画像診断 2023年7月 子宮内膜症の病態と画像診断**秀潤社/Gakken/9784055200080**

販売価格
3,080円(税込み)
Vol.43 No.8
出版社
秀潤社/Gakken
分野
 
画像医学・超音波医学

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書籍版 販売期間
2023/06/25~
JANコード
9784055200080
商品コード
9784055200080
発行 2023年6月
サイズ B5
ISBN 978-4-05-520008-0
温故知新

【特集】
序説 ● 竹内麻由美(徳島大学医学部放射線科)

子宮内膜症は,慢性の疼痛や妊孕性の低下など,女性のQOL(quality of life)を大きく損なう疾患であり,近年の女性の社会進出と晩婚化というライフスタイルの変化を踏まえて,経済的損失や少子化にもつながる重要な社会問題となってきている.子宮内膜症は古くから知られている疾患であるが,その発生起源は完全には解明されておらず,mysterious(不思議な)やenigmatic(謎めいた)といった言葉で形容されるのを目にする.良性疾患でありながら,あたかも悪性腫瘍のような進展像を呈し,また時に悪性腫瘍の発生母地ともなる.その他,産科合併症や心血管疾患との関連性も指摘されている.
このように,子宮内膜症の発症から,まさに滝が流れるがごとく様々な疾患につながっていくことは,“子宮内膜症カスケード”とも表現される.この不思議で謎めいた疾患の本態が,長きにわたって連綿と続く多方向からの様々なアプローチによる膨大な研究結果の蓄積によって,徐々に解き明かされつつある.
最近の研究では,子宮内膜症の発症と腹腔内の微小環境や免疫の状態,遺伝的素因の関連が示唆されており,子宮内膜症の腫瘍性の性格とも関連しうる正所性子宮内膜の遺伝子変異についても,新たな知見が報告されている.一方で,薬物療法・腹腔鏡下手術などの発達や妊孕性温存の見地から治療戦略も大きく変わってきており,超音波検査やMRI技術の著しい進歩により,画像診断の果たす役割もまた,変化してきている.わが国では,2021年8月に『子宮内膜症取扱い規約 第2部 診療編 第3版』が10年以上ぶりに改訂発刊され,本疾患に対する関心と情報のアップデートの要請が高まってきているものと感じられる.
本特集では,子宮内膜症を再考するという観点から,子宮内膜症および子宮腺筋症の診療の現況を,病理,産婦人科,放射線科の視点からエキスパートの先生方に解説いただいた.本特集が,この古くて新しい疾患,子宮内膜症について,より理解を深める一助となれば幸いである.

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