難治性喘息診断と治療の手引き 2023 第2版**メディカルレビュー社/日本呼吸器学会/978-4-7792-2692-2/9784779226922**

販売価格
4,400円(税込み)
編著
日本呼吸器学会
出版社
メディカルレビュー社
分野
 
呼吸器一般

数量

販売期間
2023/02/21~
商品コード
9784779226922
発行 2023年2月
判型:A4変型判 144頁
ISBN 978-4-7792-2692-2

編集:日本呼吸器学会難治性喘息診断と治療の手引き第2版作成委員会
本手引きでは,難治性喘息の定義を定め,難治性喘息/重症喘息と重症喘息を「難治性喘息」に統一するようにした。今後の喘息治療の方向性として,stepwise approachからtreatable trait approachが必要と考えられつつある。
本手引きでは今後も増加する難治性喘息に適応のある高価な治療薬を適切に使用していただけることを期待して,難治性喘息の診断の正確性,治療アドヒアランスの確認,リスク回避,合併症の治療などを確認したうえで,適切に難治性喘息を診断し,さらに治療に結びつくフェノタイプ(エンドタイプ)を考慮して治療薬の選択ができる一助となることを期待してフローチャートやポイントを記してこの手引書を作成した。
(東田 有智「序」より)

【目 次】
第1章 難治性喘息/重症喘息の概念と定義

第2章 難治性喘息の疫学(頻度,有病率)

第3章 難治性喘息の病態
 A.遺伝的素因
 B.難治性喘息のフェノタイプとクラスター解析
  1.成人発症
  2.小児発症
 C.気道炎症とその免疫学的機序
 D.気道構造の特徴
 E.生理学的特徴(呼吸機能)

第4章 難治性喘息鑑別のための評価
 A.判定基準/フローチャート
  1.小児
  2.思春期
  3.成人~高齢者
 B.鑑別と評価のための検査
   [血液検査,血清学的検査,呼吸機能検査(スパイロメトリー,PEF,気道可逆性検査,気道過敏性検査,肺拡散能検査),HRCTなど]
 C.合併症(併存症)および寄与因子
  1.環境因子
  2.副鼻腔炎
  3.喫煙/COPD
  4.閉塞性睡眠時無呼吸
  5.過換気症候群
  6.胃食道逆流症
  7.薬剤
  8.好酸球性多発血管炎性肉芽腫症
  9.アレルギー性気管支肺真菌症
  10.声帯機能障害
  11.肥満
  12.心不全
  13.ホルモンの影響
  14.心理的因子

第5章 治療
 A.成人の長期管理
  1.難治性喘息の標準的治療とコントロール評価(ICS,LABA,SRT,LTRA,LAMAを含む)
  2.高用量吸入ステロイド薬および全身性ステロイド薬による治療と副作用(ステロイド非反応性を含める)
  3.生物学的製剤の適応と効果(フェノタイプを含めて)
     ─ オマリズマブ,メポリズマブ,ベンラリズマブ,デュピルマブ,テゼペルマブ
  4.今後期待される生物学的製剤と適応(フェノタイプを含めて)
  5.気管支熱形成術の適応と効果
  6.標準治療から生物学的製剤,気管支熱形成術への治療フロー
 B.小児の長期管理