• HOME
  • 栄養学
  • 栄養学
  • 臨床栄養 2022年9月 肥満症の治療と栄養戦略(Vol.141 No.3)**医歯薬出版/4910093190921**

臨床栄養 2022年9月 肥満症の治療と栄養戦略(Vol.141 No.3)**医歯薬出版/4910093190921**

販売価格
1,870円(税込み)
Vol.141 No.3
出版社
医歯薬出版
分野
 
栄養学

電子版発売中です。(外部サイトへ移動します)

医書JP 電子版ページへ
医書JPご利用初めての方は、こちら >>>
冊子版 販売期間
2022/09/01~
ISJP ID
2205826030
商品コード
4910093190921
発行 2022年9月
サイズ B5 / 128p
ライフステージ・病態からみた

肥満症は糖尿病や腎障害などの健康障害をもたらすため,本来は早期から治療介入すべき疾患である.しかし,わが国では自己責任論(≒スティグマ)が根深く,結果として透析導入患者が増加するなど医療経済的な問題にまで発展している.治療の基本は食事,運動,行動療法による減量であるが,残念ながら長期的な有効性は証明されていない.肥満症は遺伝的素因,食欲中枢異常,心理社会的な問題などが密接にかかわっているからである.いま,肥満症治療は変革期を迎え,減量・代謝改善手術はもちろんのこと,15%以上の減量効果を誇る薬剤の登場もいくつか控えている.しかし,それらによる治療のみで患者の病態や精神心理面まで改善するわけではない.とくに栄養面は重要で,たとえ手術や薬剤の介入があったとしても,病態はあくまで摂取した栄養の量やバランスで決定される.
患者が出生時から老年期までの人生を歩む中で,どのライフステージや病態においても,肥満症の問題は原則減量が解決する.しかし,医療の現場では,小児科から成人科へのトランジション,外科やメンタルヘルスとの連携,健康障害に応じた各専門科との連携,設備や受け入れ体制など,未解決の問題が山積みである.栄養管理面でも,たとえば小児や高齢者,妊婦の場合,腎障害を合併している場合に,減量を優先すべきか,栄養素の配分はどうするべきか明確な指針が存在しないため,漫然とした食事指導がなされているケースは多い.今回の特集は「ライフステージ・病態からみた 肥満症の治療と栄養戦略」と題し,小児期については花木啓一先生に,内科的治療全般については川瀬弘多郎先生と田中智洋先生に,減量・代謝改善手術前後の栄養管理は鮫田真理子先生に,腎障害合併例については金居理恵子先生に,透析患者については廣木奈津子先生に,肥満合併妊娠については竹田善治先生に,老年期については竹本 稔先生にご執筆いただいた.各領域のジレンマに対して最新の知見がわかりやすく解説されており,肥満症治療にかかわる管理栄養士はぜひ一読されたい.肥満症は心身両面に関与する「リバウンドする病気」であり,多職種チームによるフォローアップが大切であるという理解がより進むことを期待する.