遠位塞栓
ⅳ 動脈瘤+動脈瘤
ⅴ 動脈瘤+AVM
ⅵ 動脈瘤(破裂)+血管攣縮
ⅶ 頚動脈部のtandem lesion

■J function test
●Ⅰ BOT
●Ⅱ Wada test
ⅰ strategy
●Ⅲ 誘発試験(provocation test)
●Ⅳ venous sampling

【心之章】
■A デリカシーとセンス
●Ⅰ デリカシー
●Ⅱ センス
ⅰ センスとは
ⅱ 困難への対処における姿勢

■B バランス

■C トレーニング
●Ⅰ 技術の習得について
●Ⅱ 戦略法の習得について
●Ⅲ チームとしてのトレーニングシステム

■D プロフェッショナル
●Ⅰ プロフェッショナルとは何か?
●Ⅱ プロとしての専門医
ⅰ 専門医の質について
ⅱ 脳血管内治療専門医は単なる職人
ⅲ 脳血管内治療学のすすめ

■E アカデミズム
●Ⅰ 論文や発表について
●Ⅱ 主著と共著について
●Ⅲ 脳血管内治療領域での臨床論文のネタ
●Ⅳ データの捉え方

■F チャレンジ
●Ⅰ 日本の脳血管内治療の歴史
ⅰ societyとして
ⅱ 専門医制度
ⅲ 機関誌とテキスト
ⅳ 脳血管造影
ⅴ 治療法の変遷
ⅵ デバイス認可
ⅶ 需要の拡大
●Ⅱ わが国からの発信

・巻末資料:デバイスと取り扱い企業一覧
・巻末資料:診療行為に関する説明書
①未破裂脳動脈瘤
②血栓回収療法
③CAS
④AVM
⑤DAVF

・本書における略語一覧
・巻末言
・side memo(SM)一覧