すぐに使える周術期管理マニュアル【電子版】**医学書院/4910093241098**

販売価格
9,020円(税込み)
臨床外科 2019年10月増刊 Vol.74 No.11
出版社
医学書院
分野
 
外科系 一般

電子版発売中です。(外部サイトへ移動します)

医書JP 電子版ページへ
医書JPご利用初めての方は、こちら >>>
冊子版 販売期間
2019/10/26~
ISJP ID
1905167890
商品コード
4910093241098
発行 2019年10月
周術期管理は外科医にとって必須の仕事ですが,医療が多様化した現在においては必要とされる知識は広範に及びます.また,周術期管理の進歩の中で,非常に専門的な技術や知識を必要とする特殊な治療法も行われるようになっています.5年前に本書が取り上げたenhanced recovery after surgery(ERAS)の概念は広く普及し,日常診療に取り入れられています.
「周術期管理マニュアル」としては5年ぶりの刊行となる本増刊号では,この5年間の周術期管理の進歩を網羅的にupdateするばかりでなく,“すぐに使える”ことを念頭に,術式ごとの周術期管理のめやすを視覚的なチャートにまとめて提示するとともに,薬物療法についてはできるだけ具体的な処方を記載するようにしました.また,特に重要な合併症,専門性の高い治療法に焦点を当て,臨床医にとって活用しやすく,かつインパクトの高い周術期管理マニュアルをめざしました.
本書では,まず,周術期管理において押さえておくべき総論的な基本的事項,高齢化社会を迎えてますます増加している併存症をもつ患者の具体的な評価と管理について解説しました.
次いで,基本的な手術から高度侵襲を伴う専門的な手術まで,術式別にできるだけ幅広く具体的な周術期管理の方法を示しました.この際,周術期管理のめやすを視覚的なチャートにまとめて提示しています.
後半では,術後合併症に焦点を当て,特に重篤化しやすく重要と考えられる合併症を“重点術後合併症”として詳細に解説するとともに,一般的な合併症についても網羅的にできるだけ多く取り上げています.
最後に,外科医が直接施行しないものの,術後合併症の治療として行われている最先端の特殊な治療法,治療手技について専門家に解説していただき,他科・他院に依頼する場合の参考となるように配慮しました.
本書は,系統的な解説書ではなく,各項目が“すぐに使える”ことを意図して書かれております.周術期管理における様々な場面で,必要と思われる部分を読んでいただくことにより,本増刊号が少しでもお役に立てれば幸いです.