呼吸器内科グリーンノート**中外医学社/弦間 昭彦/9784498130463**

販売価格
7,480円(税込み)
編著
弦間 昭彦
出版社
中外医学社
分野
 
呼吸器一般

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書籍版 販売期間
2020/10/22~
JANコード
9784498130463
商品コード
9784498130463
発行 2020年10月
サイズ B6変 / 706p
ISBN 978-4-498-13046-3
疾患各論・検査・治療について専門医制度研修カリキュラム完全網羅+注意すべき疾患・「こんなときどうする?」困難例Q&A.エキスパートの「私の秘訣」で診療に自信がつく! 診療がフローチャートで身に着く外来でもベッドサイドでも便利な一冊.基礎から応用レベルまでカバーできるポケットの頼もしい相棒! もはやただの入門書ではない!

【目次】
I.主訴・症例別「こんなときどうする?」
1.咳嗽
 1)咳が続く
 2)咳喘息という診断 ─ 喘息との違いって?

2.喀痰
 1)痰が続いている
 2)血痰が続いている

3.息切れ
 1)息切れがする
 2)喫煙者の息切れ ─ COPDとは限らない?
 3)Wheezeを確認 ─ 気管支喘息かCOPD増悪か心不全か?
 4)明らかな肺内異常陰影のない呼吸困難

4.胸痛

5.嗄声-声が嗄れる患者

6.異常陰影
 1)類円形の影あるいは結節影
 2)すりガラス影
 3)結核様の影
 4)胸膜の肥厚・癒着をみたら
 5)縦隔リンパ節の腫大
 6)胸水が溜まっているときの鑑別
 7)どのような間質性肺炎なのか?
 8)気胸の対応
 9)繰り返す気胸の対応

7.肺炎
 1)市中肺炎(CAP)
 2)院内肺炎
 3)医療・介護スタッフが肺炎や呼吸器感染症にかかったら?
 4)誤嚥性肺炎の鑑別 ─ 本当に誤嚥性肺炎か?
 5)誤嚥性肺炎への対応
 6)風邪症状 ─ 初診,再診

II.注意すべき疾患
1.救急病態
 1)慢性呼吸器疾患患者のSpO2が低下してきた時
 2)間質性肺炎患者が急性呼吸不全を示す時
 3)大量喀血
 4)窒息
 5)気道熱傷
 6)過換気症候群
 7)急性呼吸不全を有する薬剤性肺障害
 8)急性呼吸不全を示す気管支喘息
 9)重症喘息の対応
10)重症肺炎への対応
11)好酸球が異常高値の時
12)血管病変による急性呼吸困難
13)重症急性膵炎後
14)縦隔炎への対応

2.難しい病態への対応
 1)認知症との併発 ─ 正しく吸入できているか
 2)溺水 ─ 水中でなくてもありうる
 3)リウマチ患者の呼吸器疾患
 4)活動性の制御できない膿胸
 5)結核のコントロール
 6)風邪
 7)呼吸器心身症
 8)見過ごしやすい肺腫瘍
 9)免疫チェックポイント阻害薬投薬中に間質性肺炎になってしまった
10)呼吸器疾患を併発した気胸への対応

III.検 査
1.身体診察
 1)視診
 2)触診
 3)打診
 4)聴診

2.専門検査
 1)X線
 2)胸部CT
 3)胸部MRI・MRA
 4)超音波検査(胸部・心臓)
 5)核医学的診断
 6)ポジトロンエミッション断層撮影(PET)
 7)血液生化学検査
 8)動脈血液ガス分析とパルスオキシメーター
 9)喀痰検査
10)胸腔穿刺・胸膜生検・胸水検査
11)気管支鏡検査
12)気管支肺胞洗浄(BAL)
13)胸腔鏡検査
14)感染症診断法
15)腫瘍のバイオマーカー(腫瘍マーカー,遺伝子診断法)
16)呼吸機能検査
17)運動負荷試験・運動負荷呼吸代謝測定
18)気道可逆性・過敏性試験
19)肺循環検査
20)終夜睡眠ポリグラフィー(PSG)・睡眠時呼吸モニター(アプノモニター)
21)肺疾患の心電図

IV.治療・管理
1.薬物治療
 1)気管支拡張薬・鎮咳薬・去痰薬
 2)副腎皮質ステロイド・免疫抑制薬
 3)抗菌薬・抗ウイルス薬・抗真菌薬
 4)抗腫瘍薬・副作用緩和治療薬
 5)疼痛・緩和治療薬
 6)抗凝固療法
 7)抗アレルギー薬
 8)漢方薬
 9)予防的ワクチン(肺炎球菌,インフルエンザ)
10)マクロライド少量長期療法

2.吸入療法(定量噴霧器(MDI)・ドライパウダー吸入器(DPI)・ネブライザー)
3.呼吸管理
 1)体位ドレナージ
 2)気管内挿管
 3)気管切開
 4)酸素療法(高流量,低流量,高濃度,低濃度酸素療法)
 5)気管内挿管下人工呼吸
 6)非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)
 7)分離肺換気
 8)人工呼吸管理中の循環の管理
 9)人工呼吸管理中の鎮痛・鎮静・せん妄の管理
10)人工呼吸中の栄養管理

4.輸液療法

5.経管栄養法

6.在宅呼吸療法
 1)在宅酸素療法
 2)在宅人工呼吸療法(HMV)
 3)持続陽圧呼吸(CIAP)療法

7.呼吸リハビリテーション
8.禁煙指導
 1)カウンセリング
 2)薬物療法(ニコチン代替療法・バレニクリン内服)
9.放射線療法
10.胸腔ドレナージ
11.アレルゲン免疫療法 (減感作療法)
12.気管支動脈塞栓術
13.内視鏡的治療法
 1)気道吸引
 2)気道内異物除去
 3)止血法
 4)レーザー照射
 5)ステント留置

14.肺洗浄・気管支洗浄

V.疾患各論
1.感染性疾患
 1)かぜ症候群・急性気道感染症
 2)インフルエンザ
 3)急性気管支炎
 4)急性細気管支炎
 5)慢性下気道感染症
 6)細菌性肺炎
 7)肺化膿症
 8)誤嚥性肺炎
 9)ウイルス肺炎
10)マイコプラズマ肺炎
11)クラミジア肺炎・レジオネラ肺炎
12)肺真菌症
13)免疫不全における疾患
14)肺結核症,非結核性抗酸菌(NTM)症
15)胸膜炎(細菌性,結核性)
16)膿胸
17)縦隔炎
18)寄生虫症・ノカルジア症

2.機能・形態異常・閉塞性肺疾患
 1)気管支拡張症
 2)慢性咳嗽
 3)COPD(慢性閉塞性肺疾患)
 4)ACO(COPDと喘息のオーバーラップ)
 5)原発性線毛機能不全症(Kartagener症候群)
 6)閉塞性細気管支炎(Swyer-James症候群含む)
 7)びまん性汎細気管支炎 (DPB)
 8)濾胞性細気管支炎
 9)気腫性囊胞(ブラ,ブレブ)・気管支囊胞
10)無気肺
11)肺胞タンパク症

3.免疫関連疾患
 1)気管支喘息
 2)アレルギー性気管支肺真菌症(アレルギー性気管支肺アスペルギルス症:ABPA)
 3)過敏性肺炎(HP)
 4)薬剤性肺炎
 5)急性好酸球性肺炎(AEP),慢性好酸球性肺炎(CEP)
 6)肺血管炎症候群
 7)サルコイドーシス
 8)膠原病肺
 9)肺腎症候群・肺胞出血

4.特発性間質性肺炎(IIPs)
 1)特発性肺線維症(IPF/UIP)
 2)非特異性間質性肺炎(NSIP)
 3)特発性器質化肺炎(COP)
 4)リンパ球性間質性肺炎(LIP)
 5)剥離性間質性肺炎(DIP)
 6)呼吸細気管支炎を伴う間質性肺炎(RB-ILD)
 7)急性間質性肺炎(AIP)

5.職業性・環境性疾患
 1)化学薬品・重金属などによる肺障害
 2)酸素中毒
 3)大気汚染
 4)パラコート中毒
 5)放射線肺臓炎
 6)じん肺症(石綿肺・珪肺・有機じん肺など)
 7)悪性胸膜中皮腫

6.循環異常
 1)肺うっ血・肺水腫
 2)急性呼吸窮迫症候群(ARDS)
 3)肺血栓・塞栓症
 4)肺高血圧症
 5)肺性心
 6)肺動静脈瘻
 7)肺分画症

7.腫瘍・新生物
 1)原発性肺癌(小細胞肺癌,腺癌,扁平上皮癌,大細胞癌)
 2)カルチノイド
 3)腺様囊胞癌
 4)良性肺腫瘍
 5)縦隔腫瘍
 6)緩和ケア ─ 痛み

8.胸膜疾患
 1)気胸
 2)血胸
 3)胸膜炎
 4)膿胸・乳び胸
 5)胸膜プラーク・胸膜中皮腫

9.縦隔疾患
 1)縦隔気腫
 2)上大静脈症候群
 3)反回神経麻痺

10.横隔膜疾患
 1)横隔神経麻痺
 2)横隔膜ヘルニア

11.胸郭・胸壁の疾患
 1)胸郭変形(漏斗胸)
 2)肋間神経痛

12.呼吸不全
 1)急性呼吸不全
 2)慢性呼吸不全・急性増悪・肺性脳症(CO2ナルコーシス)
13.呼吸調節障害
 1)閉塞型睡眠時無呼吸症候群(O-SAS)
 2)中枢型睡眠時無呼吸症候群(C-SAS)
 3)肺胞低換気症候群,神経筋疾患に伴う呼吸不全
 4)過換気症候群

VI.お役立ちノート
1.カルテの書き方のコツ
2.診断書作成のコツ
3.プレゼンテーションのコツ(カンファレンス・回診)
4.コンサルテーションのコツ 〈野呂林太郎〉
5.お役立ちノートのコツ(文献の使い方)
6.病気の告知(患者とどう向き合うか,伝えるか)
7.医療連携