看護管理学習テキスト 5 経営資源管理論 第4版 2026年版**日本看護協会出版会/井部 俊子/978-4-8180-2975-0/9784818029750**

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4,620円(税込み)
編著
井部 俊子
出版社
日本看護協会出版会
分野
看護管理

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書籍版 販売期間
2026/02/04~2026/12/31
JANコード
9784818029750
商品コード
9784818029750
発行 2026年2月
判型:B5判 308頁
ISBN 978-4-8180-2975-0

監修:井部 俊子 / 秋山 智弥
編集:金井Pak雅子

看護と経済・経営を結びつける視点や、看護管理者に必須な「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」の知識が幅広く学べます

限られた資源を活用し、効果的かつ効率的なケアを実践するために必須の経済・経営およびサービス、マーケティングの基本的知識について解説しています。
また、組織の管理に必要不可欠な4つの資源である「ヒト(人的資源)」「モノ(物的資源)」「カネ(資金的資源)」「情報(情報資源)」を軸に章を構成し、看護管理者が押さえておくべき知識を幅広く学べます。

【目 次】
第1章 保健医療福祉における経済・経営
  概要 保健医療福祉における経済・経営とは
  論点1 経済学が追求するもの
   1 経済とは
    1)経済とお金
    2)価値の比較基準としての価格
    3)今、なぜ看護において「経済」が問われるのか
   2 経済学とは
    1)経済学とは何か
    2)経済学の2つの視点
    3)希少なものとは何か
  論点2 保健医療福祉における経済
   1 マクロの視点から考える
    1)保健医療福祉サービスの特徴
    2)日本の医療制度の特徴
    3)健康保険財政を圧迫するもの
    4)健康保険制度の課題
   2 ミクロの視点から考える
    1)損益分岐点のとらえ方
    2)固定費と変動費の管理
  論点3 保健医療福祉における経営
   1 ヒト・モノ・カネ・情報
    1)ヒトの管理
    2)モノの管理
    3)カネの管理
    4)情報の管理
   2 経営の仕組み「マネジメントシステム」とは
    1)医学と関係が深い「システム」
    2)マネジメントとマネジメントシステム
   3 経営の仕組みを「ストーリー」でとらえてみる
   4 経営理念
    1)SWOT分析
    2)経営理念の役割とは何か
   5 内部環境分析と外部環境分析
    1)経営理念とは何か
    2)情報システムとデータベース
   6 目標設定
    1)目標の意義 目標とは何か
    2)どのような目標が必要なのか
   7 計画策定
    1)計画策定 期間による分類
    2)計画策定 対象による分類
   8 実行・評価
  論点4 保健医療福祉におけるサービス
   1 ヘルスケア・サービスと看護
   2 サービス提供者と受け手の関係
   3 ヘルスケアとサービス業
    1)サービスの評価を難しくする要因
    2)状況の不確実性
    3)価値財としてのヘルスケア
    4)競争の原理
    5)アメリカの医療サービス形態
   4 看護における経済性
   5 看護における生産性
  論点5 保健医療福祉におけるマーケティング
   1 マーケティングの定義
   2 マーケティングの基本概念
   3 ヘルスケアにおけるマーケティング
    1)ヘルスケアにおける「ニーズ」と「ウォンツ」
    2)マーケティングを補強する3要件
   4 マーケティング・リサーチ
   5 「利用者の視点に立つ」とは
    1)現在の利用者と将来の利用者
    2)自分のサービスの利用者は誰か
  討論 経済・経営の視点で保健医療福祉を見る
  
第2章 資金的資源管理
  概要 保健医療福祉における資金的資源管理とは
  論点1 医療における財源
   1 診療報酬体系の概要
    1)医科診療報酬体系
   2 診療報酬制度とコンプライアンス(法令遵守)
   3 入院基本料とマーケティング・ミックス
   4 根拠に基づいた経営で目指す経営の質の向上
  論点2 保健・福祉における財源
   1 介護報酬体系の概要
   2 保健・医療・社会福祉制度
  論点3 看護経済学と診療報酬
   1 看護経済学の概念とは
   2 看護管理者に求められる視点とは
   3 価値の本質とは
   4 価値の説明には
    1)看護経済上の価値の表現方法
    2)価値評価に戦略が必要な理由
   5 価値の報酬とは
    1)価値に見合う看護技術の報酬のあり方
    2)看護報酬を適正化させるアプローチの概念
    3)価値評価のエビデンスを診療報酬改定へ応用
  論点4 財務管理の枠組み
   1 収益性目標と流動性目標
    1)収益性目標
    2)流動性目標
   2 資金調達と資金運用
    1)資金調達
    2)資本運用
   3 財務計画と財務統制
    1)財務計画
    2)財務統制
   4 簿記の分類と歴史
    1)簿記の分類
    2)簿記の歴史
   5 簿記の流れ(財務諸表のできるまで)
    1)取引
    2)仕訳
    3)転記
    4)試算
    5)決算
   6 財務諸表
   7 決算日における組織の体力を表す「貸借対照表」
    1)貸借対照表の構成内容
    2)貸借対照表のしくみ
   8 1年間の活動内容を表す「損益計算書」
    1)損益計算書の構成内容
    2)損益計算書のしくみ
   9 視覚的に把握できる「勘定式」財務諸表
   10 財務分析の分類
    1)収益性分析
    2)安定性分析
    3)生産性分析
  論点5 会計と利益
   1 病院会計準則の目的と意義
   2 病院会計準則の概要
    1)病院会計準則の構成
    2)一般原則
    3)貸借対照表原則
    4)損益計算書原則
   3 財務会計と管理会計
   4 経営指標に活用される財務会計データ
    1)病院経営管理指標(厚生労働省)
    2)経営分析参考指標(独立行政法人福祉医療機構)
   5 利益計画
    1)なぜ「利益」は必要なのか
    2)利益へのアプローチ
    3)利益計画の策定
   6 資金計画
    1)資本と資金の関係
    2)資金の種類と資金計画
  討論 アウトカムの質との関連性で管理する
  
第3章 物的資源管理
  概要 保健医療福祉における物的資源管理とは
  論点1 在庫管理
   1 材料発注から使用までの流れ
   2 在庫の意義とは
    1)プロセス間にあるギャップの緩衝材(バッファー)としての意義
    2)財務上の意義
   3 在庫棚卸と材料費の計算
    1)実際に使用した分が「材料費」
    2)在庫棚卸と材料費の算定
  論点2 設備・機器の導入
   1 設備投資の目的と計画
   2 減価償却費とその計算方法
    1)減価償却費とは
    2)減価償却費の計算方法
   3 設備投資の効果判定
    1)キャッシュ・フローとは
    2)効果判定の計算方法
  論点3 物品管理の適正化
   1 物品管理の適正化
    1)衛生材料と特定保険医療材料
    2)増加の一途をたどる衛生材料の消費
    3)SPD導入の判断と費用対効果
    4)SPDの部分導入
  論点4 療養環境・施設設備
   1 病院の理念、看護の視点が反映される建築設備
    1)施設設備のプロセスと検討課題
    2)患者のニーズの把握
    3)看護のニーズの把握
  討論 安全性と経済効率を複眼的に管理する
  
第4章 人的資源管理
  概要 人を活かす組織づくり
  論点1 組織づくりと人的資源管理
   1 組織の全体像と組織づくり
    1)組織づくり
    2)組織風土
   2 労務管理と労働安全衛生
   3 看護部職員を管理するマネジメントツール
    1)人的考課制度
    2)権限規定
   4 組織づくりにおけるマネジメント行動
    1)心理的安全性の醸成
    2)モチベーションマネジメント
    3)コンフリクトマネジメント―多様な価値観を知る
   5 学習する組織づくり
  論点2 人員配置
   1 「看護の量」を考えた人員配置
    1)入院基本料における看護要員配置
    2)特定入院料における看護要員配置
   2 「看護の質」を考えた人員配置
    1)個人の能力
    2)個人の労働条件
    3)チームの機能
    4)キャリア支援
   3 「看護の量」と「看護の質」を加味した人員配置の実際(事例)
    1)新人看護師の人員配置
    2)病床再編時の人員配置
  論点3 人材確保
   1 人材確保の将来予測と看護人材確保法
   2 雇用の流動化と看護職の働き方のニーズの変化
   3 採用と定着
    1)採用
    2)定着
    3)まとめ
  論点4 人材育成における研修企画と運営
   1 現任看護職を対象とする研修
   2 看護管理者を対象とする研修
   3 新規昇任看護管理者を対象とする研修
   4 次世代看護管理者育成研修
    1)研修プロセス
    2)研修受講者の成長を促す上長の支援
    3)研修企画者のスキルアップ
    4)受講者の声
   5 人材育成における普遍的な相互関係
  論点5 看護部の組織づくり
   1 愛媛大学医学部附属病院(大学病院)での取り組み
    1)総合診療サポートセンター(TMSC)の立ち上げに向けて
    2)具体的な実践活動
    3)副院長・看護部長としての実践
   2 社会医療法人石川記念会HITO病院(地域密着型病院)での取り組み
    1)看護提供体制から病棟運営体制の視点へ
    2)他職種と共同するための「チーム医療活性化委員会」の運営
   3 介護系施設の取り組み
    1)危機管理室(感染部)
    2)危機管理室(安全部)
    3)人材育成室(教育部)
    4)人材育成室(質改善)
   4 まとめ
  討論 人を活用する組織づくりを目指す
  
第5章 情報資源管理
  概要 保健医療福祉における情報資源管理とは
  論点1 情報とデータ
   1 情報とデータの概念
   2 情報通信技術に伴う社会の発達と看護
   3 看護業務管理におけるデータ・情報の管理
   4 ベンチマーキングと標準化
  論点2 情報の取り扱いに関する倫理的側面
   1 デジタル社会における人間関係の特徴
   2 情報社会の進展に伴う脅威の出現
    1)内部不正による情報漏えい
    2)ランサムウェア攻撃と標的型攻撃
    3)脅威への対応・対策
   3 情報関係の法制度と倫理
    1)情報関係の法制度
    2)情報に関する看護職の倫理
    3)法令にとどまらない規範体系
   4 情報の取り扱いに伴うトラブルとその対応
    1)検査・輸血システムの停止
    2)USBメモリの紛失
    3)電子カルテ画面のSNS無断掲載
    4)電子カルテ不正閲覧を通じた非違行為
    5)「配慮」を目的とした情報漏えい
   5 情報倫理に関する新たな社会課題とその対応
  論点3 看護管理における情報活用
   1 看護管理における情報活用
    1)情報活用の目的
    2)情報活用のステップ
   2 看護管理評価と情報管理
    1)看護管理評価と看護部目標
    2)定量的評価と看護管理
    3)定性的評価と看護管理
    4)評価内容の見直しは定期的に実施
   3 情報活用の事例
    1)病床管理と情報活用
    2)部署運営と情報活用
   4 モニタリング画面とダッシュボード画面の使い分け
   5 情報活用の課題と展望
  論点4 病院経営における情報活用
   1 タスク・シフト/シェア
    1)医師の働き方改革とタスク・シフト/シェア
    2)看護補助者との協働の重要性
    3)DXが実現する看護のタスク・シフト/シェア
   2 DPC/PDPS
    1)DPC制度と急性期医療機関の質保証
    2)医療の標準化による医療費適正化
    3)DPC/PDPSは診断と診療行為の組み合わせ
    4)DPC/PDPSにおける看護管理者の責務
    5)まとめ
   3 新規昇任看護管理者に対する研修
   4 次世代看護管理者育成研修
    1)研修プロセス
    2)研修受講者の成長を促す上長の支援
    3)研修企画者のスキルアップ
    4)受講者の声
   5 人材育成における普遍的な相互関係
  論点5 地域医療連携における情報活用
   1 地域医療連携
    1)2040年問題
    2)国の施策
    3)医療DX構想
    4)PHR
    5)第8次医療計画(在宅支援の体制)と地域医療構想
    6)地域連携クリティカルパスと入退院支援加算新設までの流れ
    7)BCPにおける医療連携
   2 地域医療連携のための情報システム
    1)地域医療連携情報システムの目的
    2)診療報酬改定と情報連携・ICTのトレンド
   3 遠隔看護
    1)歴史
    2)可能性
    3)遠隔診療の現状
   4 今後の課題
  討論 経営資源である情報をいかに活用すべきか
  
資料 病院会計準則 〔改正版〕 (抜粋)