【監修】
工藤與亮（北海道大学大学院 医学研究院 放射線科学分野 画像診断学教室 教授）
【編集】
杉森博行（北海道大学大学院 保健科学研究院 医用生体理工学分野 准教授）

診療放射線技師が知っておくべき150以上の四肢・体幹の疾患について，どのような画像を撮影・撮像するべきか，その画像を撮影・撮像する際の医師の指示とその意味はどのようなものか，その画像は実際にどうやって撮影・撮像するかといった知識を身につけるための書籍。
「STEP 1 病気を知る・画像を知る」で，疾患の概要とその疾患の代表的な画像，画像所見を解説。「STEP 2 医師の指示と撮影・撮像技術」では，医師から診療放射線技師にその疾患の撮影・撮像についてどのような指示があるかを示し，その指示の意味と，画像の撮影・撮像技術を解説する。囲み記事「用語解説」も充実。

【目次】
1 章 総論
（1）CT・MRIの基礎
CT
MRI

2 章 胸部
1 肺
（1）呼吸器感染症
（2）肺がん
（3）肺良性腫瘍 ］
（4）びまん性肺疾患
過敏性肺臓炎
サルコイドーシス
特発性肺線維症
気管支拡張症
好酸球性肺炎
特発性器質化肺炎
肺気腫
（5）職業性肺疾患
（6）その他
気胸
無気肺
放射線肺臓炎
肺分画症
2 縦隔腫瘍
（1）縦隔腫瘍
前腸嚢胞
胸腺腫
3 胸膜
（1）胸膜・胸壁病変
胸水・膿胸
神経鞘腫
悪性中皮腫］
4 乳腺
（1）浸潤性乳管がん
（2）非浸潤性乳管がん

3 章 心臓・大血管
（1） 胸部大動脈瘤
（2） 大動脈解離
（3） 動脈管開存症
（4） 高安動脈炎
（5） 血管輪
（6） 大動脈縮窄症
（7） 左心不全
（8） 肺塞栓症
（9） 肺動静脈瘻
（10）虚血性心疾患
（11）弁膜症
（12）川崎病
（13）心室中隔欠損症
（14）心房中隔欠損症
（15）Fallot四徴症

4 章 腹部・骨盤部
1 食道
（1）消化管造影検査
食道がん
2 胃
（1）消化管造影検査
胃がん
3 腸
（1）消化管造影検査
大腸がん
4 肝臓
（1）肝炎・肝硬変
（2）肝悪性腫瘍－肝細胞がん，胆管細胞がん，転移性肝がん－
（3）非上皮性腫瘍－悪性リンパ腫－
（4）炎症性肝腫瘍－細菌性膿瘍，アメーバ肝膿瘍，炎症性偽腫瘍－
（5）びまん性肝疾患
（6）肝良性腫瘍
（7）小児肝腫瘍・先天疾患
5 胆道
（1）胆道結石
（2）胆嚢がん
（3）先天性胆道拡張症
（4）黄色肉芽腫性胆嚢炎
6 膵臓
（1）膵悪性腫瘍（浸潤性膵管がん）
（2）膵管内乳頭粘液性腫瘍（IPMN），膵内分泌腫瘍
膵管内乳頭粘液性腫瘍（IPMN）
膵内分泌腫瘍
（3）急性膵炎
7 副腎
（1）副腎皮質腫瘍（腺腫・腺がん）
（2）副腎髄質腫瘍（褐色細胞腫）
8 腎・尿路
（1）悪性尿路疾患（腎細胞がん）
（2）良性腫瘍（腎血管筋脂肪腫）
（3）尿管結石
（4）先天性腎尿路疾患（膀胱尿逆流症）
9 女性生殖器
（1）子宮悪性腫瘍－子宮頸がん，子宮体がん－
（2）子宮良性腫瘍－子宮筋腫，子宮腺筋症－
（3）卵巣嚢腫 －内膜症性嚢胞，成熟嚢胞性奇形腫，漿液性嚢胞腺腫，粘液性嚢胞腺腫－
（4）先天性女性生殖器疾患－子宮欠損，双角子宮－
（5）急性腹症を起こす女性生殖器疾患－異所性妊娠，卵巣出血－
10 腹部・血管
（1）腹部外傷
（2）血管－腹部大動脈瘤－
11 超音波検査（US）
（1）肝臓
（2）胆膵
（3）腎・尿路
（4）骨盤

5 章 骨軟部腫瘍
1 骨
（1） 骨軟骨腫
（2） 内軟骨腫
（3） 類骨骨腫
（4） 単純性骨嚢腫
（5） 非骨化性線維腫
（6） 線維性異形成
（7） 血管腫
（8） 巨細胞腫
（9） 脊索腫
（10）軟骨肉腫
（11）骨肉腫
（12）Ewing肉腫
（13）多発性骨髄腫
（14）転移性骨腫瘍
2 軟部
（1）脂肪腫
（2）血管腫
（3）神経原性腫瘍
（4）化骨性筋炎
（5）脂肪肉腫
（6）悪性線維性組織球腫

6 章 関節
1 肩関節
（1）肩関節脱臼
（2）腱板損傷
（3）投球障害肩
2 肘関節
（1）内側上顆炎
（2）離断性骨軟骨損傷（離断性骨軟骨炎）
3 手・手関節
（1）手根管症候群
（2）Kienb?ck病
（3）舟状骨骨折
（4）TFCC損傷
4 股関節
（1）大腿骨頸部骨折
（2）骨盤骨折（仙骨不全骨折）
（3）大腿骨頭壊死症
（4）発育性股関節脱臼
5 膝関節
（1）前十字靱帯断裂，後十字靱帯断裂，内側側副靱帯断裂
（2）半月板断裂
（3）脛骨高原骨折
6 足・足関節
（1）アキレス腱断裂
（2）距骨ドームの骨軟骨損傷