周産期メンタルヘルス**南山堂/岡野禎治/9784525380618**

販売価格
3,850円(税込み)
クロストークから読み解く
編著
岡野禎治
出版社
南山堂
分野
 
精神医学

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書籍版 販売期間
2016/07/21~
JANコード
9784525380618
商品コード
9784525380618
ISBN 978-4-525-38061-8
サイズ:B5 / 206p

周産期における精神的な課題に対しては,産科医や精神科医のみならず,助産師や保健師などさまざまな職種による支援が求められる.本書は,これらの課題に対する多職種連携の様子を対話形式で示した.周産期メンタルヘルスに関わるすべての医療・保健関係者に贈る,現場での臨場感あふれる連携の醍醐味が描かれた1冊!

第1章 周産期メンタルヘルス概論1 産科領域 ・出生前診断とハイリスク妊娠2 精神科領域 ・産褥精神病 ・統合失調症と周産期 -リスクの捉え方と多職種連携協働を中心に- ・気分障害と妊娠 ・妊娠中の向精神薬による薬物療法3 助産領域 ・医療機関における妊娠期のケア-助産師外来における支援- ・産後ケア ・医療的にハイリスクな母親の心理的問題 ・特定妊婦・虐待4 妊娠期からのスクリーニングと早期介入 ・周産期における介入が必要な背景 ・妊娠前期の精神疾患の予測リスクとその対策 ・予防と早期介入 ・おわりに第2章 事例で読み解く周産期メンタルヘルス<妊娠期編>1 妊娠を契機に再燃した統合失調症 ・アリピプラゾールの妊娠への影響 ・服薬を拒否する患者への対応 ・持効性注射剤の妊婦への使用 ・医療と地域が連携した育児サポート2 向精神薬を慎重に選択した統合失調症 ・妊娠初期の向精神薬の選択 ・妊娠糖尿病のリスク ・妊娠後期から出産前の向精神薬の選択 ・向精神薬の投与と授乳の是非3 妊娠期における中等症のパニック障害 ・妊娠初期における中等症のパニック障害への対応 ・妊娠初期の薬物療法 ・妊娠中期~後期の薬物療法が与える影響 ・妊娠後期の薬物療法が与える影響4 妊娠中の重症の強迫性障害 ・妊娠期の強迫性障害への対応 ・強迫性障害が母体に与える影響と妊娠期の薬物療法 ・医療ソーシャルワーカーと保健師による家庭訪問の活用 ・分娩前後の薬物療法5 妊娠期からの摂食障害 ・摂食障害とは ・妊娠期の摂食障害 ・心理面での援助・子育ての援助6 妊娠・出産を経験したパーソナリティ障害 ・妊娠期の境界性パーソナリティ障害への対応 ・妊娠中・産後の薬物療法 ・患者情報の共有と今後の対策の検討 ・育児中の衝動行為への対応7 周産期に受けた身体的・性的・心理的暴力 ・医療者が妊産婦の暴力被害に気付いたときの初期対応 ・妊婦に対するIPVのスクリーニング ・IPV被害女性,パートナーの臨床像 ・IPV被害女性の家庭・社会的背景を考慮した対応 ・医療機関と地域支援機関との連携8 不妊治療中に発症したうつ病 ・不妊治療とうつ病 ・不妊治療の終結と精神症状第3章 事例で読み解く周産期メンタルヘルス【産後編】1 緊急入院を要する産褥精神病 ・産褥精神病への対応 ・保健師と連携した地域支援 ・産後の薬物療法の説明と処方薬の決定2 地域で支える産後うつ病-多職種ミーティングの活用- ・初期介入の検討 ・出産後の支援の方向性を共有する ・おわりに3 産褥期に再発して入院に至った双極性障害 ・双極性障害とは診断のために注意すべき症状・再発リスクが高い時期 ・双極性障害の薬物療法 ・薬物療法と授乳 ・双極性障害における心理的変化 ・安心して妊娠・出産・育児ができるように4 双極性障害へ診断変更された産後うつ病 ・産科から精神科への紹介 ・精神障害合併妊婦の妊娠・分娩管理 ・躁症状の疑い ・双極性障害の薬物療法 ・切迫早産と躁症状の悪化,産科病棟への入院 ・産後うつ病と双極性障害5 ボンディング障害 ・ボンディング障害とは ・ボンディング障害と産後うつ病との関連 ・サポートの実践 ・おわりに6 死産経験から発症した悲哀 ・悲哀反応の診断・評価と対応 ・悲哀反応と対処行動の性差 ・悲哀過程と対人関係の変化 ・死別体験からのposttraumatic growth