ロボット支援鼠径部ヘルニア修復術入門**中外医学社/嶋田 元/978-4-498-04356-5/9784498043565**

販売価格
5,940円(税込み)
安全な導入から手術手順,教育,トラブルシューティングまで
編著
嶋田 元
出版社
中外医学社
分野
 
消化器外科学

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書籍版 販売期間
2023/05/23~
JANコード
9784498043565
商品コード
9784498043565
発行 2023年5月
判型:B5判 116頁
ISBN 978-4-498-04356-5

【監 修】
嶋田 元(聖路加国際病院ヘルニアセンター センター長)

【編 集】
松原 猛人(聖路加国際病院消化器センター 副センター長)
今村 清隆(四谷メディカルキューブ??きずの小さな手術センター/千船病院外科)
ロボット支援鼠径部ヘルニア修復術の実施に必要な情報を全網羅した本邦初のマニュアル!

導入までの施設手続きなどの準備からロボットの種類ごとのセットアップ,手技とデバイスの実際,緊急時やトラブル対応,安全に行うための注意点までこれから導入する施設にもゼロからわかりやすく解説.すでに実施している施設の課題解決に役立つエキスパートたちのコンセンサスは著者全員での長時間に及ぶディスカッションで生み出されたベストの方針! ロボット支援鼠径部ヘルニア手術の安全な実施はこの1冊で.

【目 次】
CHAPTER 1 ロボット支援鼠径部ヘルニア修復術の歴史と現状
   da Vinci Surgical Systemの黎明期
   初のR-TAPP
   米国におけるda Vinci S以降のR-TAPP
   日本におけるda Vinci S以降のロボット支援手術
   日本におけるda Vinci S以降のR-TAPP
   R-TAPPのエビデンス
   R-TAPPによるロボット支援手術教育
   R-TAPPの未来

CHAPTER 2 導入までの準備
   本術式導入に関するJSESからの提言,JHSの指針
   施設でのコンセンサス
   JHSとNCDへの登録
   チーム作り
   トレーニング
   ロボット支援手術プロクター認定制度について
   緊急時の対応について

CHAPTER 3 セットアップ
【1】da Vinci Si?
   手術室配置
   患者位置
   ポート位置,使用器具
   セットアップ
【2】da Vinci X?
   必要物品リスト,手術室レイアウトの作成
   患者保護・体位
   セットアップ
【3】da Vinci Xi?
   Da Vinci Xi Surgical Systemの特徴
   セットアップ手順

CHAPTER 4 エネルギーデバイス
   R-TAPPに用いる電気メス装置
   エネルギーデバイスとして用いられるインストゥルメントのラインナップ
   最低限押さえておきたい電気メスの原理
   ダブルバイポーラ法
   モノポーラ法

CHAPTER 5 手術手技
【1】内鼠径ヘルニア:バイポーラ法?
   当科におけるロボット支援鼠径部ヘルニア修復術(R-TAPP)の導入
   当科の使用デバイス
   R-TAPPの手術手技のステップアップ
   現在の当科におけるR-TAPP(内鼠径ヘルニア)の手術手技
【2】内鼠径ヘルニア:シザーズ法?
   基本セッティング
   ポート配置
   症例
   腹膜切開
   高位切開に必要な臨床解剖と本稿での解剖学的呼称
   腹膜前腔の剥離
   偽?の同定
   Parietalization of the cord components その1
   Parietalization of the cord components その2
   内側腹側領域の剥離
   精索脂肪腫の検索
   偽?縫縮
   メッシュ展開
   メッシュの固定
   腹膜縫合
   ポート閉鎖と疼痛管理
【3】外鼠径ヘルニア:ダブルバイポーラ法?
   R-TAPP法の適応
   鼠径部解剖
   R-TAPP法で修復すべき範囲
   R-TAPP法の手術手技
   R-TAPP法における手技上のコツ
   4 外鼠径ヘルニア:シザーズ法?
   セットアップ
   使用機器
   手術手技

CHAPTER 6 緊急時対応
   術中大量出血
   大規模停電

CHAPTER 7 R-TAPPの教育方法
   本邦におけるR-TAPPの歴史
   da Vinci Surgical SystemによるR-TAPPの導入
   ロボット支援手術特有の教育方法
   症例の選択
   腹膜高位切開によるR-TAPP手術の実際と教育
   R-TAPPのラーニングカーブ
   ロボット支援手術の教育に開腹手術や腹腔鏡下手術は必要か

CHAPTER 8 手技を安全に行う際に注意すること
   1.高位切開と環状切開
   2.精索脂肪腫
   3.推奨メッシュ
   4.漿液腫予防
   5.8 mmポート挿入創は閉鎖すべきか
   6.動作制限や視野確保に困った時