Dr.TT流 アクセプトされるケースレポート論文**中外医学社/谷口 智基/978-4-498-14868-0/9784498148680**

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3,520円(税込み)
9つの頻出パターンと攻略法
編著
谷口 智基
出版社
中外医学社
分野
事典・辞典・語学

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書籍版 販売期間
2025/06/24~
JANコード
9784498148680
商品コード
9784498148680
発行 2025年6月
判型:A5判 232頁
ISBN 978-4-498-14868-0

『無敵の腎臓内科』著者・Dr.TTによる,“アクセプトされる”ケースレポート論文の書き方解説本が登場!

『無敵の腎臓内科』著者・Dr.TTによる,“アクセプトされる”ケースレポート論文の書き方解説本が登場!
まだケースレポート論文を書いたことがない人から,何度か挑戦してみては挫折してしまった人にも使えるように,モチベーションの保ち方から,症例選びのコツ,投稿先の決め方,実際に書き上げる段階まで,この1冊に完全収録.著者の研究と経験から導き出された,アクセプトされるために必要な再現性の高い理論やノウハウを,優しく平易な言葉遣いと豊富な図表を用いて分かりやすく解説します.

【目 次】
総論 ケースレポートの基本的な考え方
 
第0章 ケースレポートをまだ書いたことがない方へ
 0-1 “書いてみたい”を“書ける”にする
  “今でも忘れられない症例”をケースレポートにしよう!
  本書の目標
  著者のこれまでの実績
 
 0-2 ケースレポートを書く理由=自己満足
  要は“意識高い系”じゃないとダメってこと?
  なぜお金にならないのにケースレポートを書くの?
  勉強になる+社会貢献になる→自己満足度をさらに上げる
  好きこそものの上手なれ:テストの成績のよさは関係ない!
  “学会発表止まり”はもったいない! 論文化せよ!
 
 0-3 思わず読みたくなるケースレポートとは?
  臨床家(読者)vs査読者:求めるものの違い
 
第1章 ケースレポートを書き始めて間もない方へ
 1-1 Dr.TT流! ケースレポート 鉄の掟3か条/御法度3か条
  ケースレポート作成における“鉄の掟”と“御法度”
  editorにはカバーレター,reviewerには本文でアピール
 
 1-2 ケースレポートの種類/投稿先を決めよう 話はそこからだ
  Full length論文vs Image論文
  (1)“新規性の有無”で論文の種類を決める
  (2)“掲載費用”で論文の種類を決める
  自分の専門分野において,どのような投稿先があるのか調べる方法は?
 
 1-3 ジャーナルの投稿規定を効率よく読む裏ワザ2選
  裏ワザその1:ショートカットキー“Ctrl+F”を駆使せよ!
  裏ワザその2:AIに投稿規定のPDFファイルを読み込ませよ!
 
 1-4 症例選びのコツ=上司チャレンジ
  適切な症例選び=上司チャレンジ
  上司チャレンジに失敗=伸びしろ
 
第2章 何回かケースレポートを書いたことがある方へ
 2-1 “お蔵入り”回避のコツ2選
  お蔵入り回避のコツ その1:英語で書く
  お蔵入り回避のコツ その2:リアルタイムで書き進める
 
 2-2 症例提示は型通りに書こう
  テンプレートを用いて実際に書いてみよう
 
 2-3 読みやすいケースレポートをつくろう
  ケースレポートは読みやすいほどよい!
  読みやすくするコツ
 
 2-4 ケースレポート 書く順番のおすすめは?
  症例提示を最初に書く理由
  考察を日本語で考える理由
  導入を症例提示・考察の後に書く理由
 
 2-5 “稀なことが起きました!”これって論文になりますか?
  “稀です!すごいでしょ!”を主張するのは御法度
  “稀な事象”を報告する意義
 
第3章 ケースレポートを書き慣れてきた方へ
 3-1 この時代だからこそ使いこなせ!AIを用いた時短作業
  ケースレポート作成:AIによる時短術
  Consensus
  Connected paper
 
 3-2 医学生が理解できるレベルまで病態を“因数分解”しよう
  病態を“因数分解”するとは?
  医学生が理解できるレベルまで“病態を因数分解”する重要性
 
 3-3 カバーレターを侮るなかれ!
  カバーレターはeditorに売り込む唯一のチャンス
  editor kickを避けるカバーレターの書き方
 
 3-4 “代替マーカー”を設定しよう
  代替マーカーの設定:どういう考え方?
  溢水に伴う腎うっ血:代替マーカーの設定
 
 応用編 ケースレポートの頻出パターン
 頻出パターン1 (標準治療ではない)治療Aが奏効した○○の1例
  その1:できるだけ確定診断をつけること!
  その2:治療Aを選択した理由を明確にすること!
  実際のお手本論文
 
 頻出パターン2 薬剤Bを投与後に○○(有害事象)をきたした1例 
  その1:他の原因を確実に除外する!
  その2:薬剤Bが体内に吸収されたことを客観的に示唆する所見を示す!
  その3:薬剤Bの“臓器特異的な毒性”を直接的に示す所見を示す!
  実際のお手本論文
 
 頻出パターン3-1 ○○に関連して発症した疾患Cの1例
  その1:原疾患○○への治療に伴い,併発症Cも改善したことを示す!
  その2:共通の“代替マーカー”を設定する!
  実際のお手本論文
 
 頻出パターン3-2 偶発的に疾患Cを併発した○○の1例
  実際のお手本論文
 
 頻出パターン3-3 (典型的な併発症とは真逆の)疾患Cを併発した○○の1例
  実際のお手本論文
 
 頻出パターン4 術後に疾患Dという稀な合併症を呈した○○の1例
  その1:手術との因果関係を考察する!
  その2:“稀である”ことを前面に押し出さない!
  実際のお手本論文
 
 頻出パターン5-1 疾患Dとの鑑別診断に苦慮した○○の1例
  その1:一見すると○○にみえてしまう臨床経過
  その2:○○以外の疾患を疑うポイント
  その3:誤診することで生じる不利益
  実際のお手本論文
 
 頻出パターン5-2 非典型的な画像(血液)所見を呈した○○の1例
  その1:様々な検査所見を組み合わせて議論する!
  その2:診断を惑わせる患者背景
  実際のお手本論文
 
 頻出パターン6 重症例の疾患Eを救命し得た1例
  実際のお手本論文
 
 頻出パターン7 「言われてみれば確かに」診断(治療)のピットフォール
  実際のお手本論文 その1
  実際のお手本論文 その2
 
 頻出パターン8 従来と異なる薬剤の投与経路
  その1:経口投与・経静脈的投与が継続困難であった理由を明示する!
  その2:有効であったことを客観的に示す!
  その3:安全性を示す!
  その4:“使いどころ”を明示する!
  実際のお手本論文
 
 頻出パターン9 新たな疾患概念
  実際のお手本論文
 
 実践編 ケースレポートの実際の書き方例
 Full length論文の作り方
  ケースレポート作成に取りかかる前に
  初診の腎機能障害を診たら何をする?
  両側の腎杯拡張を診た際に何を考える?
  論文を書き始める前に:本症例のどこにフォーカスするか?
  症例の経過:謎解きのヒントを探せ!
  実際に論文を書いてみよう
  1) 症例提示
  2) 考察(日本語で書く)
  3) 導入
  4) 2?3)の内容を英文で書く
  5) 要約
 
 Image論文の作り方
  ケースレポート作成に取りかかる前に
  本症例のどこにフォーカスするか?
  症例の経過:謎解きのヒントを探せ!
  実際に論文を書いてみよう
  実際に書いていく前に……
  実際に書いていこう