標準分子細胞生物学**医学書院/坂井 建雄/978-4-260-05755-4/9784260057554**

販売価格
5,940円(税込み)
編著
坂井 建雄
出版社
医学書院
分野
生物学・分子生物学

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特集
新刊
販売期間
2026/03/13~
商品コード
9784260057554
発行 2026年3月
判型:B5判 232頁
ISBN 978-4-260-05755-4

編集:坂井 建雄 / 櫻井 裕之
編集協力:横溝 岳彦

細胞は何をしているのか? それがわかれば基礎医学がつながる。わかる。みえてくる。

組織学、解剖学、生理学、薬理学、これらの基礎医学にすべて関係するのが分子細胞生物学である。「細胞のふるまい」を理解することで、これらの基礎科目が有機的なつながりを見せて立ち上がることだろう。

【目 次】
序章 人体,細胞,遺伝子
  1 生命の本体としての人体
  2 細胞は生命の基本単位である
  3 遺伝子は生命の本質的物質である
  4 人体・細胞・遺伝子の発見と研究の歴史
 A 生きている細胞
  1 エネルギーの調達
  2 細胞内外の境界
 B 人体の中で生きる細胞
  1 細胞が生きるための物質と環境
  2 細胞の働きを調節する
  3 細胞が集まって組織体をつくる
 C 世代を超えて生きる細胞
  1 遺伝とは何か
  2 細胞は増殖する
  3 個体が増殖する

第1章 細胞は情報を伝達する
 A 細胞内信号伝達の概観
 B 細胞内信号伝達は主にタンパク質が行う
  1 タンパク質の機能は立体構造により決定される
  2 機能タンパク質の三次構造変化により活性が変化する
  3 原子レベルでの弱い結合の変化が三次構造を変える
  4 タンパク質の結合相手には特異性がある
  5 他分子との結合や機能変化に関与する立体構造(ドメイン)
 C 信号伝達のスイッチの仕組み
  1 リン酸
  2 プリンヌクレオチド(GDP,GTP,cGMP,cAMP)
  3 カルシウムイオンCa2+
 D 分子レベルでみた細胞内信号伝達
  1 受容体や信号伝達タンパク質をリン酸化する機能的意義
  2 信号増幅によって信号伝達タンパク質のスイッチとなるセカンドメッセンジャー
  3 信号伝達の負のフィードバック
 E 細胞膜の受容体からの主要な信号伝達経路
  1 インスリンシグナル:ホルモンによる代謝の調節
  2 低分子Gタンパク質:Rhoを例として
  3 三量体Gタンパク質共役型受容体:アドレナリン受容体を例として
 F 細胞の増殖・分化を変える信号伝達経路
  1 Ras-MAPK経路
  2 JAK-STAT経路
  3 核内受容体
 G 細胞どうしの直接接触によるコミュニケーション
  1 発生の分岐点となるノッチ・デルタ経路
  2 免疫細胞の活性化システム
 H 物理的な力のセンサー
  1 MET(mechano-electrical transduction)チャネル
  2 Piezoチャネル

第2章 遺伝子の発現が細胞の特性を決める
 A 細胞の個性を決める基本原理
  1 体細胞と生殖細胞
  2 細胞の個性を決める因子と過程
 B 遺伝子転写,翻訳のメカニズム
  1 遺伝子転写の仕組み
  2 mRNAプロセシング
  3 翻訳
 C エピジェネティクス
  1 エピゲノム制御
  2 非コードRNAによる遺伝子発現調節
 D 遺伝子発現以外の調節:タンパク質の修飾反応
  1 タンパク質のリン酸化
  2 タンパク質のアセチル化
  3 タンパク質のメチル化
  4 タンパク質のS-ニトロシル化
  5 タンパク質のユビキチン化
  6 タンパク質の脂質修飾
  7 タンパク質の糖鎖修飾

第3章 細胞の増殖・分化とその異常・死
 A 細胞の生と死
  1 細胞周期
  2 細胞老化とテロメア
 B 細胞の分化が個体をつくる
  1 系統発生と個体発生における細胞の分化
  2 生殖細胞と減数分裂
  3 初期発生
  4 幹細胞(多能性幹細胞,造血幹細胞,iPS細胞)
  5 細胞死
 C がんの細胞生物学
  1 がん細胞の特徴
  2 ヒトがんの発生
  3 発がん機序による分類

第4章 細胞が分化をして集まって組織をつくる
 A 細胞における物質の選別,輸送,分解
  1 タンパク質の合成と局在化
  2 細胞内メンブレントラフィック
  3 細胞内分解システム:プロテアソームとリソソーム分解
 B 細胞骨格
  1 細胞骨格とは何か
  2 細胞骨格は組織学実習で観察できるか
  3 細胞骨格の特徴と主な性質:重合と脱重合
  4 異なる細胞骨格間の相互作用
  5 微小管の構造と機能
  6 マイクロフィラメントの構造と機能
  7 中間径線維の構造と機能
  8 細胞病理学:細胞骨格と疾患
 C 細胞間の相互作用
  1 細胞間接着とは
  2 タイト結合
  3 アドヘレンス結合
  4 デスモソーム
  5 ギャップ結合
  6 その他の細胞間接着機構
 D 細胞外マトリックス(ECM)
  1 細胞外マトリックスは器官構築に必須である
  2 基底膜
  3 間質マトリックス
  4 細胞外環境のリモデリング
  5 細胞外マトリックスは細胞の外と内をつなぐ
  6 細胞-細胞外マトリックス相互作用の破綻による疾患