新生児低酸素性虚血性脳症診療マニュアル**メディカ出版/岩田 欧介/978-4-8404-9150-1/9784840491501**
常に予後を見据えた最強ナビゲーション
新生児低体温療法の臨床エビデンス最新版
発行 2026年7月
判型:B5判 264頁
ISBN 978-4-8404-9150-1
【編 集】
Baby Cooling Japan
【責任編集】
岩田 欧介(名古屋市立大学大学院 医学研究科 新生児・小児医学分野 教授)
柴崎 淳(神奈川県立こども医療センター 新生児科 部長)
揺れ動く所見を「判断できる知識」へ導く
2010年以降、エビデンスに基づく低体温療法の啓発を牽引し続けてきたBaby Cooling Japan。2024年には軽症HIEを含めた長期発達を明らかにする新プロジェクト「BCJ-2レジストリ」を開始。BCJメンバーが満を持してまとめたHIE診療の知の結集。低体温療法適応症例を、出生前から冷却、退院からフォローアップまで、時系列で予測し診療するためのバイブル。
【目 次】
序文
序章
この本で使われている略語と専門用語について
第1章 出生から入院、診断まで
1.新生児脳症と低酸素性虚血性脳症(HIE)および低体温療法
2.出生、NCPRから入院までに判断すること
3.搬送の実際
4.蘇生後のモニタリングと継続評価
5.aEEGモニタリングの見方
6.m-Sarnat評価による新生児低酸素性虚血性脳症(HIE)診断
7.入院時に保護者と共有すること
8.新生児脳症の鑑別診断:体系的アプローチ
[Column1]重症仮死が予想される局面とは? 産科情報の判断、準備すること
[Column2]入院までの予後不良因子
[Column3]低酸素性虚血性脳症のメカニズムと、脳保護療法の作用点、そして低体温療法の効果
[Column4]いつ、どんなルートをとる?
第2章 急性期の管理
1.軽症児の管理
1)軽症HIEとは?―診断とモニタリング・継続評価
2)軽症HIEの体温管理と合併症への対応―入院中の管理
[Column5]軽症HIEの予後についてわかってきたこと
[Column6]軽症児について行われている臨床研究
2.中等症・重症児の管理~低体温療法を中心に
1)冷却の決定・開始・完了まで
2)標準的適応から外れる症例における低体温療法(Late cooling・早産児・軽症HIE)
3)冷却児の体温管理
4)低体温療法の有害事象
5)冷却児の呼吸管理
6)冷却児の循環管理
7)予後を左右する冷却中の因子
8)冷却児の神経学的所見の反復観察
9)冷却児の鎮静
10)HIEにおけるneonatal seizure
11)Neonatal seizureの治療
12)冷却児のその他の全身管理と合併症対策
13)併用薬物療法(Add-on治療)
14)復温時に注意すべきこと
15)冷却中~福温完了までに保護者と共有すること
[Column7]珍しいが特異的な合併症、脂肪壊死について
[Column8]冷却いろいろ―冷却法にまつわる最新知識
[Column9]冷却に必要な機材の準備
[Column10]ガイドライン基準Bだけで十分か?
[Column11]重い予後が予想されるとき―家族の語りから学ぶ
[Column12]より効果的な低体温療法を求めて―適応拡大にまつわる最新知識
[Column13]より効果的な低体温療法を求めて―Add on治療の研究最前線
[Column14]Baby Cooling Japanレジストリと新しいBaby Cooling Japan-2レジストリ
[Column15]最適な血糖管理・栄養管理
3.急性期の看護
4.臨床心理士の対応
[Column BONUS:どう訳す? Neonatal seizure
第3章 入院から退院までの予後予測とIC
1.日本における低酸素性虚血性脳症児の予後
2.新生児HIEの総合的予後予測
3.aEEG、標準脳波などの電気生理学的検査からの予測
4.画像からの予測(主にMRIについて)
5.医療的ケアの導入から支援包囲網の構築へ
6.退院時のICで伝えること・家族と共有すること
[Column16]神経学的所見からの予測
[Column17]退院後に受けられる支援のまとめ(訪問看護やレスパイトなど)
第4章 退院後のフォローアップと支援
1.乳幼児期のフォローアップで留意すべき点、必要となるケアと支援
2.姿勢・運動発達のトラジェクトリーと外来で注意すべきこと
3.HIE児の言語・認知機能・高次脳機能予後:発達のトラジェクトリー
4.低酸素性虚血性脳症児の発達評価と発達支援介入
5.産科医療補償制度とその他の手続き
[Column18]栄養と成長で気をつけること
[Column19]合併症を残した低酸素性虚血性脳症児の就学・学齢期のケア
第5章 管理の実際
1.The Royal London Hospitalの場合
2.シンシナティ小児病院の場合
3.神奈川県立こども医療センターの場合
4.名古屋市立大学病院の場合
5.日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院の場合
付録(ダウンロード資料)一覧
1.新生児低体温療法開始フローチャート:出生~NCPR~入院まで
2.バイタルサインチェック用紙 経過記録シート/Thompsonスコア
3.予後予測シート
4.m-Sarnat評価/Sarnat分類
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