スポーツ復帰を目指す 膝前十字靭帯損傷のリハビリテーション**中外医学社/黒川 純/978-4-498-07322-7/9784498073227**

販売価格
6,380円(税込み)
臨床の実際から学ぶ理学療法
編著
黒川 純
出版社
中外医学社
分野
 
リハビリテーション技術

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書籍版 販売期間
2023/05/11~
JANコード
9784498073227
商品コード
9784498073227
発行 2023年5月
判型:B5判 292頁
ISBN 978-4-498-07322-7

【編 集】
黒川 純(船橋整形外科西船クリニック 理学療法部部長)

【編集協力】
梅原 弘基(船橋整形外科市川クリニック 理学療法部課長代理)
小林 雄也(船橋整形外科市川クリニック 理学療法部課長代理)
ACLリハを極める! 競技別の練習プログラムがわかる!

膝前十字靭帯断裂における再建術後のスポーツ復帰を目指すリハビリテーションについて,日本有数の経験と実績を有する船橋整形外科グループ理学診療部がもつスキルとノウハウを凝縮して1冊にまとめる書.各ステージにおけるリハビリテーション・プログラムや競技別の練習プロトコルなど,現場で実際に同病院が行っているプログラムを解説する実践的な書.

【目 次】
第1章 膝関節疾患とスポーツ復帰
[1]膝関節疾患の理学療法総論:解剖と荷重関節としての膝関節の考え方
  A.膝関節の解剖
   1.大腿脛骨関節・膝蓋大腿関節
   2.主要な靭帯と筋
   3.半月板
   4.膝蓋下脂肪体(infrapatellar fat pad: IFP)
   5.関節包
  B.膝関節の運動学
   1.大腿脛骨関節の運動学
   2.膝蓋大腿関節の運動学
  C.荷重関節としての膝関節を捉える上での基礎知識
   1.重心
   2.外力(重力と床反力)
   3.関節モーメント
   4.姿勢制御と関節モーメントの推定

[2]リハビリテーションのための膝関節臨床解剖
  A.膝関節前方の構造
   膝蓋下脂肪体
  B.膝関節内側の構造
   1.下腿内側に分布する皮神経
   2.鵞足とMPFL
   3.Ramp lesionと半膜様筋の停止
  C.膝関節前外側の構造
   1.膝関節外側において観察される構造
   2.下腿の内旋・外旋の際のシート状の線維性組織の見え方の違い
   3.膝関節前外側に広がるシート状の線維性組織の機能
   4.シート状の線維性組織のGerdy’s結節の後方における付着の特徴
   5.関節包の付着幅の違いが意味すること

[3]スポーツ復帰に向けたリハビリテーションプログラムマネージメント
  1.患者が目指すスポーツ復帰
  2.標準化プログラムと個別プログラム
  3.基礎運動と運動の面
  4.基礎運動に関連する分離機能
  5.スポーツ復帰を目標としたプログレッション
  6.代償
  7.再受傷予防とパフォーマンス向上

[4]リハビリテーション標準化への取り組み
  1.リハビリテーションプログラムの統一
  2.医師との知識・症例情報共有
  3.部内教育

第2章 膝前十字靭帯損傷とリハビリテーション
[1]疫学・受傷機転・スポーツ種目
  1.ACL損傷の発生率
  2.受傷機転

[2]手術方法・術後成績
  1.術式
  2.術後成績

[3]再断裂・反対側断裂(成績および影響因子)
  1.再受傷の現状
  2.再受傷の危険因子

[4]リハビリテーション
  1.膝関節機能の評価とアプローチ
   ・1.術後に生じる膝関節の機能障害と評価方法
   ・2.アプローチの実際
  2.患部外機能の評価とアプローチ
   ・1.体幹機能
   ・2.股関節機能
   ・3.足部機能
  3.荷重関節における多関節運動の統合
   ・1.フロントランジ(踏み込み動作)
   ・2.スクワット動作
   ・3.ドロップスクワット
   ・4.ジャンプ動作
  4.術前リハビリテーションと患者教育
   ・1.術前リハビリテーションの実際
   ・2.患者教育の実際
  5.プロトコル・術前後評価
   ・1.当院のプロトコル
   ・2.当院における評価の実際
  6.術直後リハビリテーション(入院)
   ・1.ACL再建術直後の疼痛・腫脹管理
   ・2.松葉杖歩行のポイント
   ・3.獲得すべき機能とアプローチ
  7.各ステージリハビリテーションプログラム
   ・1.プロトコル
   ・2.各ステージリハビリテーションプログラム
  8.合併損傷に対するリハビリテーション
   ・1.半月板
   ・2.内側側副靭帯
   ・3.前外側靭帯
   ・4.軟骨損傷

[Topic]スポーツ復帰に向けたトレーニングの基礎とテーピング

第3章 膝前十字靭帯再建術後の競技別リハビリテーション
[1]バスケットボール
  1.競技特性とACL損傷
  2.競技特性を考慮した術後リハビリテーションのポイント
  3.競技別練習プロトコル

[2]サッカー
  1.競技特性とACL損傷
  2.競技特性を考慮した術後リハビリテーションのポイント
  3.競技別練習プロトコル

[3]バレーボール
  1.競技特性とACL損傷
  2.競技特性を考慮した術後リハビリテーション
  3.競技別練習プロトコル

[4]スキー
  1.競技特性とACL損傷
  2.競技特性を考慮した術後リハビリテーション
  3.競技別練習プロトコル

[5]野球
  1.競技特性とACL損傷
  2.競技特性を考慮した術後リハビリテーションのポイント
  3.競技別練習プロトコル

[6]体操
  1.競技特性とACL損傷
  2.競技特性を考慮した術後リハビリテーションのポイント
  3.競技別練習プロトコル

[7]クラシックバレエ
  1.競技別特性とACL損傷
  2.競技特性を考慮した術後リハビリテーションのポイント
  3.競技別練習プロトコル

[Topic]ACL再建術後のゴルフ復帰

[付録]運動器疾患に対するリハビリテーションの考え方
  付録1 運動器疾患におけるリスク管理
  付録2 リハビリテーションにおけるプロトコルの捉え方
  付録3 Knee-inの功罪
  付録4 可動域を改善するために
  付録5 1次損傷予防と術後再受傷予防