プリオン病と遅発性ウイルス感染症**金原出版/厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業 「プリオン病及び遅発性ウイルス感染症に関する調査研究/9784307101523**

販売価格
9,900円(税込み)
編著
厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業 「プリオン病及び遅発性ウイルス感染症に関する調査研究
出版社
金原出版
分野
 
脳神経科学・神経内科学

数量

販売期間
2010/08/01~
商品コード
9784307101523
発行 2010年8月
ISBN 978-4-307-10152-3
本書は厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業「プリオン病及び遅発性ウイルス感染症に関する調査研究班」の最近の研究成果をまとめたものである。プリオン病、亜急性硬化性全脳炎(SSPE)、多巣性白質脳症(PML)の3疾患について、疾患の基礎概念から最新の進歩まで、わかりやすくかつ詳細に解説している。いずれも極めて稀で大変な難病であるが、診断法や有効な治療法の開発など、治癒に向かって着実に研究が進む様子をレビュー。

第1部.プリオン病 I.プリオン病(伝達性海綿状脳症)とは? 概念・分類・歴史 II.ヒト・プリオン病 1.プリオン病の疫学:世界の状況 2.日本におけるヒト・プリオン病のサーベイランスと疫学的実態 3.正常プリオン蛋白とその機能 4.正常および異常プリオン蛋白の構造 5.プリオン蛋白異常化と伝達・進行のメカニズム 6.全身性アミロイドーシスの伝播 7.異常プリオン蛋白(PrPSc)検出法の進歩 8.動物モデルの開発と感染性の検証 9.プリオン病の神経変性のメカニズム?樹状突起萎縮とNotch?1活性化の関連について? 10.病理と病理診断 11.症状と徴候 12.検査所見?脳脊髄液? 13. 検査所見?画像:MRI PET SPECTと脳波? 14. 特発性プリオン病(孤発性クロイツフェルト・ヤコブ病)?臨床病型の特徴と診断のポイント? 1)古典型孤発性クロイツフェルト・ヤコブ病 2)MM2視床型と皮質型 3)MV2型、VV1型、VV2型 15.遺伝性(家族性)プリオン病?臨床病型の特徴と診断のポイント? 1)ゲルストマン・シュトロイスラー・シャインカー病 2)家族性クロイツフェルト・ヤコブ病 3)致死性家族性不眠症 4)オクタリピート挿入変異 16.感染性(獲得性)プリオン病?臨床病型の特徴と診断のポイント? 1)クールー 2)医原性クロイツフェルト・ヤコブ病 3)硬膜移植後クロイツフェルト・ヤコブ病 4)変異型クロイツフェルト・ヤコブ病 17.治療の現状 18.新しい治療法開発への展望 19.洗浄・滅菌法 20.感染予防 21.患者・家族に対する心理社会的支援 III.牛海綿状脳症(BSE) IV.スクレイピー V.慢性消耗病とその他の動物プリオン病 Vi.食肉の安全第2部.遅発性ウイルス感染症 I.遅発性ウイルス感染症の疾患概念 II.亜急性硬化性全脳炎(SSPE) 1.SSPEの発生状況 2.成因と発症機構 3.動物モデルの開発 4.病理 5.症状・徴候と検査 6.診断・治療・予後・予防 III.進行性多巣性白質脳症(PML) 1.疫学:日本と世界の現況 2.PMLの成因と病理 3.ウイルス検索と発症機序 4.臨床症状と検査 5.診断・治療 6.予防・予後