みんなの救命救急科**中外医学社/志馬 伸朗/978-4-498-16644-8/9784498166448**

販売価格
6,380円(税込み)
編著
志馬 伸朗
出版社
中外医学社
分野
 
救命・救急医学

数量

電子版発売中です。(外部サイトへ移動します)

医書JP 電子版ページへ
医書JPご利用初めての方は、こちら >>>
書籍版 販売期間
2022/10/21~
JANコード
9784498166448
商品コード
9784498166448
発行 2022年10月
判型:A5判 440頁
ISBN 978-4-498-16644-8

監修:志馬 伸朗
著:三谷 雄己
救急診療に関わる若手医師や研修医,また看護師や救急救命士など,救命救急の第一線で働くスタッフに必要なABCDアプローチのための思考回路を徹底的に掘り下げ,手技を実践するためのテクニックをわかりやすいイラストと文書で解説.著者の経験をもとに,経験の少ないスタッフが判断に迷いやすいポイントも丁寧に解説するみんなのための必読書!

【目 次】
General ―総論―
1 ABCDアプローチ
1 Primary survey
2 ABCDアプローチ
〔Point〕なぜ酸素の供給が重要なのか?
3 第一印象の評価

2 救急診療の総論
1 救急診療のフローチャート
〔Point〕応援を呼ぶことは恥ずかしいことではない!
2 転院搬送を考慮するタイミング
3 本書における診療の流れ
〔専門家に聞いてみた!〕ブリーフィング・デブリーフィングの重要性

Airway ―気道―
1 気道の異常
1 気道の異常
2 上気道閉塞
〔Point〕killer sore throatとは?
〔Point〕窒息を疑う所見と対処法

2 気道の評価
・気道の評価
〔専門家に聞いてみた!〕胸の上がりがあれば,気道は大丈夫?

3 基本的な気道確保
1 気道確保
2 基本的な気道確保の流れ

4 マスク換気
1 マスク換気
2 BVMの基礎知識
〔Point〕ジャクソンリースとは?
3 マスク換気法の基本
4 マスク換気がうまくいかない時

5 気管挿管の適応
1 気管挿管の適応を考える3つの質問
2 MOVES
〔Point〕ショック(Cの異常)や意識障害(Dの異常)も気管挿管の適応!

6 気管挿管の戦略・準備
1 気管挿管における戦略の重要性
2 戦略の立て方
〔Point〕挿管前に必ず気胸を除外する
〔専門家に聞いてみた!〕極論で語る! 気管挿管時の薬剤の使い分け
〔専門家に聞いてみた!〕救急外来における喉頭鏡とビデオ喉頭鏡の使い分け

7 気管挿管
1 気管挿管の準備
〔Point〕気管チューブのサイズ・カフの確認
〔Point〕スニッフィングポジションとは?
2 喉頭鏡操作
〔専門家に聞いてみた!〕声門と声帯の違いは…?
3 気管チューブの挿入
4 挿管後の確認

8 外科的気道確保
1 外科的気道確保
2 輪状甲状靱帯切開
〔Point〕輪状甲状靱帯切開と気管切開の場所は同じ?
〔専門家に聞いてみた!〕私はこうしている! 輪状甲状靱帯切開の実際
3 輪状甲状靱帯穿刺
〔専門家に聞いてみた!〕穿刺時の注意事項や,高圧ジェット換気について

9 デブリーフィング

Breathing ―呼吸―
1 呼吸の異常
1 呼吸の異常
2 呼吸不全
〔Point〕SpO2とは結局何の値なのか?

2 呼吸の評価
・呼吸の評価
〔Point〕呼吸様式は吸気と呼気を意識して評価!
〔専門家に聞いてみた!〕呼吸困難の原因評価のために救急外来で聞き分けるべき4つの代表的な異常呼吸音

3 呼吸不全のメカニズム
〔Point〕そもそもCOPDってどんな病気?
1 呼吸不全のメカニズム
〔Point〕なぜlow V/Qとシャントを分けて考える必要があるのか?
〔Point〕拡散障害と労作時の酸素化低下の関係
2 呼吸不全のメカニズムの見分け方

4 呼吸不全の鑑別
1 呼吸不全の鑑別
〔専門家に聞いてみた!〕極論で語る?! 肺エコーを用いた原因検索
2 代表的な鑑別のまとめ

5 酸素療法
1 酸素療法と酸素濃度
2 デバイスの使い分け

6 人工呼吸の適応とNPPV
1 人工呼吸の適応
2 人工呼吸
3 NPPV

7 人工呼吸器管理中の換気困難
1 人工呼吸管理中の換気困難『DOPE』
2 対応の流れ

8 胸腔穿刺・胸腔ドレナージ
1 胸腔穿刺
2 胸腔ドレナージ
〔Point〕胸腔ドレーンのサイズ選択
〔Point〕挿入位置を決定する思考回路
〔専門家に聞いてみた!〕私はこうしている! 胸腔ドレナージ

9 デブリーフィング

Circulation―循環―
1 循環の異常(ショック)
1 血圧正常=ショックではない?
2 ショックの定義
〔専門家に聞いてみた!〕ショックの定義から見た,ショックバイタルについて

2 循環の評価(ショックの認知)
1 循環の評価
〔Point〕循環不全の評価では欠かさず見たい検査値! 乳酸値とは?
〔Point〕これだけは抑える! 心雑音の評価
〔Point〕橈骨動脈が触れればショックではない?
〔Point〕網状皮斑(mottling)に注意!
2 ショックの認知

3 末梢静脈路確保
1 ショック患者の末梢静脈路確保
〔Point〕その患者さん,本当に輸液が必要?
2 末梢静脈路確保の準備と手順
〔Point〕末梢静脈路確保に適している血管とは?

4 ショックの治療原則
1 酸素の供給
2 酸素の需要
〔Point〕酸素需給のバランスの評価は乳酸を指標に!
3 ショックと血圧
〔Point〕収縮期血圧と拡張期血圧

5 ショックの分類
・ショックの分類

6 ショックの鑑別
・ショックの鑑別
〔専門家に聞いてみた!〕極論で語る?! ショック患者の心エコーについて
〔Point〕ショックの鑑別で有用な,ポイントを絞った病歴聴取とは?

7 カテコラミン
1 カテコラミンとは?
2 カテコラミンの使い分け
〔Point〕薬剤流量に登場する単位γ(ガンマ)とは?
3 末梢ルートからのカテコラミン投与について

8 動脈カテーテル留置
1 観血的動脈圧測定とは?
2 動脈圧カテーテル(Aライン)留置のタイミングと適応
〔Point〕そのAライン本当に必要ですか?
3 動脈圧カテーテル(Aライン)留置
〔Point〕エコーガイド下血管穿刺

9 中心静脈カテーテル留置
1 中心静脈カテーテル(CVC)留置とは?
2 CVC留置のタイミングと適応
〔Point〕急速輸液負荷はCVC留置の適応ではない!
3 中心静脈カテーテル(CVC)留置
〔Point〕物品の位置関係・患者さんの体位調整はバッチリ?

10 デブリーフィング
〔Point〕敗血症性ショックで用いる,バソプレシンやステロイドとは?
〔専門家に聞いてみた!〕ショック患者への造影剤

Dysfunction of CNS ―意識―
1 意識の異常(意識障害)
1 意識の異常
〔Point〕失神と意識障害は全く異なる病態
2 意識障害の認識
3 緊急度・緊急性の高い意識障害
〔Point〕切迫するDの画像検索は,ABCを確認してから!
〔Point〕脳梗塞らしさを見積もる,シンシナティ病院前脳卒中スケール(CPSS)とは?

2 意識の評価
・意識の評価

3 意識障害の鑑別
1 意識障害の鑑別
2 脳梗塞の鑑別
〔専門家に聞いてみた!〕低血糖補正時のビタミンB1投与は必須?
〔Point〕それって本当に意識障害? 発作後(Postictal state)と失神の見分け方

4 脳梗塞の初期診療
1 脳梗塞の初期診療
2 脳梗塞の治療
〔Point〕脳梗塞の画像検査

5 けいれんの初期対応
1 けいれん・発作・てんかんとは?
2 けいれんの初期対応
3 けいれんの鑑別
4 抗てんかん薬の選択
〔専門家に聞いてみた!〕ミダゾラム,ホストイン投与後も遷延するけいれんの対応

6 デブリーフィング
〔専門家に聞いてみた!〕病歴や身体所見で推定する脳梗塞の病型診断

CPR ―心肺停止―
1 BLS
1 BLS(basic life support)
2 実際の流れ
〔Point〕胸骨圧迫の際の衣服の取扱い

2 ALS
1 ALS(advanced life support)
2 ALSの流れ
〔Point〕心停止の判断が遅れやすい要因3つ
〔Point〕末梢静脈路確保困難な場合は……骨髄路を確保
〔Point〕結局パドルとパッドどちらを使えばいい?

3 デブリーフィング
〔Point〕ALSで必要な6つの役割

補足 血液ガス
1 血液ガスStep解釈法
2 アシドーシス・アルカローシスの鑑別
〔Point〕乳酸アシドーシス(高乳酸血症)の鑑別は?
〔Point〕血液ガス分析の検体は動脈血と静脈血どちらがいいのか?