ナーシンググラフィカ 疾病の成り立ちと回復の促進 2 臨床薬理学**メディカ出版/978-4-8404-7834-2/9784840478342**
												
										 
										
										
								 
								
						 
						
																
																		
																		発行 2022年12月
判型:B5判 360頁
ISBN 978-4-8404-7834-2
【編 集】
赤瀬 智子(横浜市立大学大学院 医学研究科 看護生命科学分野 教授)
柳田 俊彦(宮崎大学 医学部看護学科 統合臨床看護科学講座 臨床薬理学教授)																
	
														 
														
												
								●漢方薬やゲノム創薬を追加し、新カリキュラムはもちろん、看護学教育モデル・コア・カリキュラムにも対応した内容になりました。
 ●序章「看護学生が臨床薬理学を学ぶ意義」で、薬物療法における看護師の役割について解説し、学生の当事者意識を育みます。
 ●より疾患を意識した臓器別の章立てに刷新しました。実習・臨床に出てからも調べやすい構成です。また、臓器の解剖・疾患の病態を押さえながら薬物療法を解説することで、体系だった知識が定着します。
【目 次】
ARコンテンツ 
 ナトリウムポンプ〈動画〉
 経口与薬〈動画〉
 静脈内注射〈動画〉
 薬物動態-吸収-〈アニメーション〉
 薬物動態-分布-〈アニメーション〉
 薬物動態-代謝-〈アニメーション〉
 薬物動態-排泄-〈アニメーション〉
 薬が処方されてから患者に投与されるまで〈動画〉
 調剤薬局のしくみ〈動画〉
 医療過誤の事例と法的責任〈アニメーション〉
 尿検査の実際〈動画〉
 消毒薬とその使用法〈動画〉
 免疫のしくみ〈アニメーション〉
 薬物の作用機序の基本(神経伝達物質)〈アニメーション〉
 アルツハイマー型認知症治療薬の作用機序〈アニメーション〉
 血液の組成と機能〈アニメーション〉
 凝固・線溶のしくみ〈アニメーション〉
 インスリンの自己注射〈動画〉
 褥瘡処置の手順〈動画〉
 平衡覚伝導路のしくみ〈アニメーション〉
 
 ・「メディカAR」の使い方
 ・はじめに
 ・本書の特徴
 ・医薬品の情報について
 ・医薬品剤形まとめ表
 
序章 看護学生が臨床薬理学を学ぶ意義 
 1 看護学生がなぜ臨床薬理学を学ぶのか
 2 臨床の現場における看護師と薬の関係
 (1)誤薬の防止(2)治療効果の確認(3)有害な作用の早期発見と予防(4)患者・家族に対する治療の説明と服薬指導(5)チーム医療の一員としての情報の共有・発信
 3 看護界や社会の変化と薬の取り扱いの変化
 
1 医薬品総論 
 1 医薬品とは
 1 法規による医薬品の分類
 (1)医療用医薬品と一般用医薬品(2)毒薬と劇薬(3)麻薬(4)向精神薬(5)覚醒剤
 2 医薬品の使用目的による分類
 3 その他の分類
 2 医薬品の作用原理とその影響
 1 薬力学
 (1)薬理作用の原理(2)受容体(3)イオンチャネル(4)トランスポーター(5)酵素
 3 薬物動態学
 1 薬物の投与経路
 (1)経口投与(2)注射投与(3)舌下投与・口腔内投与(4)直腸内投与(5)経皮投与(6)吸入投与(7)脊髄腔内投与(8)その他
 2 薬物の体内動態
 (1)吸収(2)分布(3)代謝(4)排泄
 3 薬物相互作用
 (1)薬物動態学的相互作用(2)薬力学的相互作用
 4 治療薬血中濃度モニタリング
 5 好ましくない副作用(薬物有害反応)
 (1)用量関連性,非用量関連性の薬物有害反応(2)薬物に対するアレルギー反応(3)薬物の反復投与による影響
 6 注意が必要な薬物療法の対象者
 (1)新生児・小児(2)高齢者(3)妊婦・授乳婦
 7 職業性曝露について
 4 医薬品の適正な使用に向けて
 1 処方から投与まで
 (1)処方(2)調剤(3)与薬(4)薬物療法への看護援助
 2 医薬品の情報
 (1)医薬品添付文書(2)緊急安全性情報(イエローレター)と安全性速報(ブルーレター)(3)独立行政法人医薬品医療機器総合機構(4)医薬品安全対策情報(5)医薬品インタビューフォーム(6)患者向医薬品ガイド
 3 医薬品の管理
 (1)医薬品の保管方法(2)在宅における医薬品の管理(3)患者の服薬管理
 4 在宅における服薬支援のポイント
 (1)服薬しやすい状況を整える(2)薬物有害反応への対応(3)アドヒアランスを高める
 5 医薬品の開発から臨床で使用されるまで
 (1)開発の流れ(2)審査(3)厳格な手順の必要性:薬害
 
2 感染症に使用する薬 
 1 感染症
 1 感染症とは
 2 感染症の診断
 3 感染経路
 4 治療
 2 抗微生物薬(抗菌薬・抗ウイルス薬・抗真菌薬)
 1 微生物とは
 (1)真核生物(2)原核生物(3)ウイルス
 2 抗微生物薬とは
 (1)抗微生物薬の選択(2)培養検査(3)抗微生物薬の適正使用
 3 抗菌薬
 (1)抗菌薬とは(2)抗菌薬の種類と作用機序(3)PK-PD(4)各抗菌薬の特徴(5)抗結核薬
 4 抗ウイルス薬
 (1)抗ウイルス薬とは(2)抗インフルエンザウイルス薬(3)抗ヘルペスウイルス薬(4)抗HIV薬(5)抗サイトメガロウイルス薬(6)抗肝炎ウイルス薬
 5 抗真菌薬
 (1)抗真菌薬とは(2)各抗真菌薬の特徴
 6 抗寄生虫薬
 (1)抗寄生虫薬とは(2)抗原虫薬(3)抗蠕虫薬
 7 消毒薬
 (1)滅菌と消毒(2)高・中・低水準消毒薬
 
3 免疫疾患・アレルギー・炎症に使用する薬 
 1 免疫のしくみ
 1 自然免疫と獲得免疫
 (1)自然免疫(2)獲得免疫
 2 細胞性免疫と液性免疫
 (1)細胞性免疫(2)液性免疫
 3 能動免疫と受動免疫
 (1)能動免疫(2)受動免疫
 4 免疫疾患
 5 免疫疾患の治療薬
 6 アレルギー
 (1)感作(2)アレルギー反応の分類
 2 自己免疫疾患の治療薬
 1 関節リウマチ治療薬
 (1)病態(2)治療
 2 全身性エリテマトーデス治療薬
 (1)病態(2)治療
 3 炎症(痛み・発熱)の治療薬
 1 ステロイド
 2 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
 (1)作用機序(2)注意点
 3 その他の鎮痛薬
 4 アレルギーの治療薬
 1 抗アレルギー薬
 2 分子標的治療薬(抗体製剤)
 3 アレルゲン免疫療法
 5 予防接種
 1 定期予防接種薬
 2 任意予防接種薬
 3 ワクチンの種類
 (1)生ワクチン(2)不活化ワクチン,組換えタンパクワクチン(3)トキソイド
 4 ワクチン接種に伴う副反応と有害事象
 5 医療関係者のための予防接種
 
4 がんに使用する薬 
 1 がんとは
 (1)がんの病態(2)細胞周期(3)進行度
 2 がんの薬物療法
 (1)抗がん薬による治療(2)治療の評価
 1 細胞障害性抗がん薬
 (1)作用機序(2)種類と特徴
 2 分子標的治療薬
 (1)作用機序(2)種類と特徴(3)薬物有害反応
 3 免疫チェックポイント阻害薬
 4 ホルモン療法薬
 5 がん治療の例:大腸癌
 (1)病態(2)治療
 6 抗がん薬与薬時の注意点
 (1)事前確認(2)過量投与となった場合の対処
 3 細胞障害性抗がん薬・分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の有害作用とその対策
 1 細胞障害性抗がん薬の有害作用
 (1)骨髄抑制(2)消化器障害(3)心毒性(4)肺毒性(5)腎毒性(6)肝毒性(7)神経毒性(8)脱毛,皮膚障害
 2 分子標的治療薬の有害作用
 3 免疫チェックポイント阻害薬の有害作用
 4 がん性疼痛に使用する薬
 1 WHOがん疼痛ガイドライン
 (1)オピオイド鎮痛薬(2)非オピオイド鎮痛薬(3)鎮痛補助薬
 
5 末梢神経に作用する薬 
 1 神経系概論
 1 神経系とは
 2 神経細胞(ニューロン)と神経伝達物質
 (1)神経細胞(ニューロン)(2)神経伝達物質
 3 自律神経とは
 (1)交感神経と副交感神経の構造(2)自律神経と神経伝達物質
 4 神経伝達物質の受容体
 5 交感神経と副交感神経のバランス
 2 交感神経に作用する薬
 1 アドレナリン作動薬
 (1)α1受容体刺激薬(2)α2受容体刺激薬(3)β1受容体刺激薬(4)β2受容体刺激薬(5)β3受容体刺激薬
 2 抗アドレナリン薬
 (1)α受容体遮断薬(2)β受容体遮断薬
 3 副交感神経に作用する薬
 1 コリン作動薬
 (1)直接型コリン作動薬(2)間接型コリン作動薬
 2 抗コリン薬
 (1)天然型抗コリン薬(2)合成型抗コリン薬
 
6 脳・中枢神経系疾患で使用する薬 
 1 中枢神経系の働きと薬
 (1)中枢神経系の薬
 2 中枢神経疾患の治療薬
 1 抗てんかん薬
 (1)病態(2)治療(3)抗てんかん薬の有害作用と看護上の注意点
 3 パーキンソン病治療薬
 (1)病態(2)治療
 4 認知症(アルツハイマー型認知症)の
 (1)治療薬(2)病態(3)治療
 5 精神疾患に用いる薬(向精神薬)
 1 向精神薬の分類
 2 抗精神病薬
 (1)病態(2)治療(3)抗精神病薬の有害作用と看護上の注意点
 3 抗うつ薬
 (1)病態(2)治療(3)抗うつ薬の有害作用と看護上の注意点
 4 睡眠薬
 (1)病態(2)治療(3)睡眠薬(ベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系)の有害作用と看護上の注意点
 5 抗不安薬
 (1)抗不安薬の適応と作用(2)主な抗不安薬(3)抗不安薬の有害作用と看護上の注意点
 6 気分安定薬(抗躁薬)
 (1)病態(2)治療(3)気分安定薬の有害作用と看護上の注意点
 
7 循環器疾患に使用する薬 
 1 循環器と循環器疾患
 2 高血圧
 1 病態
 2 治療
 (1)降圧薬
 3 低血圧
 1 病態
 2 治療
 (1)昇圧薬
 4 不整脈
 1 病態
 2 治療
 (1)抗不整脈薬
 5 狭心症
 1 病態
 2 治療
 (1)抗狭心症薬
 6 心不全
 1 病態
 2 治療
 (1)心不全治療薬
 7 心筋梗塞
 1 病態
 2 治療
 8 動脈硬化
 1 病態
 2 治療
 9 脳卒中
 1 病態
 2 治療
 10 肺高血圧症
 1 病態
 2 治療
 
8 血液・造血器疾患に使用する薬 
 1 血液のしくみ
 2 貧血治療薬
 1 病態と治療
 (1)鉄欠乏性貧血(2)巨赤芽球性貧血(3)再生不良性貧血(4)溶血性貧血(5)腎性貧血
 3 播種性血管内凝固症候群治療薬
 1 病態
 2 治療
 4 血友病治療薬
 1 病態
 2 治療
 5 特発性血小板減少性紫斑病治療薬
 1 病態
 2 治療
 
9 代謝/内分泌疾患に使用する薬 
 1 代謝/内分泌疾患
 1 代謝
 2 内分泌
 3 糖尿病治療薬
 (1)病態(2)治療
 4 脂質異常症治療薬
 (1)病態(2)治療(3)配合剤
 5 痛風治療薬(高尿酸血症治療薬)
 (1)病態(2)治療
 6 骨粗鬆症治療薬
 (1)病態(2)治療
 7 甲状腺疾患治療薬
 (1)甲状腺機能亢進症治療薬(2)甲状腺機能低下症治療薬
 8 副腎疾患治療薬
 (1)アジソン病治療薬(2)クッシング症候群治療薬(3)尿崩症治療薬
 
10 呼吸器疾患に使用する薬 
 1 呼吸器
 2 気管支喘息治療薬
 1 病態
 2 気管支喘息に使用する薬の分類
 (1)発作治療薬(リリーバー)(2)長期管理薬(コントローラー)
 3 主な治療薬
 (1)気管支拡張薬(2)ステロイド薬(3)抗アレルギー薬(4)生物学的製剤
 3 鎮咳薬
 1 咳(咳嗽)
 2 治療
 4 去痰薬
 1 痰
 2 治療
 
11 消化器系疾患に使用する薬 
 1 消化器系の構造と機能
 2 消化器系疾患に使用する薬の分類と特徴
 1 消化性潰瘍治療薬
 (1)胃酸分泌のしくみと消化性潰瘍(2)消化性潰瘍の症状(3)消化性潰瘍治療薬の分類(4)治療法と投与例(5)消化性潰瘍に対する看護(6)胃食道逆流症
 2 健胃消化薬
 (1)健胃消化薬の分類(2)食欲不振,胃部不快感,胃もたれなどに対する(3)看護
 3 制吐薬,鎮吐薬
 (1)制吐薬の分類(2)悪心・嘔吐に対する看護
 4 消化管運動機能改善薬
 (1)消化管運動機能改善薬の分類(2)上部消化管症状に対する看護
 5 瀉下薬(下剤)
 (1)瀉下薬の分類(2)便秘のタイプと薬の選択(3)便秘時の看護
 6 止瀉薬
 (1)止瀉薬の分類(2)下痢時の看護
 7 腸疾患治療薬
 8 肝臓・胆?・膵臓の疾患に使用する薬
 
12 泌尿器・生殖器疾患に使用する薬 
 1 泌尿器・男性生殖器疾患の治療薬
 1 排尿障害治療薬
 (1)排尿障害とは(2)治療
 2 勃起不全治療薬
 (1)病態(2)治療
 2 女性生殖器疾患の治療薬
 1 女性ホルモン製剤
 (1)更年期障害(2)無月経
 2 排卵誘発薬
 (1)不妊症
 3 子宮収縮薬
 4 子宮収縮抑制薬
 5 子宮内膜症治療薬
 (1)子宮内膜症
 
13 感覚器疾患に使用する薬 
 1 皮膚疾患の治療薬
 1 皮膚の解剖生理
 2 皮膚疾患に用いる薬の特徴
 3 褥瘡治療薬
 (1)病態(2)治療
 4 アトピー性皮膚炎治療薬
 (1)病態(2)治療
 2 眼科疾患の治療薬
 1 白内障治療薬
 (1)病態(2)治療
 2 緑内障治療薬
 (1)病態(2)治療
 3 結膜炎治療薬
 (1)病態(2)治療
 3 平衡感覚障害の治療薬
 1 めまい治療薬
 (1)病態(2)治療
 
14 周術期・救命救急時に使用する薬 
 1 周術期・救命救急時に使用する薬の特徴
 2 医薬品投与による緊急事態
 1 アナフィラキシーショック
 (1)病態(2)臨床症状(3)原因医薬品(4)アナフィラキシーの初期治療に使用する医薬品
 2 過量投与
 3 ショックに対して使用する薬
 1 循環改善のために使用する薬
 2 ステロイド
 4 薬物中毒の治療に使用する薬
 5 救急カートに必要な薬
 6 輸液製剤
 1 輸液の目的
 2 人体の体液分布と浸透圧
 3 輸液の種類と体内分布
 4 クリティカルケアで使用する輸液
 5 クリティカルケアでよく行われる輸液療法
 (1)敗血症性ショックに対する蘇生輸液(2)熱傷に対する初期輸液
 7 麻酔時に使用する薬
 1 麻酔薬(鎮静薬)
 (1)吸入麻酔薬(2)静脈麻酔薬
 2 鎮痛薬
 3 筋弛緩薬
 4 局所麻酔薬
 5 前投薬
 6 麻酔に使用する薬に伴う合併症
 (1)悪性高熱症(2)アナフィラキシーショック(3)局所麻酔中毒
 8 輸血療法
 1 輸血製剤の使用に際して
 2 輸血製剤の種類
 3 輸血製剤による合併症
 (1)急性溶血性副作用(2)アレルギー・アナフィラキシー(3)輸血後GVHD(4)輸血関連急性肺障害(TRALI)(5)輸血関連循環過負荷(TACO)(6)高カリウム血症(7)大量輸血時の有害事象(8)感染症
 
コラム 
 医薬品の名前
 製造や承認の工程による分類
 東洋医学(漢方)
 「ミリ」に注意!
 1日量と1回量
 服用時間
 持参薬
 DPC
 PTP(press through pack)包装の特徴
 服薬遵守を上げるためには?
 医薬品の保存条件
 ゲノム創薬
 特例承認
 医薬品開発の課題
 多職種連携による結核治療
 多剤耐性結核菌
 アナフィラキシーショックのメカニズム
 ヒドロキシクロロキンの注意点
 アスピリン喘息に注意
 遺伝子ワクチン-新型コロナウイルスワクチン
 海外渡航のためのワクチン
 がん以外で用いられる分子標的治療薬
 錐体外路
 生体内の血液凝固系機構と線溶系機構
 健康食品・サプリメント使用の注意点
 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の薬物治療
 なぜ男性は尿閉のリスクが高いのか?
 なぜ残尿の有無を確かめるのか?
 排尿障害治療薬は効かない?
 月経痛
 月経周期と女性ホルモンのメカニズム
 
◆看護 師国家試験出題基準(令和5 年版)対照表