看護管理学習テキスト 4 組織管理論 第4版 2026年版**日本看護協会出版会/井部 俊子/978-4-8180-2974-3/9784818029743**

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4,620円(税込み)
編著
井部 俊子
出版社
日本看護協会出版会
分野
看護管理

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書籍版 販売期間
2026/02/04~2026/12/31
JANコード
9784818029743
商品コード
9784818029743
発行 2026年2月
判型:B5判 296頁
ISBN 978-4-8180-2974-3

監修:井部 俊子 / 秋山 智弥
編集:勝原 裕美子

経営学の諸理論や考え方を用い、また法律の解釈や経験知を通じて、看護職が所属する組織を多面的にとらえる

看護や医療の現場の例を挙げながら、主要理論に基づいて、組織の成り立ち・構造、組織分析・組織開発、組織文化、組織変革、組織倫理を詳述します。
また、地域のヘルスケアニーズに貢献する多様なサービス提供のあり方について、行政・病院・施設・起業など幅広く学べる構成です。地域における危機管理として、新興感染症を含む災害マネジメントについても解説します。

【目 次】
第1章 組織とは
  概要 組織とは何か
  論点1 組織の成り立ちと構造
   1  組織の成り立ちを理解する
    1)個人と組織のかかわり
    2)組織理念とは
   2 集団の機能を理解する
    1)集団とは
    2)集団の特徴
    3)集団の分類
    4)集団の発展過程
    5)集団の弊害
   3 組織論のおおまかな流れ
    1)科学的管理法
    2)官僚制組織論
    3)人間関係論
    4)工業化初期の日本における組織革新
    5)リッカートのリーダーシップ論
    6)人的資源論
    7)近代組織論
    8)コンティンジェンシー理論
   4 組織をデザインする
    1)分業と調整
    2)分業と調整の体系
    3)ライン機能とスタッフ機能
    4)組織構造の設計
  論点2 組織分析と組織開発
   1  組織と戦略の関係を知る
    1)組織と戦略
    2)代表的な戦略論
   2 組織のあり方
    1)戦略に従う
    2)歴史、理念とミッション、ドメイン
   3 組織を知る―組織分析
    1)SWOT分析
    2)エグゼクティブサマリー
   4 組織をつくる―組織開発
    1)BSC(バランスト・スコアカード)
    2)「モジュール」から「すり合わせ」へ
    3)組織開発のベースとなる理論
   5 組織をつくり変えた事例からの発見
    1)救急救命センターにおける「断らない救急」の組織づくり
    2)師長を「プロフェッショナル」に―経営の質向上に寄与した組織づくり
    3)組織/チームの視点
   6 組織分析・組織開発における留意点
    1)企業組織と医療組織の違い
    2)戦略の可視化
  論点3 組織文化
   1  組織文化とは何か
    1)組織文化の定義
    2)文化の解読
   2 組織文化のマネジメント
    1)組織文化の創造
    2)下位文化のコンフリクトマネジメント
    3)ミドルマネジャー(中間管理職)の文化と業績
    4)ブランドマネジメント
  論点4 組織変革
   1 組織のライフサイクルを理解する
   2 変革のタイミングを察知する
    1)ナドラーの整合性モデル
    2)組織が衰退する兆候と衰退の段階
    3)変革の決断
   3 変革のタイプを理解する
    1)ナドラーによる組織変革の4タイプ
    2)ハーシィによる変革サイクルの2タイプ
   4 変革実践のプロセスを理解する
    1)変革への抵抗への対処
    2)変革の3段階 変革理論
    3)変革の失敗と予防
  論点5 組織倫理
   1 組織倫理の視点
   2 看護管理者にとっての倫理課題
    1)倫理課題の種類
    2)看護管理者の倫理課題の構造
   3 問題解決思考と倫理的な思考
   4 道徳的苦悩と倫理的ジレンマ
   5 倫理課題に向き合うときの意思決定プロセス
   6 倫理的意思決定を行うリーダーシップ
   7 倫理的組織風土の確立に向けて
  討論1 組織の構造や機能を表現する
  討論2 組織の姿を客観的に見る
  
第2章 保健医療福祉サービスの提供組織
  概要 保健医療福祉サービス提供組織のしくみとは
  論点1 保健医療福祉サービスが成り立つ要件
   1  保健サービスが成り立つ要件
    1)保健サービスとは
    2)健康日本21
    3)保健サービスを規定する法的なしくみ
    4)保健サービス提供組織
    5)保健・医療・福祉の連携
   2 医療サービスが成り立つ要件
    1)治し、支える医療への転換
    2)医療サービスを規定する法的なしくみ
    3)医療サービス提供組織
    4)保健・医療・福祉の連携
   3 福祉サービスが成り立つ要件
    1)福祉サービスとは
    2)福祉サービスを規定する法的なしくみ
    3)福祉サービス提供組織
    4)保健・医療・福祉の連携
  論点2 保健医療福祉サービスにかかわる行政組織
   1  行政組織(国)における看護職
    1)国における看護の組織
    2)政策過程へのかかわり
    3)サービス提供体制とのかかわり
   2 行政組織(地方自治体)における看護職
    1)地方自治体における看護の組織
    2)サービス提供体制とのかかわり
  論点3 保健医療福祉サービスの提供組織
   1 医療サービスの提供組織
    1)病院および診療所
    2)病院の種別
    3)病床の種別
    4)病院の従事者
    5)病院および診療所の診療内容
    6)助産所
   2 介護サービスの提供組織
    1)介護サービスの種類
    2)施設サービス
    3)居宅介護サービス
    4)地域密着型介護サービス
  論点4 保健医療福祉サービスにかかわる専門職
   1 看護職
    1)看護職の免許
    2)各種団体による資格認定のしくみ
    3)特定行為に係る看護師の研修制度
   2 看護職以外の保健医療福祉サービスにかかわる専門職等
    1)各専門職の資格等に関する規程
    2)看護補助者
    3)医療施設における就業者数
  論点5 多様な組織の連携とネットワークづくり
   1 チーム医療の変遷と多様な組織
    1)チーム医療1.0
    2)チーム医療2.0
    3)チーム医療3.0
   2 保健医療福祉における多様な組織
    1)福祉施設
    2)「チーム学校」?学校現場での多職種協働
    3)患者会、ピアサポート
   3 ネットワークづくり
    1)健康の社会的決定要因
    2)社会的処方
    3)多様な組織でのネットワークづくり
  討論1 保健医療福祉サービス提供組織はいかにして成り立つか
  討論2 サービス提供体制は変えられるのか
  
第3章 病院組織における看護管理
  概要 病院組織における看護管理とは
  論点1 病院組織における看護管理の歴史
   1 「近代看護管理」の創始―看護管理の原理とは
   2 わが国における看護管理の始まり―看病婦人の誕生と教育の開始
   3 看病婦取締・看護婦長養成の始まり―養成講習修了後の仕事と責務とは
   4 「近代看護管理」はいかにしてわが国に移植されたか
    1)アメリカ式近代看護管理の導入
    2)医事・公衆衛生関係の制度・規則の改正
    3)その後の看護管理の発展
  論点2 病院組織における看護制度の変遷
   1 病院組織における看護の変遷
    1)「一人医療(自由開業医制度)」の看護への影響
    2)看護の概念「総合看護」「患者中心の看護」の普及
    3)病院業務の中央化と看護業務の改善、付添婦の廃止に至る過程
   2 病院組織における看護部の位置づけ
    1)明治時代から存在した看護組織
    2)中央化理論と看護組織の生成との関連について
    3)「総合看護」「患者中心の看護」と「傾斜配置」「PPC方式」の看護体制
    4)看護の職能別組織への生成過程
    5)診療と看護部門とのかかわり
    6)看護部門が組織上独立する意義
   3 時間をつなぐ組織―24時間・365日の継続ケアを提供するためのしくみ
    1)看護職の交替制勤務の歴史
    2)勤務体制を決定する要因
    3)新たな勤務体制への展望
   4 診療報酬上の入院看護の評価
    1)GHQの指導による完全看護制度の創設
    2)看護料から入院基本料へ
    3)診療報酬体系の整備
    4)看護必要度の評価
   5 病院の機能分化の促進
  論点3 病院組織における看護提供体制
   1 看護提供方式
    1)導入の際の考え方
    2)看護提供方式の種類
   2 交代制勤務
    1)夜勤交代制勤務
    2)勤務計画
    3)これからの勤務体制
  討論1 看護部門の存在意義を意識する
  討論2 時間と空間をつなぐ看護管理の役割とは
  
第4章 災害看護
  概要 災害マネジメントにおける看護管理者の責務
  論点1 災害マネジメントの基本的知識
   1 災害とは何か
   2 災害サイクル
    1)準備期
    2)対応期
    3)回復期
    4)復興期
   3 災害関連法令
    1)災害対策基本法
    2)災害救助法
   4 災害時の倫理的課題
  論点2 災害時の保健医療体制
   1 災害医療の基本原則
    1)CSCATTT
    2)トリアージ
   2 災害医療体制
    1)災害拠点病院
    2)広域災害・救急医療情報システム
    3)災害派遣医療チーム
    4)災害派遣精神医療チーム
    5)災害医療コーディネーター
   3 災害時の保健医療福祉活動と被災者支援
    1)保健医療福祉調整本部
    2)災害時健康危機管理支援チーム
    3)災害支援ナース
  論点3 医療機関における災害マネジメント
   1  災害への備え
    1)方針の策定
    2)リスクアセスメント
    3)計画立案・マニュアル等の作成
    4)教育・訓練
    5)継続的な評価と定期的な修正・更新
   2 災害発生時・発生後の対応
    1)患者の安全確保と医療継続
    2)被災者への医療提供
   3 災害時の職員の派遣と受援のマネジメント
    1)災害時における職員派遣のマネジメント
    2)災害時の受援
   4 職員の心身の健康への配慮
  論点4 新興感染症への対応と看護管理の視点
   1 新興感染症とは
   2 新興感染症への対応
   3 新興感染症発生時における管理の視点
    1)平時からの取り組みに必要な観点
    2)感染拡大時の取り組みに必要な観点
    3)看護管理者の取り組みに必要な観点
    4)BCP(Business Continuity Plan;事業継続計画)作成のポイント
  討論 災害マネジメントにおける看護管理者の役割と組織対応を考える
  
第5章 看護の起業
  概要 看護の起業とは
  論点1 起業とは
   1 起業
   2 看護起業
   3 フローレンス・ナイチンゲールと看護起業
   4 看護職が起業の道を選ぶということ
   5 起業の組織形態
   6 起業の事業形態
   7 起業の意義
  論点2 起業のプロセス
   1 看護職を取り巻く環境と起業家精神への影響
   2 起業のプロセスの概要
    1)ビジネスアイデアの立案
    2)ビジネスプラン作成と資金計画
    3)組織形態の決定
    4)財務管理と労務管理
    5)製品・サービスの開発
    6)マーケティングと販路の確立
    7)事業運営の開始
    8)改善と成長
   3 マーケティング
    1)マーケティング手法① 3C分析
    2)マーケティング手法② SWOT分析
   4 事業承継
   5 看護事業のライフサイクルとマネジメント
  論点3 起業例の紹介
   1 多様な起業の道
   2 8つの起業例の紹介
    1)全国的な看護師のネットワーク型ボランタリー組織の起業例
    2)個人事業主から法人化した産業保健分野の起業例
    3)看護現場の課題を解決するためのモノづくり分野での起業例
    4)保険外ヘルスケアサービスの起業例
    5)新たな社会システムや人材育成に関する起業例
    6)患者と看護師のコミュニケーションシステム開発の起業例
    7)看護職のキャリア開発支援を行うNPOの起業例
    8)組織内起業をして分社化した起業例
  討論 看護の可能性を考える