メニエール病・遅発性内リンパ水腫診療ガイドライン 2025年版**金原出版/日本めまい平衡医学会/978-4-307-37142-1/9784307371421**

販売価格
3,300円(税込み)
編著
日本めまい平衡医学会
出版社
金原出版
分野
耳鼻咽喉科学・頭頸部外科学

数量

特集
新刊
販売期間
2025/07/02~
商品コード
9784307371421
発行 2025年7月
判型:B5判 148頁
ISBN 978-4-307-37142-1

イラストや動画を用いて治療の解説がさらに充実!

メニエール病診療に携わる全ての医療者必携の診療ガイドラインが5年ぶりの改訂。診断基準やフローチャート、アルゴリズムを含む総説で、最新の知見を含めて詳細に解説した。特に治療の解説は、中耳加圧治療や内リンパ嚢開放術についてイラストや動画を用いて詳説。CQも従来の6から15に増え、システマティックレビューを経た新たなエビデンスに基づく治療方針が充実した。メニエール病の臨床実践の進化に対応する必読の1冊。

【目 次】
Clinical Question(CQ)・推奨一覧
 
第1章 作成の経緯・概要
 1-1.要約
 1-2.作成委員会
 1-3.資金提供・スポンサー
 1-4.作成の背景と沿革  
 1-5.作成目的ならびに目標
 1-6.利用者  
 1-7.対象  
 1-8.エビデンスの収集  
 1-9.エビデンス総体の評価
 1-10.推奨作成  
 1-11.リリース前のレビュー 
  1)外部・内部評価者によるレビュー 
  2)外部・内部評価者による指摘点とガイドライン作成委員会の対応 
  3)パブリックコメント  
  4)パブリックコメントとガイドライン作成委員会の対応 
 1-12.更新の計画  
 1-13.推奨および理由説明
 1-14.患者の希望  
 1-15.実施における検討事項 
 
第2章 メニエール病の背景
 2-1.メニエール病の疾患概念・病因・病態 
  1)メニエール病の疾患概念 
  2)メニエール病の病因・病態
 2-2.メニエール病の疫学 
 
第3章 メニエール病の診断
 3-1.メニエール病の診断基準 
  1)メニエール病(Meniere’s disease)診断基準2017年
  2)メニエール病非定型例(Atypical Meniere’s disease)診断基準 
  3)Barany Societyのメニエール病(Meniere’s disease)診断基準2015年
 3-2.メニエール病の重症度分類 
  1)メニエール病重症度分類  
  2)AAO-HNSのメニエール病重症度分類1995年
 3-3.メニエール病の鑑別診断 
  1)良性発作性頭位めまい症(Benign paroxysmal positional vertigo、BPPV)
  2)前庭性発作症(Vestibular paroxysmia, VP)
  3)前庭性片頭痛(Vestibular Migraine、VM)
  4)持続性知覚性姿勢誘発めまい(Persistent Postural-Perceptual Dizziness、PPPD)
 
第4章 メニエール病の検査
 4-1.メニエール病の聴覚・平衡機能検査 
  1)聴覚機能検査  
  2)平衡機能検査  
 4-2.内リンパ水腫推定検査 
  1)蝸電図検査  
  2)グリセロール検査
  3)フロセミド検査 
  4)利尿薬負荷cVEMP検査
  5)グリセロール負荷cVEMP検査
  6)フロセミド負荷cVEMP検査 
  7)cVEMPの周波数特性を指標とした内リンパ水腫推定検査(tuning property検査)
  8)メニエール病の内リンパ水腫推定検査の陽性率  
  9)内耳造影MRI検査との関連  
  10)遅発性内リンパ水腫に対する内リンパ水腫推定検査  
 4-3.内リンパ水腫画像検査  
  1)内リンパ水腫画像検査の原理 
  2)内リンパ水腫画像検査の種類 
  3)内リンパ水腫の判定  
  4)内リンパ水腫画像検査の陽性率とその解釈 
  5)遅発性内リンパ水腫の内リンパ水腫画像検査
 
第5章 メニエール病の治療
 5-1.メニエール病の治療
  1)メニエール病のめまい発作急性期の治療
  2)メニエール病のめまい発作に伴う急性感音難聴の治療
  3)メニエール病の発作予防の段階的治療
 5-2.メニエール病の治療効果判定
  1)めまいの評価判定
  2)聴覚障害の評価判定 
 
第6章 遅発性内リンパ水腫について
 6-1.遅発性内リンパ水腫の疾患概念・病因・病態
  1)遅発性内リンパ水腫の疾患概念 
  2)遅発性内リンパ水腫の病因・病態
 6-2.遅発性内リンパ水腫の疫学 
 6-3.遅発性内リンパ水腫の診断基準
 6-4.遅発性内リンパ水腫の重症度分類
 6-5.遅発性内リンパ水腫の治療 
 
第7章 クリニカルクエスチョンClinical Question(CQ)
 CQ1 メニエール病に抗めまい薬を使用することは有効か?
 CQ2 メ ニエール病のめまい・難聴に浸透圧利尿薬を使用することは有効か?
 CQ3 メニエール病に抗不安薬・抗うつ薬を使用することは有効か? 
 CQ4 メニエール病にビタミンB12を使用することは有効か?
 CQ5 メニエール病に漢方薬を使用することは有効か?
 CQ6 メニエール病に抗ウイルス薬を使用することは有効か?
 CQ7 メニエール病に中耳加圧治療を行うことは有効か?
 CQ8 メニエール病に対して内リンパ嚢開放術を行うことは有効か?
 CQ9 メニエール病に選択的前庭機能破壊術を行うことは有効か?
 CQ10 メニエール病の聴力低下に対するステロイド全身投与は有効か?
 CQ11 メニエール病のめまい・難聴に対するステロイド鼓室内投与は有効か?
 CQ12 メニエール病に生活指導を行うことは有効か?
 CQ13 メニエール病に対して心理療法を行うことは有効か?
 CQ14 メニエール病に対して前庭リハビリテーションを行うことは有効か?
 CQ15 遅発性内リンパ水腫の治療のClinical Question
 
巻末資料
 良性発作性頭位めまい症(Benign paroxysmal positional vertigo、BPPV)の診断基準
  後半規管型良性発作性頭位めまい症(半規管結石症)
  外側半規管型良性発作性頭位めまい症(半規管結石症)  
  外側半規管型良性発作性頭位めまい症(クプラ結石症)
 前庭性発作症の診断基準
 前庭性片頭痛(Vestibular Migraine)の診断基準
 持続性知覚性姿勢誘発めまい(Persistent Postural-Perceptual Dizziness:PPPD)の診断基準