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生きづらさを診る 産婦人科学**中外医学社/中井 祐一郎(医療法人秀明会 小池病院産婦人科)/比名 朋子 (神戸市看護大学)/9784498160385**

販売価格
3,740円(税込み)
医師と助産師で考えてきたこと
編著
中井 祐一郎(医療法人秀明会 小池病院産婦人科)/比名 朋子 (神戸市看護大学)
出版社
中外医学社
分野
 
産婦人科学

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書籍版 販売期間
2022/08/04~
JANコード
9784498160385
商品コード
9784498160385
発行 2022年8月
サイズ A5 / 184p
ISBN 978-4-498-16038-5
生物学的には,妊娠によって女性は母となる.もちろん胎児も母も大事との建前はあるものの,実際に優先されるのは胎児であることは言うまでもない.そこに生きづらさを抱いた女性に対し,著者らは多元的な視点からの介入を試みる.目の前の患者を生活人として捉えたとき,すべての症例が特殊事例になることは当然である.身体機械論的に問題点を純化し既存のテンプレートに患者を当てはめようとするのではなく,法学・倫理学・女性学など多くの学問を包括した新たな産婦人科学の構築に挑戦する.

【目 次】
第1章 女性ならではの生きづらさ
(1)女性という身体に由来する生きづらさ
1.胎児との利益対立
2.妊孕性保持の義務化
3.「月経」を抱え込まなければならないということ
4.不均衡な「性」であること、所有されがちな「性」であること
5.女性であることの肯定
(2)女というジェンダーによって生まれる生きづらさ
1.ジェンダーとは
2.「母性」という社会的な縛り
3.保護される「性」であること
4.女に対峙する男の眼差し

第2章 いろいろな生き方をしている女性たち
(1)10人の子を持つということ
1.まず、10人の子を持つ女性の物語を聞いてみよう
2.彼女に問うより、まずは考えてみよう
3.疑問に答えながら、この女性が10人生むことの意味を考えよう
4.現実の場で、さらに医療者が考えておかなければならないこと
(2)売春に起因した飛び込み分娩
1.飛び込み分娩に至った女性たちの生を聞いてみよう
2.彼女に問うより、まずは考えてみよう
3.疑問に答えながら、この女性が妊娠したことの意味を考えよう
4.現実の場で、さらに医療者が考えておかなければならないこと
(3)ヒトパピローマウイルスワクチンとは、女性にとって何なのだろうか?
1.アカネさんとミドリさんが聴いた講義とは?
2.アカネさんとミドリさんとの対話
3.タマヨ先生の主張を分析してみよう
4.タマヨ先生のため息と希望
(4)塀の中…で暮らす/から出てきた女性たち
1.受刑中の妊娠女性の物語を聴いてみよう
2.彼女に問うより、まずは考えてみよう
3.疑問に答えながら、受刑中の女性を受け入れるということを考えよう
4.現実の場で、さらに医療者が考えておかなければならないこと
(5)女性は、妊娠という事象を受け入れなければならないのか
1.妊娠という身体事象を受け入れられなかった女性たち
2.女性は妊娠という事象をpositiveに受け入れなければならないのか
(6)病気を知るということ、そして生殖ということ
1.遺伝性乳がん卵巣がん症候群という存在を知らされた乳がん女性の物語
2.オトネさんの持った迷いの分析
3.オトネさんの持つ迷いに解があるのか?
4.合理的なBRCA遺伝子変異に関する検査のすすめ方
(7)胎児が障害を持つということ
1.安心のために羊水検査をすすめられた女性のお話
2.クラインフェルター症候群とは…そもそも診断と治療が必要なのだろうか
3.親にとっての「知る権利」と子の「(親に)知らされないでいる権利」
4.医療者の対応について
(8)やんちゃで少々口の悪い女性の物語
1.口が悪い…医師の指示(要求)を聞かない女性と私たちの物語
2.なぜ、彼女は医療者に嫌われるのだろうか?
3.疑問に答えながら、この女性の想いに向き合うことの意味を考えよう

第3章 キーワードを考えてみよう
(1)相対化、そして「四分割表」
(2)医療の場における「アプリオリ」と「アポステリオリ」
(3)「子」であること、「子」という存在、そして「胎児」というもの
(4)「母」であること…とは?
(5)「責任」というもの
1.責任とは何だろう
2.民事責任と刑事責任との違い
3.「訴える」ということ
4.刑事事件について