食物アレルギー児のための指導マニュアル 改訂第2版**診断と治療社/大谷智子・畔柳佳枝/9784787819635**

販売価格
3,080円(税込み)
現場で使える
編著
大谷智子・畔柳佳枝
出版社
診断と治療社
分野
 
アレルギー

数量

販売期間
2012/10/01~
商品コード
9784787819635
発行 2012年10月
ISBN 978-4-7878-1963-5
原因食物を除去しながら必要な栄養をとる食事指導法を中心に,発症機序,検査,治療などの基本から,原因食物の特徴(栄養成分,代替食品など),指導のコツまで解説.

第1章 食物アレルギーの基礎知識1 アレルギーが起こるしくみ A 定義と分類 B 食物アレルギーの発症機序(原因)と予後 C 食物アレルギーの症状 1)即時型症状 2)非即時型症状 D 食物アレルギーの原因となる食品2 診断に必要な検査 A 問診 B 検査 1)好酸球数 2)総IgE値 3)特異的IgE抗体 4)ヒスタミン遊離試験(HRT) 5)皮膚テスト 6)食物経口負荷試験3 治療のすすめ方 A 食事療法 B 薬物療法 1)インタール(R) 2)ヒスタミンH1受容体拮抗作用のある抗アレルギー薬4 救急時における診断と処置 A アナフィラキシーの定義と特徴 B 症状と重症度分類 C 対応 1)プレホスピタル 2)医療機関での対応第2章 実際の食事指導のすすめ方1 食物除去の考え方 1)目的 2)すすめ方の基本2 除去食の指導 1)除去食指導基準 2)指導基準の決定方法3 食事日誌の活用 1)記録のつけ方 2)原因食物を見つけ出す 3)栄養管理4 原因食物の除去食と代替食の指導 A 鶏卵 〔卵除去の場合の栄養指導〕 B 牛乳 〔牛乳除去の場合の栄養指導〕 C 小麦 〔小麦除去の場合の栄養指導〕 D 大豆 〔大豆除去の場合の栄養指導〕 E 米 〔米除去の場合の栄養指導〕 F そば G ピーナッツ(落花生)・ナッツ類 H 魚類 I 甲殻類,軟体類 J 肉類 K 果物,野菜5 離乳食のすすめ方 1)1回食(前期:5~6カ月頃) 2)2回食(中期:7~8カ月頃) 3)3回食(後期:9カ月以降)6 献立計画の指導 1)発育・発達と食生活 2)食事摂取基準 3)栄養状態の把握 4)除去食のない場合の献立作成 5)除去食のある場合の献立作成 6)栄養計算結果について 7)献立作成のアドバイス7 食品表示の見方 1)表示対象食品 2)注意喚起表示 3)代替表記,特定加工食品表記,対象外食品例 4)加工食品ラベルの専門用語 5)問題点8 授乳期の食事指導 1)鉄分を多く含む食品をとる 2)カルシウムを多く含む食品をとる 3)適度な水分をとる 4)乳脂肪分,糖分のとり過ぎに注意する 5)エネルギーのとり過ぎに注意する 6)アレルギーのリスクを考慮する9 妊娠中の食事指導 1)発症予防に関して 2)妊娠時のn-3系多価不飽和脂肪酸の摂取10 除去食の解除 1)除去食の解除を目的とした食物経口負荷試験適応の判断(耐性獲得の判断) 2)除去期間と解除のための食物経口負荷試験時期 3)低アレルゲン化した食品を利用した食物経口負荷試験 4)耐性獲得の判断のための食物経口負荷試験後の対応第3章 食事指導・相談におけるコツ1 信頼関係を築くには 1)問診の重要性 2)今までの治療を全面否定しない 3)厳しい要求はしない 4)患者側の希望も受け入れて 5)希望をもたせる2 除去食療法の患児,家族への影響と対策 A 除去食療法の患児への影響と対策 1)栄養充足への不安 2)集団給食などでの差別 3)食べたいという欲求への対応 4)行動の制限 B 家族(特に母親)への影響と対策 1)心理的負担 2)食生活上の負担の増加3 除去食療法をすすめるうえでの問題 A 治療の中断 1)除去食療法による疲弊の場合 2)合併症の悪化の場合 B 思い込みによる除去食療法への誤った対応 1)根拠のない除去食療法の場合 2)除去食解除が不安な場合4 アナフィラキシーへの対応 1)アドレナリン(エピネフリン)自己注射器(エピペン(R))について 2)エピペン(R)の使用について 3)重篤なアナフィラキシーを起こした患児と保護者への対応5 日常生活や保育園・幼稚園・学校での対応 A 日常生活での注意点 B 給食への対応 1)除去食のみの対応 2)代替食を含めた対応 3)献立による対応 C 除去食指示書の書き方 D アナフィラキシー時の対応について