小児看護学 II 子どもへのケア技術と看護過程**医歯薬出版/守口 絵里/978-4-263-23770-0/9784263237700**

販売価格
2,970円(税込み)
NURSING TEXTBOOK SERIES
編著
守口 絵里
出版社
医歯薬出版
分野
 
小児看護

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書籍版 販売期間
2022/12/22~
JANコード
9784263237700
商品コード
9784263237700
発行 2022年12月
判型:B5判 196頁
ISBN 978-4-263-23770-0

編著:守口 絵里 / 茎津 智子
豊富なカラーイラスト・写真とともに小児看護学を学ぶ新テキスト!

●小児特有のケア技術と看護展開について,小児看護の実際をイメージしやすいよう構成した新たなテキストです.
●1章・2章では,日常生活援助から診療場面,各種症状への対処まで,各看護技術の流れを写真を用いて紹介しています.
●3章では主要な10疾患の事例を用いて,疾患のポイントを押さえながら関連図とともに看護過程の展開を示しています.

【目 次】
第1章 小児看護に特有な技術
A 日常生活援助に必要なケア技術
1 食事
1)食事援助に必要な知識
食事援助の目的
子どもの摂食機能
子どもの食事形態と食行動の発達
2)授乳
アセスメント
調乳:調製粉乳など人工乳を調乳する場合
冷凍母乳を温める場合
授乳の方法
3)離乳食の介助
アセスメント
離乳食介助の実際
4)幼児食・学童食への支援
アセスメント
食事介助
5)おやつ(間食)への支援
6)治療食への支援
2 排泄
1)排泄援助に必要な知識
2)おむつ交換
目的
必要物品
手順
3)ベッド上での排泄の援助
目的
必要物品
手順
3 睡眠
1)睡眠援助に必要な知識
小児の睡眠の特徴
小児の睡眠の重要性
2)睡眠への援助
睡眠環境づくり
注意点
4 清潔
1)清潔援助に必要な知識
小児の皮膚の特徴
歯の発達
子どもの発達と清潔
清潔の目的
2)沐浴および入浴
必要物品
方法
3)清拭と陰部洗浄および殿部浴
必要物品
方法
4)うがいと歯磨き
必要物品
方法
B 診療場面で必要なケア技術
1 ヘルスアセスメント
1)観察
子どもの特徴
子どもの全身状態の判断
2)身体計測
体重
身長
頭囲
胸囲
腹囲
3)バイタルサイン
呼吸測定
脈拍・心拍測定
体温測定
血圧測定
2 検体採取
1)採血
2)採尿
3)咽頭・鼻腔培養
4)骨髄穿刺
5)腰椎穿刺
3 与薬・輸液
1)与薬に必要な知識
子どもと与薬
与薬の基礎知識
2)内服援助
内服薬の特徴
発達段階に合わせた内服の工夫
内服とプレパレーション
3)坐薬援助
子どもの坐薬投与の工夫
4)注射援助
5)点滴静脈内注射の援助
C 事故・緊急時に必要なケア技術
1 小児期に起こりやすい事故への対処
1)誤飲
消化管異物
中毒
2)誤嚥
喉頭異物
声門下異物・気管異物・気管支異物
3)熱傷
応急処置
局所療法
輸液療法
感染予防
子どもと家族の長期的な支援
2 緊急時の対処
1)救急蘇生法とは
2)一次救命処置の方法
アルゴリズム
安全確認
反応の確認と応援要請
呼吸・脈拍確認
胸骨圧迫
人工呼吸
AEDの使用
2)二次救命処置の方法
アルゴリズム
呼吸管理
静脈路の確保と心肺蘇生薬の投与

第2章 子どもの主要な症状とケア技術
1 発熱
1)小児の体温の特徴
2)発熱の定義
3)観察とアセスメントのポイント
4)関連する看護技術
冷罨法
適切な衣服や掛け物の調整,および快適な室温・湿度の調整
水分,電解質の補給
解熱薬の使用
2 脱水
1)脱水とは
2)小児の水分代謝の特徴と脱水
3)小児によくみられる脱水時の症状や所見
体重減少
尿量減少
皮膚や粘膜の乾燥
大泉門の陥没
末梢循環不全
意識レベルの低下
4)観察とアセスメントのポイント
5)関連する看護技術
経口による水分補給
輸液療法
ツルゴールの確認
in-outバランスの計算
3 消化器症状
1)小児の消化器の特徴
2)小児によくみられる消化器症状
腹痛
嘔吐
下痢
便秘
下血
3)観察とアセスメントのポイント
4)関連する看護技術
経管栄養法
浣腸
4 呼吸器症状
1)小児の呼吸器の特徴
2)小児によくみられる呼吸器症状
咳嗽
鼻汁・鼻閉
異常な呼吸音・喘鳴
異常な呼吸運動
3)観察とアセスメントのポイント
4)関連する看護技術
体位の工夫
吸入療法
酸素療法
口鼻腔内吸引
5 痙攣・意識障害
1)小児の神経系の特徴
2)痙攣・意識障害に関連する小児によくみられる症状
てんかん発作の種類
姿勢の異常
瞳孔の異常
発作の重積状態
3)観察とアセスメント/ケアのポイント
4)関連する看護技術
呼吸状態の観察,吸引
安全確保(環境整備)・体位の工夫
酸素供給
意識レベル評価
抗痙攣薬投与
6 発疹
1)発疹とは
2)子どもによくみられる発疹性の疾患
3)発熱を伴わない発疹性の疾患
蕁麻疹
アトピー性皮膚炎
4)関連する看護技術
観察とアセスメント
かゆみを伴う発疹のケア
家族や本人への説明

第3章 小児看護における看護過程と代表的な事例
A 小児看護における看護過程
1 看護過程とは
1)アセスメント
アセスメントの枠組み
2)看護問題の明確化
看護問題
共同問題(Collaborative Problems;CP)
3)計画立案
目標設定
計画立案
4)実施(看護介入)
5)評価・修正
2 情報収集の実際
1)面接(インタビュー)による情報収集
子どもとのコミュニケーション
家族とのコミュニケーション
2)観察
B 代表的な疾患の事例展開
事例1 喘息発作によりはじめて入院となった4歳の子ども
1)事例紹介
本人の普段の生活・家族構成など
現病歴
2)疾患のポイントと看護
3)アセスメント内容
4)看護問題の明確化と根拠
5)看護計画
事例2 川崎病によって入院加療となった3歳6カ月の子ども
1)事例紹介
本人の普段の生活・家族構成など
現病歴
2)疾患のポイントと看護
3)アセスメント内容
4)看護問題・共同問題の明確化と根拠
5)看護計画
事例3 ファロー四徴症の心内修復術を受けた1歳5カ月の子ども
1)事例紹介
入院までの経過
入院後~手術・ICUまでの経過
小児病棟に戻ってからの経過
2)疾患のポイントと看護
3)アセスメント内容
4)看護問題の明確化と根拠
5)看護計画
事例4 急性糸球体腎炎を発症した9歳の子ども
1)事例紹介
本人の普段の生活・家族構成など
現病歴
2)疾患のポイントと看護
3)アセスメント内容
4)看護問題・共同問題の明確化と根拠
5)看護計画
事例5 血管性紫斑病によりはじめて入院となった7歳の子ども
1)事例紹介
本人の普段の生活・家族構成など
現病歴
2)疾患のポイントと看護
3)アセスメント内容
4)看護問題の明確化とその根拠
5)看護計画
事例6 神経芽腫により入院となった1歳の子ども
1)事例紹介
本人の普段の生活・家族構成など
現病歴
2)疾患のポイントと看護
3)アセスメント内容
4)看護問題の明確化と根拠
5)看護計画
事例7 1型糖尿病により入院となった10歳の子ども
1)事例紹介
本人の普段の生活・家族構成など
現病歴
2)疾患のポイントと看護
3)アセスメント内容
4)看護問題・共同問題の明確化と根拠
5)看護計画
事例8 消化器感染症のためはじめて入院となった10カ月の子ども
1)事例紹介
本人の普段の生活・家族構成など
現病歴
2)疾患のポイントと看護
3)アセスメント内容
4)看護問題の明確化と根拠
5)看護計画
事例9 滲出性中耳炎により鼓膜チューブ挿入術(チュービング)実施となった5歳の子ども
1)事例紹介
年齢・性別・発達・入院前の生活・家族構成など
現病歴
2)疾患のポイントと看護
疾患のポイント
治療
術前の看護
術後の看護
退院後の留意点
3)アセスメント内容
4)看護問題の明確化と根拠
5)看護計画
事例10 ウエスト症候群(点頭てんかん)で入院となった8カ月の子ども
1)事例紹介
本人の発達・普段の生活・家族構成など
現病歴
2)疾患のポイントと看護
3)アセスメント内容
4)看護問題・共同問題の明確化と根拠
5)看護計画