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心はどこまで脳なのだろうか**医学書院/兼本浩祐 愛知医科大学教授・精神科学/〈シリーズ編集〉/山鳥 重(前神戸学院大学)・河村 満(昭和/9784260013307**

販売価格
3,740円(税込み)
神経心理学コレクション
編著
兼本浩祐 愛知医科大学教授・精神科学/ 〈シリーズ編集〉/山鳥 重(前神戸学院大学)・河村 満(昭和
出版社
医学書院
分野
 
精神医学

数量

販売期間
2011/05/06~
商品コード
9784260013307
発行 2011年5月
ISBN 978-4-260-01330-7
「私という現象」は本当に存在するのか、「心」はどこまで「脳」なのか

近年の脳科学の進歩や操作的診断基準の普及により、精神医学の拠って立つ地平が大きなパラダイムシフトを起こしている。患者の病的体験を直接的に「了解」しようとするアプローチは廃れ、あたかも精神医学が脳科学の一分野であるかのように語られている。しかし、本当に「心」はすべて「脳」で説明しきれるのだろうか。精神医学、脳科学の根本命題をめぐる、著者一流の考察。

目次
第1 章 心とは脳だろうか
第2 章 あるピアニストの事例-心が身体に置き換えられる
第3 章 ある老画家の事例-脳が心を支配する
第4 章 外因・内因・心因-神経回路網としての心と内因性精神疾患
第5 章 デカルト的二元論
第6 章 連合型視覚失認の事例-名づけられることの前と後
第7 章 同じものが同じであることの奇跡
第8 章 イデア論再考
第9 章 ヤンツ教授の最終講義-てんかんとは「学習過程」“Lernprozess”である
第10章 心は計算式に置き換えられるか
第11章 犬がもし操作的に診断されたとしたら
第12章 プライミングとジョン・ヒューリングス・ジャクソン
第13章 心は開かれた形で生まれ、後に閉じることを学ばれる-並列処理の直列化
第14章 フロイトの無意識とは何か
第15章 漢方治療と官能的身体
第16章 精神分析における心的装置-それはたぶん脳の外に跨っている
エピローグ スピノザの幸福とデカルトの不幸