ケアするあなたの倫理学**医学書院/金城 隆展/978-4-260-06535-1/9784260065351**

販売価格
2,420円(税込み)
迷って選んでためらって
編著
金城 隆展
出版社
医学書院
分野
医学一般

数量

特集
新刊
販売期間
2026/04/03~
商品コード
9784260065351
発行 2026年4月
判型:A5判 232頁
ISBN 978-4-260-06535-1

医療・介護・福祉それぞれの現場での「倫理」について──立ち止まって一緒に考えよう

医療・介護・福祉専門職が臨床で悩む多様な “倫理” 問題について。全国から熱い注目を集めるナラティヴ・エシックスの伝道師が、読者と一緒に立ち止まって物語り、患者の幸福のため知恵を絞ります。故郷沖縄で働き学び、時に耕す人気講師による待望の入門書。

【目 次】
はじめに

第1章 倫理は暮らしの中に──選ぶことは悩ましい
 倫理とは、倫理的とは
 医療者は「正義の味方」か
 倫理は中間にある
 倫理とは選択である
 自由は諸刃の剣
 究極の選択の自由
 姿勢としての倫理
 人生とは選択の連続
 選択のすべてが倫理的ではない
 倫理とは選択に向き合う姿勢
 専門家として悩み続けること
 専門家は立ち止まれない
 ありがとうの反対の言葉
 悩むために倫理を学ぶ
 悩む倫理は「面倒くさい」
 より善く生きるとは

第2章 臨床倫理のステップ──手順、参照、対話・協議
 道徳と倫理の違いから
  その1 手順を踏む
 情報収集・整理・評価時の3ポイント
  その2 参照する
  その3 対話・協議をする

第3章 専門職倫理がめざすもの──最低限から最大限まで
 専門家として意識する
 法律は最低限の倫理
 最大限を実現させる4つの力

第4章 態度としてのナラティヴ──物語る医療者は有能なのか
 物語とは何か
 病気と文学
 物語の時代とその定義
 意味の生成装置とは
 物語は星座のようなもの
 物語だけでは足りない
 物語る動物とは
 共同著作の3つの意味
 なぜ患者は語るのか
 物語の共同著作と循環
 患者の幸福と専門家たち
 「終わらない戦争」から学ぶ
 「終わらない戦争」の教訓
 物語の暴走
 態度としてのナラティヴ
 ナラティヴはスキルではなく態度
 患者に向き合う態度が変わる
 ナラティヴ・アプローチの可能性
 他者と出会うためのナラティヴ
 区別の倫理──さわるとふれるの違い
 不在の実存とコロナ禍
 患者の不在を感じる

第5章 最期をより善く生きる──死に向き合い、自分らしく生ききるとは
 自分の死に向き合う
 自分の最期に向き合う
 ACPを倫理学者が振り返る
 事前指示(AD)とは何か
 ACP形骸化の影響
 準備としてのACP
 意思決定支援から共同意思決定へ
 ACPが求める3つの覚悟
 第三の終活──家族の共同著作
 遺族がたどるグリーフプロセス

第6章 共に生きるということ──どのような物語を他者と共に紡ぐべきか
 未来へひらかれた「前向き」な物語
 銀メダルの価値の変化
 過去は本当に変わる
 よりよい物語を語るために
 よりよく豊かに物語るための3か条
 物語と星座──物語ることの重要性
 二項対立を乗り越えるために
 杖というメタファー
 ナラティヴとは何か

おわりに

付録

Column
 ナンクルナイサ~の意味
 いのちの有限性を考えるワーク
 『北の国から』と不在の実存
 倫理カンファレンスには誰を呼ぶ?