小児看護学 I 子どもの健康と成長・発達**医歯薬出版/茎津 智子/978-4-263-23769-4/9784263237694**

販売価格
3,300円(税込み)
NURSING TEXTBOOK SERIES
編著
茎津 智子
出版社
医歯薬出版
分野
 
小児看護

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書籍版 販売期間
2022/12/22~
JANコード
9784263237694
商品コード
9784263237694
発行 2022年12月
判型:B5判 240頁
ISBN 978-4-263-23769-4

編著:茎津 智子 / 守口 絵里
豊富なカラーイラスト・写真とともに小児看護学を学ぶ新テキスト!

●小児看護学の概論的事項について要点を押さえながら,現代の諸問題や,医療や病気・死と子どもの関係など,子どもや家族と接するうえで欠かせない観点を丁寧に解説した新たなテキストです.
●小児の成長・発達については,発達段階ごとの特徴を図表・イラストを多く交えて解説するとともに,各発達理論に沿った全体像も俯瞰できるように構成しています.

【目 次】
第1章 小児看護とは
1 小児看護の変遷
2 小児看護における対象
1)子どもと家族をひとつの単位として
2)子ども観
3)小児看護における子どもの対象年齢
3 小児看護における目標と役割
1)小児看護を考えるためのキーワード
発達
健康
生活
家族
2)小児看護の目標と役割
健やかな成長・発達を促進すること
疾病を予防し健康の増進を図ること
子どもの健康の回復,心身の苦痛の緩和を図ること
家族の発達および家族の機能・役割が適切となること
4 これからの小児看護と課題
1)子どもの療養を地域で支える体制
2)子どもの人権,主体性を支える看護
3)小児看護の専門性と質の向上

第2章 子どもの権利と小児保健施策
1 子どもの権利
1)子どもの権利の歴史的変遷
2)「子どもの権利条約」の基本的な4つの柱
3)わが国の現状と課題
4)小児医療と子どもの人権
5)子どもの権利擁護(アドボカシー)
6)子どもの意思決定を支えるインフォームド・コンセントとインフォームド・アセント
2 小児保健のための施策と法
1)児童福祉法
2)子育て支援に関する法律
3)児童虐待の防止等に関する法律
4)母子保健法
5)子どもの医療費助成に関する制度
6)健やか親子21
7)学校保健安全法
8)予防接種法

第3章 現代社会に生きる子どもと家族
1 保健統計からみた子どもと家族
1)人口の動向
2)出生に関する統計
3)子どもの死亡に関する統計
乳児死亡
幼児・学童の死亡
4)子どもの身体の変化と健康
身体発育
体力・運動能力
学校保健統計からみた疾病・異常
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の子どもへの影響
2 子どもと家族に起きている健康課題
1)子どもの食習慣
栄養バランスにかかわる健康課題
規則正しい食事にかかわる健康課題
食事の摂取量にかかわる健康課題
家族との食事にかかわる健康課題
2)子どもの生活習慣にかかわる健康課題
子どもの身体活動にかかわる健康課題
子どもの睡眠にかかわる健康課題
3)こころの健康課題
小児うつ病
不登校
自殺
4)学童期・思春期の健康問題
飲酒・喫煙
薬物
ネット依存
性の問題
ヤングケアラー
5)児童虐待とその背景
児童虐待を取り巻く社会的背景
児童虐待の発生状況
児童虐待の種類
児童虐待発生要因
児童虐待が与える悪影響
児童虐待防止の取り組み
3 小児と家族へのヘルスプロモーションと健康教育
1)ヘルスプロモーションとは
2)子どもと家族のヘルスプロモーション
3)子どものセルフケア
4)健康教育・患児教育
健康教育・患児教育のプロセス
4 子どもの不慮の事故
1)子どもの特性
身体の特性
こころの特性
2)わが国における不慮の事故の特徴
3)事故の種類
窒息
誤飲・誤嚥
溺水
転倒・転落
熱傷
交通事故
熱中症
4)事故防止
5)安全教育
子どもへの安全教育
保護者への安全教育
社会に向けた安全教育
5 子どもと災害
1)災害とは
2)災害医療と災害看護
3)災害を受けた子どもへの影響
災害時に子どもが受ける身体的影響
災害時に子どもが受ける心理的影響
災害以前から支援を必要とする子ども
4)親を亡くした子どもへの支援

第4章 子どもの成長・発達
1 成長・発達の概念
1)成長・発達に関する用語
成長(growth)
発達(development)
発育(growth and development)
成熟(maturation)
2)成長・発達の原則
発達の方向性・順序性
発達の連続性
臨界期の存在
発達の個人差
3)成長・発達に影響を与える要因
遺伝的要因
環境的要因
4)小児期の区分と発達段階
5)発達理論
エリクソンの自我発達理論
ピアジェの認知発達理論
ボウルビィの愛着理論
2 小児各期における小児の成長・発達
1)新生児期・乳児期
形態的成長
機能的発達
言語・コミュニケーションの発達
思考・認知の発達
情緒の発達
2)幼児期
形態的成長
機能的発達
言語・コミュニケーションの発達
思考・認知の発達
情緒・社会性の発達
3)学童期
形態的成長
機能的発達
言語・コミュニケーションの発達
思考・認知の発達
情緒・社会性の発達
4)思春期
形態的成長
生理学的特徴
コミュニケーションの発達
思考・認知の発達
情緒・社会性の発達
3 成長・発達の評価
1)成長・発達の評価の目的
子どもの理解
発達の特徴とその要因の把握
支援の必要性の判定
支援の効果の判
2)発育評価の方法
身体の発育評価
精神運動機能の発達評価
発達指数(developmental quotient)
3)養育・社会環境の評価
4)発育評価を行う際の留意点
4 子どもの発達と基本的生活習慣(統合された機能)
1)栄養と食事
子どもにとっての栄養と食生活の意義
小児の食事摂取基準
小児各期の栄養と食事習慣
2)排泄
小児の排泄に関する身体的特徴
小児各期の排泄と排泄習慣
3)睡眠
小児各期の睡眠と睡眠習慣
4)清潔
小児の清潔に関する身体的特徴
小児各期の清潔と清潔習慣
5)衣服と着脱
小児(乳幼児)の衣服の条件
小児各期の衣服と着脱

第5章 病気・入院に伴う子どもと家族への看護
1 病気・入院が子どもと家族に与える影響と看護
1)総論
病気・入院による成長・発達への影響
子どもの病気の理解
健康障害に伴う子どもと家族のストレス
子どもの入院生活に望ましい環境づくり
入院生活を支える看護
2)慢性期にある子どもと家族の看護
慢性期にある子どもの特徴
慢性期にある子どもの親の特徴
慢性期にある子どもと家族への看護
3)急性期にある子どもと家族の看護
急性期にある子どもの特徴
急性期にある子どもの家族の特徴
急性期にある子どもと家族への看護
4)手術を受ける子どもと家族の看護
手術を受ける子どもの特徴
手術を受ける子どもの家族の特徴
手術を受ける子どもと家族への看護
2 外来における子どもと家族への看護
1)外来看護が果たす役割
2)小児外来の環境
3)外来における子どもと家族への援助
3 子どもと家族への退院支援と在宅療養支援
1)子どもと家族への退院支援
在宅生活への受容支援
在宅生活に向けた具体的な準備支援
在宅生活の継続支援
2)子どもと家族への在宅療養支援
地域で支えるチーム医療の意義
医療的ケアを必要とする子どもと家族の現状と課題
在宅療養を必要とする多様な医療的ケア児の特性
在宅医療を必要とする子どもの成長・発達の支援
4 死を迎える子どもと家族への看護
1)子どもを取り巻く死
2)発達段階と子どもの死の理解
死の概念とは
子どもの死の理解とケア
3)子どものエンド・オブ・ライフケア(end of life care)
子どもの緩和ケア,エンド・オブ・ライフケア
死を迎える子どもと家族へのケア
5 大切な人と死別する子どもへの看護
1)死別に伴う子どもの反応
2)遺族としての子どもへのケア
子どもの力を信じる
子どものニーズを知る
子どもが感じている,思っていることを表現する場をつくる

巻末資料 子どもの権利条約抄訳