失敗から学ぶ 小児神経診断エラー学**診断と治療社/久保田 雅也/978-4-7878-2682-4/9784787826824**

販売価格
4,950円(税込み)
編著
久保田 雅也
出版社
診断と治療社
分野
小児科学一般

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書籍版 販売期間
2025/05/23~
JANコード
9784787826824
商品コード
9784787826824
発行 2025年5月
判型:A5判 216頁
ISBN 978-4-7878-2682-4

【編 集】
久保田 雅也(島田療育センター 院長)
杉田 克生(千葉大学子どものこころの発達教育研究センター 客員教授)

臨床医なら誰しもが経験する“診断の苦い失敗”.でも,そこにこそ成長のヒントがあるとしたら?本書の前半では小児神経を中心に多彩な領域で活躍する執筆者が,各自の視点で自由に論考を展開し,「診断エラー」を多角的に掘り下げています.後半では15の症例で診断エラーを真摯に振り返り,読者に貴重な教訓を提示します.単なる「失敗談」ではなく,明日の臨床に活かせるリアルな学びが詰まっています.ちょっと勇気を出して,自分の経験を見直してみたくなる一冊.若手からベテランまで,すべての臨床医におすすめです.

【目 次】
カラー口絵
はじめに

第1章 総論
 ①診断関連エラー総論―社会的認知理論ファミリーを理解する
 ②診断エラーの歴史
 ③診断推論と暗黙知 Segawa before Segawa disease
 ④総合診療科の現場からみた診断エラーとその原因に基づいた教育支援対策
 ⑤日米の診断エラーの構造の違い―小児神経領域から

第2章 各論
 ①診断オデッセイプロット
 ②小児神経領域における診断エラー1
 ③小児神経領域における診断エラー2
 ④小児心身医学における診断エラー
 ⑤小児救急医療現場での診断エラー
 ⑥画像診断エラーからの振り返り
 ⑦画像診断におけるピットフォール
 ⑧診断エラーの構造:見逃し/しそうになった/成人例―市中病院脳神経内科の経験から―
 ⑨アディクションと診断エラー
 ⑩神経発達症と診断エラー
 ⑪司法と診断エラー

第3章 症例
 ①ADHD様症状がみられたBasedow病の症例
 ②意識清明のまま筋力低下がみられた症例
 ③亜急性の脊髄横断症状を示し脊髄造影CT,myelographyで異常なしだった症例
 ④8年後のACTH療法にて乳児期罹患の単純ヘルペスウイルス脳炎が再活性化した一例
 ⑤背景疾患に引きずられ骨折の診断が遅れた重症心身障害児
 ⑥失敗から学ぶ症例
 ⑦緩徐に発症したVPシャントトラブルの一例
 ⑧原因不明の退行をきたした症例
 ⑨尖足に伴う歩行異常を多動と間違えた症例
 ⑩乳児期発症の最重度発達遅滞と難治なてんかん発作を示す女性例
 ⑪急性壊死性脳症の一例
 ⑫診断エラーから先天性筋疾患を疑い筋生検を行ったPrader-Willi症候群の一例
 ⑬Peliosis hepatisを発症したX-linked MTM
 ⑭てんかんの増悪の原因検索に苦慮した胃食道逆流症の一例
 ⑮てんかんか失神か,それが問題

本書でのバイアス関連用語一覧

おわりに