アニメ・映画で学ぶ 子どもの発達と家族のかたち**南山堂/川名 るり/978-4-525-50171-6/9784525501716**

販売価格
2,420円(税込み)
理論からみえる看護のヒント
編著
川名 るり(神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 看護学科 小児看護学 教授)
出版社
南山堂
分野
小児看護

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書籍版 販売期間
2025/07/10~
JANコード
9784525501716
商品コード
9784525501716
発行 2025年7月
判型:A5判 127頁
ISBN 978-4-525-50171-6

子どもの成長発達と家族の思いを理解するために

発達理論は,小児看護を実践するうえで,子どもや家族を理解するために欠かすことのできないものです.しかし,普段看護の現場ではあまり使われていない表現や文脈からなる内容を読み解かなければならないため,理論への抵抗感をもってしまう人も少なくありません.そこで,本書では,漫画やアニメ・映画作品のストーリーを通して,そこで描かれる子どもたちの成長発達,学びの過程をもとに発達理論をわかりやすく解説します.漫画やアニメ・映画好きな方,子ども好きな方はもちろん,子どもは苦手・接したことがないからわからないという方にもおすすめの一冊です.

【目 次】
part1 発達理論から理解する子どもと家族
 『アルプスの少女ハイジ』から学ぶ 大人と子どもとのかかわり
  ・おじいさんとの「愛着形成」――ボウルビィの愛着理論
  ・ロッテンマイヤーさんと「麦わら帽子」――ウィニコットの情緒発 達理論
  ・ペーターのおばあさんの「白パン」――ピアジェの認知発達理論
  ・ペーターの「勤勉性と劣等感」――エリクソンの心理社会的発達理論
  
 『アルプスの少女ハイジ』から学ぶ 療養家族と子どもとのかかわり
  ・ハイジの「知る権利」――インフォームド・アセント
  ・クララの「環境と頑張り」――ヴィゴツキーの社会文化的発達理論
  
  
part2 作品を通じて理解する子ども・家族の発達と看護
 『サザエさん』『クレヨンしんちゃん』から学ぶ 家族と生活
  ・磯野家と野原家から理解する「家族理論」――核家族,拡大家族
  ・『オトナ帝国の逆襲』と家族のかたち――親の義務と家族の生活
  ・磯野家と野原家の住居形態――住空間による家族の理解
  
 『ドラえもん』のび太から学ぶ 学童期の発達過程
  ・ひみつ道具の教訓――のび太の日常に描かれていること
  ・のび太の思考と認知――学童期の認知発達
  ・のび太と仲間の人間関係――学童期の社会性の発達
  ・のび太たちの世界――子どもたちの理想的な環境と課題
  ・いやなことから逃げてもいい――ストレスコーピング
  
 『ハリー・ポッター』から学ぶ 思春期の発達過程
  ・ハリー・ポッターでみる発達区分――思春期の概要
  ・『賢者の石』から『死の秘宝』までの発育曲線――スキャモンの発育曲線
  ・ハリー・ポッター2 作品のみどころ――思春期の身体発育の特徴
  ・ホグワーツ魔法魔術学校での生活――思春期の心理社会的発達の特徴
  
 『名探偵コナン』から学ぶ 子どもと家族の看護における学習
  ・“弟子入り”による実践参加という学習――レイブとウェンガーの正統的周辺参加論