わかりやすい省察的実践**医学書院/三輪 建二/978-4-260-05115-6/9784260051156**

販売価格
2,970円(税込み)
実践・学び・研究をつなぐために
編著
三輪 建二
出版社
医学書院
分野
 
臨床看護 一般

数量

電子版発売中です。(外部サイトへ移動します)

医書JP 電子版ページへ
医書JPご利用初めての方は、こちら >>>
書籍版 販売期間
2023/03/03~
JANコード
9784260051156
商品コード
9784260051156
発行 2023年3月
判型:A5判 248頁
ISBN 978-4-260-05115-6
すべての悩める実践家に。待望の入門書

看護、教育、福祉などの対人関係専門職にとって、実践・学び・研究はどのように位置づけられるのか。現場の知を探求していくために必要な考え方を、省察的実践や成人学習理論の成書を多数翻訳してきた第一人者がわかりやすく解説。実践に悩む人はもちろん、教育・研修担当者、大学院進学に興味のある方へもおすすめ。学び続けるあなたを応援する1冊。

【目 次】
第1部 対人関係専門職における学び
 第1章 私たちは対人関係専門職として学び続ける
  第1節 対人関係専門職とは
  第2節 対人関係専門職の学び
  第3節 対人関係専門職の資質・能力と学び
 第2章 私たちは省察的実践者として学び続ける
  第1節 技術的熟達者の学びの特徴
  第2節 知を「適用」する学びでよいか
  第3節 省察的実践者としての学び
 第3章 私たちは成人学習者として学び続ける
  第1節 アンドラゴジー
  第2節 自己決定性と経験の尊重
  第3節 自分の意識を変容する学び
 第4章 私たちは学習支援者として学び続ける
  第1節 人びとの自己決定性が育つ学習を支援する
  第2節 人びとの経験を尊重する学習を支援する
  第3節 人びとの意識変容の学習を支援する
 第5章 かかわり合う相手の学びのプロセスを支援する
  第1節 教える役割
  第2節 引き出す役割・問い直す役割・つなげる役割
  第3節 学習プロセスの展開を支援する:準備段階
  第4節 学習プロセスの展開を支援する:実施段階
  第5節 学習プロセスの展開を支援する:終了段階
 第6章 省察的実践サイクルをらせん的に展開する
  第1節 人びとの成長と組織の改善
  第2節 専門職集団内での交流と資質・能力の向上
  第3節 多職種集団との交流

第2部 省察的な記録・レポート・論文をまとめる
 第1章 省察的に語る、省察的に書く
  第1節 実践を省察的に語ることは研究である
  第2節 実践を省察的に記録する
  第3節 省察的なレポート・論文を書く
 第2章 課題を絞り込む
  第1節 形式的に絞り込む:規模と実行可能性
  第2節 内面的に絞り込む:経験や信念の省察
  第3節 理論的に絞り込む:資料や先行研究の省察的な取り扱い
 第3章 研究目的・研究方法を省察的に設定する
  第1節 研究の背景・先行研究・研究目的
  第2節 目的に沿った研究方法を選びとる:量か質か
  第3節 省察的実践者にとっての研究倫理
 第4章 データを省察的に収集し分析する
  第1節 データの厳密性と適切性をめぐって
  第2節 観察研究、言説研究およびGTAの厳密性と適切性
  第3節 アクションリサーチ
 第5章 データを省察的に考察し結論をまとめる
  第1節 エビデンスに基づく実践という要請
  第2節 省察的な考察と結論:厚い記述
 第6章 経験省察型のレポート・論文をまとめ、活用する
  第1節 レポート・論文の活用
  第2節 経験省察型のレポート・論文の壁とは
  第3節 実践・学び・研究をつなぐために

第3部 実践と研究をつなぐ指導──実務家教員のことば
 私立教育系大学院(修士課程・通学制)
 私立国際関係系大学院(修士課程・通信制)
 私立福祉系専門職大学院(専門職大学院・通学制)
 私立経営系大学院(MBA課程・通学/通信制)
 私立経営系専門職大学院(専門職大学院・通学制)
 「実践のことば」から──まとめに代えて

コラム
 対人関係専門職ということば
 省察的実践者ということば
 ショーンの省察(リフレクション)への理解
 実習生と新人看護師──いつからおとなの扱いになるのか
 ケアする者がケアされる者から学ぶ:鷲田清一
 希望は、必ず見つかる──患者の心の奥底の希望を引き出す
 授業研究・校内研究と職員室の変化
 看護師集団の省察から看護師・医師間の省察へ
 資料・先行研究をめぐる実務家教員からの提言
 先行研究と自己の経験──「ジレンマ」と向き合う
 精神科医の研究方法の変更:神谷美恵子
 「実践に基づくエビデンス」は可能だろうか?
 赤ペン先生ではない論文指導と対話