言語聴覚士必読のテキストの最新版！

●言語聴覚士に必要な障害学にかかわる領域を網羅し，重要かつ必要不可欠な知識・情報を，各分野の第一人者がわかりやすく解説．

●新たな知見・情報を取り入れて全体的に見直した定評あるテキストの改訂版．

●言語聴覚士学校養成所指定規則で新規科目として設定された「地域言語聴覚療法学」「言語聴覚療法管理学」の章を新設．

【目 次】
第4版の序
第3版の序
第2版の序
第1版の序

I　人体のしくみ・疾病と治療
　1．医学総論
　　　1）健康・疾病・障害と社会環境
　　　2）医療倫理
　　　3）医療行為
　　　4）人口・保健統計
　　　5）疫学
　　　6）健康管理と予防医学
　　　7）母子保健
　　　8）成人・老人保健
　　　9）精神保健
　　　10）感染症対策
　　　11）環境保健
　2．解剖学・生理学
　　　1）人体の構成
　　　2）運動器系
　　　3）循環器系
　　　4）免疫系と血液
　　　5）呼吸器系
　　　6）消化器系
　　　7）泌尿器系
　　　8）生殖器系
　　　9）内分泌系
　　　10）神経系
　　　11）感覚系
　　　12）言語に関する器官の発生
　3．病理学
　　　1）疾病の原因
　　　2）病変
　　　3）遺伝
　　　4）免疫
　4．内科学
　　　1）内科診断学総論
　　　2）内科治療学総論
　　　3）循環器疾患
　　　4）呼吸器疾患
　　　5）膠原病・アレルギー・免疫疾患
　　　6）血液疾患
　　　7）消化器疾患
　　　8）腎臓疾患
　　　9）内分泌・代謝疾患
　　　10）感染症
　　　11）老年病学
　5．小児科学
　　　1）小児科学とは
　　　2）小児の成長と発達
　　　3）出生前医学・先天異常
　　　4）周産期医学
　　　5）脳性麻痺と運動器疾患
　　　6）てんかんと痙攣性疾患
　　　7）中枢神経疾患
　　　8）感染症
　　　9）神経発達症，発達障害
　　　10）その他の疾患
　　　11）小児保健
　6．精神医学
　　　1）精神疾患の分類
　　　2）正常と異常
　　　3）内因性疾患
　　　4）心因性疾患
　　　5）器質性疾患
　　　6）各年齢期の障害の特徴
　　　7）精神保健
　7．リハビリテーション医学
　　　1）概論
　　　2）評価と検査
　　　3）治療
　　　4）疾患・障害のリハビリテーション
　8．耳鼻咽喉科学
　　A．耳科学
　　　1）聴器の構造
　　　2）聴覚系の機能
　　　3）聴器の検査
　　　4）難聴
　　　5）外耳疾患
　　　6）中耳疾患
　　　7）内耳疾患
　　　8）顔面神経疾患
　　　9）聴力改善手術
　　　10）人工聴覚器の手術
　　　11）前庭・平衡系の構造と機能
　　　12）前庭・平衡系の検査
　　　13）めまい疾患
　　B．鼻科学
　　　1）固有鼻腔と副鼻腔の構造
　　　2）固有鼻腔と副鼻腔の機能
　　　3）固有鼻腔と副鼻腔の検査
　　　4）鼻・副鼻腔疾患
　　　5）嗅覚とその障害
　　C．口腔・咽頭科学
　　　1）口腔・咽頭の構造
　　　2）口腔・咽頭の機能
　　　3）口腔・咽頭の検査
　　　4）口腔疾患
　　　5）咽頭疾患
　　　6）唾液腺疾患
　　　7）鼻咽腔閉鎖不全をきたす疾患
　　　8）味覚とその障害
　　D．喉頭科学
　　　1）喉頭の構造
　　　2）喉頭の機能
　　　3）喉頭機能検査
　　　4）喉頭疾患
　　　5）音声外科
　　　6）喉頭摘出術
　　E．気管食道科学
　　　1）気管・気管支・食道の構造
　　　2）気管・気管支・食道の機能
　　　3）気管・気管支・食道の検査
　　　4）気管・気管支疾患
　　　5）食道疾患
　　　6）気管切開と気道確保
　　　7）嚥下障害
　　　8）気道・食道異物
　9．臨床神経学
　　　1）神経系の解剖・生理
　　　2）神経学的検査
　　　3）神経症候学（神経学的診察）
　　　4）臨床神経学各論
　10．形成外科学
　　　1）形成外科総論
　　　2）組織移植
　　　3）外傷，熱傷，皮膚潰瘍
　　　4）口唇・顎・口蓋裂
　　　5）頭蓋，顔面の先天異常
　　　6）頭頸部手術に伴う障害
　　　7）瘢痕とケロイド
　11．臨床歯科医学
　　A．臨床歯科医学
　　　1）歯・歯周組織
　　　2）口腔，顎，顔面
　　　3）顎関節
　　　4）唾液腺
　　　5）口腔健康管理
　　　6）歯科医学的処置
　　B．口腔外科学
　　　1）構音，摂食，咀嚼の障害と関係のある疾患
　　　2）構音，摂食，咀嚼の障害に対する歯科医学的治療法
　　　3）歯，口腔，顎，顔面の炎症，感染症，腫瘍，嚢胞，外傷ならびに治療後の欠損
　　　4）中枢性疾患による口腔機能障害
　　　5）加齢による口腔機能障害

II　心の働き
　1．認知・学習心理学
　　　1）感覚と知覚
　　　2）学習
　　　3）記憶
　　　4）認知
　　　5）言語
　2．臨床心理学
　　　1）パーソナリティ理論
　　　2）異常心理
　　　3）発達各期における心理臨床的問題
　　　4）臨床心理学的アセスメント
　　　5）心理療法
　3．生涯発達心理学
　　　1）発達の概念
　　　2）新生児期・乳児期
　　　3）幼児期・児童期
　　　4）青年期
　　　5）成人期・老年期
　4．心理測定法
　　　1）精神物理学的測定法（心理物理学的測定法）
　　　2）尺度水準
　　　3）尺度構成法
　　　4）テスト理論
　　　5）調査法
　　　6）データ解析法

III　言語とコミュニケーション
　1．言語学
　　　1）言語の基本的性質
　　　2）記号体系としての言語
　　　3）言語の生産性を支える性質
　　　4）言語記号のシニフィアン：音韻と文字
　　　5）形態論と語構造の形成
　　　6）統語論・文法
　　　7）動詞形態素と関わる文法要素
　　　8）意味論・語用論
　2．音声学
　　　1）音声
　　　2）発声発語器官と構音
　　　3）音声記号
　　　4）分節音
　　　5）音素と異音
　　　6）音節とモーラ
　　　7）超分節的特徴（プロソディ）
　　　8）日本語音声学
　3．音響学
　　　1）音とは
　　　2）時間波形と周波数スペクトル
　　　3）音響管の共鳴
　　　4）音声生成の音響理論
　　　5）音声の信号処理
　　　6）音声の音響分析
　4．聴覚心理学
　　　1）音の心理物理学
　　　2）聴覚の周波数分析とマスキング現象
　　　3）両耳の聞こえ
　　　4）環境と聴覚
　5．言語発達学
　　　1）言語発達を説明する理論
　　　2）前言語期の発達
　　　3）幼児前期の言語発達
　　　4）幼児後期の言語発達
　　　5）学童期の言語発達

IV　社会保障・教育とリハビリテーション
　　社会保障・教育とリハビリテーション
　　　1）社会保障制度
　　　2）リハビリテーション概論
　　　3）医療福祉教育・関係法規

V　言語聴覚障害学総論
　　言語聴覚障害学総論
　　　1）言語聴覚士の歴史と現状
　　　2）言語聴覚士の業務と職業倫理
　　　3）言語聴覚障害，摂食嚥下障害の特徴と種類
　　　4）言語聴覚療法の実際

VI　失語・高次脳機能障害学
　1．失語症
　　　1）失語症の定義
　　　2）失語症の原因疾患と病巣
　　　3）言語症状と失語症候群
　　　4）失語症の評価・診断
　　　5）失語症の訓練・援助
　2．高次脳機能障害
　　　1）高次脳機能障害
　　　2）動作・行為の障害
　　　3）失認
　　　4）視空間障害
　　　5）記憶障害
　　　6）注意障害
　　　7）前頭葉機能障害
　　　8）半球離断症候群
　　　9）認知症
　　　10）外傷性脳損傷の高次脳機能障害

VII　言語発達障害学
　1．言語発達障害
　　　1）言語発達障害とは
　　　2）言語発達障害の病態
　　　3）言語発達障害の評価
　　　4）言語発達障害の指導・支援
　2．小児の重複障害（脳性麻痺・重症心身障害など）
　　　1）小児の重複障害
　　　2）脳性麻痺
　　　3）重症心身障害
　　　4）医療的ケア児
　　　5）評価
　　　6）支援

VIII　聴覚障害学
　1．聴覚と平衡機能の検査
　　A．聴覚検査と評価
　　　1）小児聴覚検査
　　　2）成人聴覚検査
　　B．平衡機能の検査と評価
　　　1）平衡機能検査
　　　2）リハビリテーション
　2．補聴器（聴覚・情報保障支援システム含む）
　　A．補聴器
　　　1）補聴器の構造と機能
　　　2）補聴器の周波数特性（周波数レスポンス）の測定と調整
　　　3）補聴器のフィッティング
　　　4）補聴器適合検査
　　B．聴覚・情報保障支援システム
　　　1）補聴援助システム
　　　2）聴覚代替支援システム
　　　3）情報保障・支援システム
　3．人工聴覚器（人工内耳・人工中耳）
　　　1）人工内耳
　　　2）残存聴力活用型人工内耳（electric acoustic stimulation：EAS）
　　　3）人工中耳
　　　4）植込型骨導補聴器
　4．小児聴覚障害（視覚聴覚二重障害含む）
　　　1）小児聴覚障害と発達への影響
　　　2）小児聴覚障害の原因と病態
　　　3）早期発見と早期療育
　　　4）言語・コミュニケーションの検査と評価
　　　5）小児聴覚障害の指導・支援
　　　6）視覚聴覚二重障害に対する評価・支援
　5．成人聴覚障害（視覚聴覚二重障害含む）
　　　1）ライフステージと発症時期による難聴者の特徴
　　　2）難聴者の評価
　　　3）難聴者の指導・支援
　　　4）視覚聴覚二重障害に対する評価・支援

IX　発声発語・摂食嚥下障害学
　1．音声障害
　　　1）声の特性と機能および調節
　　　2）音声障害の発生メカニズムと分類
　　　3）音声の検査・評価・診断
　　　4）音声障害の治療
　　　5）無喉頭音声
　　　6）気管切開患者への対応
　　　7）音声障害患者の社会復帰
　2．小児構音障害
　　　1）小児構音障害の概念と理論
　　　2）評価
　　　3）評価のまとめ・治療方針立案
　　　4）構音訓練
　　　5）口唇裂・口蓋裂とその類似疾患に伴う発話障害
　3．成人構音障害
　　　1）コミュニケーションと話しことばの障害
　　　2）分類と原因
　　A．運動障害性構音障害
　　　1）発声発語の神経生理と運動障害性構音障害のタイプ
　　　2）評価
　　　3）言語聴覚療法
　　B．器質性構音障害
　　　1）口腔・中咽頭切除後の発話の症状
　　　2）評価
　　　3）治療・訓練
　　　4）口腔・中咽頭切除後に生じうる問題とチームアプローチ
　4．吃音
　　　1）吃音・流暢性障害の定義と鑑別診断
　　　2）吃音の疫学的データ
　　　3）吃音の発症メカニズムと理論的背景
　　　4）吃音症状の特徴と進展
　　　5）吃音の評価
　　　6）吃音の指導・訓練
　　　7）セルフヘルプグループの意義
　5．摂食嚥下障害
　　　1）摂食・咀嚼・嚥下
　　　2）摂食嚥下障害発症のメカニズム
　　　3）摂食嚥下障害の検査・評価
　　　4）摂食嚥下障害の治療・訓練
　　　5）気管切開患者への対応

X　地域言語聴覚療法学
　　地域言語聴覚療法学
　　　1）地域リハビリテーションの概念と意義
　　　2）地域言語聴覚療法を支えるシステムと制度
　　　3）言語聴覚士の役割と施設間および職種間連携
　　　4）地域言語聴覚療法の展開とリスク管理

XI　言語聴覚療法管理学
　　言語聴覚療法管理学
　　　1）言語聴覚士の職業倫理
　　　2）言語聴覚士の職場管理
　　　3）言語聴覚療法業務のマネジメント
　　　4）キャリア教育と研究

Column
　　激変するリハビリテーション医療ニーズに対応するには
　　運動症群
　　リハビリテーション分野におけるロボット工学の活用
　　前頭側頭葉変性症と原発性進行性失語の関係と背景病理
　　拡張現実の臨床応用
　　医療的ケア児支援法
　　難聴の遺伝子診断
　　運動障害性構音障害とテクノロジーの発達
　　「期」と「相」の違い