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悩めるエンド難症例 診断のポイントとその対応**クインテッセンス出版/倉富 覚、/978-4-7812-1038-4/9784781210384**

販売価格
14,850円(税込み)
成功する歯内療法
編著
倉富 覚、
出版社
クインテッセンス出版
分野
歯科学 一般

数量

販売期間
2024/11/09~
商品コード
9784781210384
発行 2024年11月
判型:A4判 196頁
ISBN 978-4-7812-1038-4

難症例にどう対処し、解決するか! 著者長年の臨床経験にもとづく指南書

歯内療法の難しさは誰もが認めることで、難症例といわれるケースの場合、「診断の誤り」「根管形態」「人為的な要因」「病態」の4つがその原因として考えられる。本書はそれぞれの問題点につき事例を示しながら紹介。成功例はもちろん、失敗例に学ぶ著者のコメントも随所に取り入れ、イラストや臨床写真を交えながら解説している。読者が知りたい情報、また患者や術者の負担軽減にもつながる解決策を提示し、臨床に役立つ内容とした。

【目 次】
はじめに
推薦のことば

CHAPTER Ⅰ エンドの難症例とは
  1.いわゆる難症例とは
  2.思い込みをなくそう!
  3.理想的な根管拡大とは

CHAPTER Ⅱ 診断の誤りに起因するもの
  1.診断なくして治療なし
  2.画像診断のポイント
   (1)正常な歯周組織のエックス線画像を知っておく
   (2)歯内療法の診断を行うための適切なデンタル撮影ができているか?
  3.画像診断に注意を要するケース
   (1)デンタルエックス線画像の微細な異常像を見逃すな!
   (2)CTを活用しよう
   (3)画像診断に注意を要するケース
     ① 根尖病変が皮質骨に及んでいないケース
     ② 上顎洞と根尖が近接しているケース
     ③ 骨隆起が存在するケース
     ④ エックス線透過像が複数歯(複数根)にまたがって存在するケース
     ⑤ 疑似根尖病変
     ⑥ 咬合性外傷をともなうケース
     ⑦ 骨の解剖学的形態によってエックス線透過像が存在するケース

CHAPTER Ⅲ 根管形態に起因するもの
  はじめに
  1.著しい歯根吸収
  2.根尖孔が開大しているケース
  3.著しい湾曲根管
   (1)穿通のポイント
   (2)ファイルの特性を活かす
   (3)穿通後のファイル操作
  4.石灰化により閉鎖した根管
  5 .未処置となりやすい複根管
   (1)上顎大臼歯
   (2)下顎前歯/下顎第一小臼歯
  6.イスムス・フィン
  7.樋状根
  8.根管の合流
  9.根管の分岐
  10.歯内歯

CHAPTER Ⅳ 人為的な要因に起因するもの
  はじめに
  1.長い根管内ポスト
   (1)メタルコア
   (2)ファイバーコア
  2.ガッタパーチャポイントの除去
  3.破折ファイル
   (1)破折ファイルが根管口部~根中央部に存在するケース
   (2)破折ファイルが根尖部に存在するケース
  4.パーフォレーション
   (1)髄室のパーフォレーション
   (2)根管口直下(髄床底を含む)のパーフォレーション
   (3)歯根中央部のパーフォレーション
   (4)ストリップパーフォレーション
   (5)根尖部のパーフォレーション
  5.レッジ

CHAPTER Ⅴ 病態に起因するもの
  はじめに
  1.根管治療の適応症でないもの
   (1)歯根破折
     ① 歯根破折の診断
     ② 垂直性歯根破折歯への対応
     ③ 歯根破折の予防
   (2)セメント質剥離
  2.根管治療の適応症と考えられるもの
   (1)根尖部フェネストレーション
   (2)エンド・ペリオ病変
     ① デンタルエックス線画像において病変部の透過像が示すもの
     ② エンド・ペリオ病変に対する治療
     ③ エンド病変と抜歯窩治癒不全の合併
   (3)歯根嚢胞(疑い症例を含む)
     ① 根管からのアプローチ
     ② 外科的歯内療法
   (4)根尖孔外のバイオフィルム
   (5)外部吸収・内部吸収
     ① 外部吸収
     ② 内部吸収

CHAPTER Ⅵ 経過観察の重要性
  はじめに
  1.根管充填は歯内療法のゴールではない
  2.歯科治療に絶対性はない
  3.失敗の原因を考察し,次に活かす
  4.根管治療だけではなく,口腔全体の維持・管理を

おわりに