日本集中治療医学会公式書籍　循環器救急・集中治療を学ぶために最適な1冊！

時間軸や勤務場所（プレホスピタル→救急外来→カテーテル室・手術室→集中治療室）を意識した構成で明日からの臨床にすぐ生かせる！急性心不全，急性心筋梗塞など各種疾患について診断に必要な検査や身体所見から，薬物療法，体温管理や呼吸管理まで体系的に学べる，循環器，救急・集中治療で活躍するすべての若手医師・メディカルスタッフに最適な入門書です．この1冊で救急外来や院内急変などさまざまなシチュエーションにおける対応をひととおり学べる必携書．

【目 次】
I．ER
　1．循環器救急のシステム・連携
　　1）12誘導心電図伝送
　　2）ドクターカー・ドクターヘリ
　　3）地域連携
　　4）RRS（RapidResponseSystem）
　　5）循環器救急・ERでの看護
　2．循環器救急の症候学
　　1）心停止
　　2）ショック
　　3）胸痛
　　4）呼吸困難
　　5）失神
　　6）動悸
　　7）背部痛
　　8）四肢痛
　3．循環器救急の初期評価・検査
　　1）血液ガス分析
　　2）聴診
　　3）心電図：虚血
　　4）心電図：虚血以外の病態・疾患
　　5）POCUS（point?of?careultrasonography）
　　6）心エコー：虚血
　　7）心エコー：虚血以外の病態・疾患
　　8）経食道心エコー
　　9）CT
　4．ショックの初期評価・治療
　　1）気管挿管
　　2）心原性ショック
　　3）心タンポナーデ・心?穿刺
　5．急性冠症候群の初期評価・治療
　　1）ST上昇型急性冠症候群（STE?ACS）
　　2）非ST上昇型急性冠症候群（NSTE?ACS）
　　3）心筋梗塞の機械的合併症
　6．不整脈の初期評価・治療
　　1）上室性不整脈
　　2）心室性不整脈
　　3）QT延長・Torsadedepointes（トルサードドポワント）
　　4）徐脈性不整脈
　7．心不全の初期評価・治療
　　1）急性心不全
　　2）閉塞性肥大型心筋症
　　3）大動脈弁狭窄症
　　4）大動脈弁閉鎖不全症
　　5）僧帽弁狭窄症
　　6）僧帽弁閉鎖不全症
　　7）急性心膜炎
　　8）急性心筋炎
　　9）感染性心内膜炎
　8．肺循環疾患の初期評価・治療
　　1）急性肺血栓塞栓症
　　2）深部静脈血栓症
　　3）肺高血圧症
　9．血管疾患の初期評価・治療
　　1）急性大動脈解離
　　2）大動脈瘤破裂・切迫破裂
　　3）急性動脈閉塞症
　
II．カテーテル室
　1．機械的循環補助の導入
　　1）大動脈バルーンパンピング（IABP）
　　2）静動脈体外式膜型人工肺（VA?ECMO）について
　　3）IMPELLA
　　4）ECPELLA
　　5）機械的循環補助のescalation／de?escalation
　2．急性冠症候群のインターベンション
　　1）冠動脈造影・左室造影
　　2）経皮的冠動脈インターベンション（PCI）
　　3）血管内イメージング
　　4）冠血行再建術の選択（PCIまたは冠動脈バイパス術）
　　5）冠攣縮
　　6）たこつぼ症候群
　3．不整脈のインターベンション
　　1）上室性不整脈に対するカテーテルアブレーション
　　2）心室性不整脈に対するカテーテルアブレーション
　　3）一時ペーシング挿入
　4．心不全のインターベンション
　　1）右心カテーテル検査
　　2）心筋生検
　　3）大動脈弁狭窄症における心臓カテーテル検査
　　4）経皮的大動脈弁形成術（PTAV）
　　5）経カテーテル的大動脈弁留置術（TAVI）
　　6）僧帽弁閉鎖不全症のカテーテル検査
　　7）経皮的僧帽弁接合不全修復術（MitraClip）
　　8）僧帽弁狭窄症のカテーテル検査
　　9）経皮的僧帽弁交連切開術（PTMC）
　　10）閉塞性肥大型心筋症のカテーテル検査
　　11）経皮的中隔心筋焼灼術（PTSMA）
　5．肺循環疾患のインターベンション
　　1）急性肺血栓塞栓症のカテーテル治療
　　2）下大静脈フィルター
　　3）カテーテル血栓溶解療法（CDT）
　　4）バルーン肺動脈形成術（BPA）
　6．血管疾患インターベンション
　　1）末梢血管インターベンション
　7．カテーテル室でのチーム医療
　　1）IVRにおける看護
　　2）カテーテル室での臨床工学技士の役割
　
III．手術室
　1．急性冠症候群の外科手術
　　1）冠動脈バイパス術（CABG）
　　2）心破裂・心室中隔穿孔修復術
　2．心不全の外科手術
　　1）大動脈弁置換術（SAVR）
　　2）僧帽弁置換術・形成術（MVR・MVP）
　　3）外科的中隔心筋切除術
　3．肺循環疾患の外科手術
　　1）外科的肺血栓摘除術
　　2）肺動脈血栓内膜摘除術（PEA）
　4．血管疾患の外科手術
　　1）ステントグラフト治療（TEVAR・EVAR）
　　2）人工血管置換術
　　3）血栓塞栓除去術
　　4）下肢動脈バイパス術
　
IV．ICU
　1．心停止後症候群の集学的治療
　　1）心停止後症候群：CAGとPCIの適応
　　2）心停止後症候群：体温管理
　　3）心停止後症候群：体温管理以外の集学的治療
　　4）心停止後症候群：脳予後評価
　2．血行動態モニタリング
　　1）血行動態モニタリング：肺動脈カテーテル
　　2）血行動態モニタリング：APCO
　3．機械的補助循環の管理
　　1）大動脈バルーンパンピング（IABP）の管理
　　2）静動脈体外式膜型人工肺（VA?ECMO）の管理
　　3）IMPELLACP／5.5の管理
　　4）ECPELLAの管理
　　5）VADの適応
　4．集中治療室における循環作動薬の使い方
　　1）血管収縮薬
　　2）強心薬〈山本正啓細谷弓子花田裕之菊地研〉
　　3）利尿薬
　　4）血管拡張薬
　　5）アミオダロン・ニフェカラント
　　6）吸入NO療法〈宇城敦司〉
　5．集中治療室における循環器疾患の薬物療法
　　1）開心術後の集学的治療
　　2）急性心筋梗塞の薬物療法
　　3）劇症型心筋炎の薬物治療
　　4）急性肺血栓塞栓症の薬物療法
　6．循環器疾患に対する集学的治療
　　1）循環器疾患と非侵襲的陽圧換気
　　2）循環器疾患と人工呼吸器管理
　　3）循環器疾患と急性腎障害
　　4）循環器疾患と腎代替療法（RRT）
　　5）循環器疾患と消化器障害
　　6）循環器疾患の血糖管理
　　7）循環器疾患のせん妄管理
　　8）循環器疾患の鎮痛・鎮静管理
　　9）循環器疾患の栄養管理
　7．循環器集中治療とリハビリテーション
　　1）循環器疾患のリハビリテーション（理学療法）
　　2）循環器疾患のリハビリテーション（作業療法）
　　3）循環器疾患のリハビリテーション（言語聴覚療法）
　　4）心臓手術術後のリハビリテーション
　8．循環器集中治療とチーム医療
　　1）循環器集中の看護
　　2）薬剤師の役割：薬物療法の最適化に焦点を当てて
　　3）循環器集中治療と臨床工学技士
　　4）循環器集中治療と管理栄養士
　　5）循環器集中治療と意思決定支援
　　6）循環器集中治療と終末期ケア・緩和ケア